屋外撮影では背景をいろいろと考えられる。
まずは広い公園の緑。
遠目から望遠レンズを使い、絞りを開け気味にして撮ると、周囲がぼけてきれいな緑色になるので、被写体が引き立って見える。広い場所ならではのぼけ味を活かした撮影だ。
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撮影データ ISO200 f3.2 1/4000 -0.33ev 200mm ジャック・ラッセル・テリア |
ぼかした背景でも色には気を配りたい。
単純な緑だけでなく、アクセントを付ける意味で木立などを入れてみるのも良いだろう。
しかし、それがはっきりと写ってしまうとうるさくなるので絞りを開けて、同様に単純化した。
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撮影データ ISO200 f3.2 1/1000 1ev 200mm トイ・プードル |
花壇があったら、構図に花をとり込んでみるのも良い。
その場合、花をどの程度の量で取り込むか、またどの程度ボケさせるかモニターで見て判断してみよう。被写体と花の距離、使うレンズの焦点距離、絞りの開放値などを変えて撮ってみると、次の撮影の参考になるだろう。
背景に花壇を入れると彩りが鮮やかになる。
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撮影データ ISO200 f4 1/1600 0ev 120mm トイ・プードル |
被写体をアップにしても背景の花の色は効果的だ。
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撮影データ ISO200 f2.8 1/6400 1ev 180mm トイ・プードル |
被写体と背景の花の位置に距離があると、花はボケて色だけが添えられる。
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撮影データ ISO200 f5 1/1600 0ev 170mm ジャック・ラッセル・テリア |
まだ芝生が緑になっていない頃、咲いていたタンポポ花の中で撮ったら、早春の感じが出た。
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撮影データ ISO400 f2.8 1/6400 0ev 130mm ミニチュア・ダックスフント |
きれいな芝生がなかったので、背景の雑草をぼかして。
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撮影データ ISO200 f5.6 1/800 0.33ev 200mm ヨークシャー・テリア |
芝生の緑がなくてもレンガの石畳がきれいだったので。
このフレンチブルを斜光で撮ってみたら、彩りよく耳の血管が浮いて見えた。
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撮影データ ISO100 f8 1/250 0ev 174mm フレンチ・ブル |
狭い庭でも場所を選んで犬小屋の前で
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撮影データ ISO200 f3.5 1/2000 0ev 90mm ミニチュア・ブル・テリア |
花は背景だけでなく、副題としても効果的だ。
例えば、花の匂いを嗅いでいるところを撮ると…
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撮影データ ISO200 f3.5 1/250 0ev 180mm シベリアン・ハスキー |
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撮影データ ISO200 f4.5 1/800 0ev 200mm ゴールデン・レトリーバー |
小さな庭の片隅での撮影であっても、花を背景に絞りを開けて撮ると良い。
色とりどりのスポットライトのようだった。
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撮影データ ISO200 f2.8 1/6400 0ev 200mm |
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