Picasa3 徹底活用講座の第3回目をスタートです。
前々回は、Picasaの特長とインストールの方法、前回は気に入った画像に「★」(スター)マークを付ける方法、★マークを付けた画像(スターあり画像)だけ一覧表示する方法を解説しました。
そして宿題は、お手元の画像の気に入ったものすべてに「★」マークを付けることでしたね。
できましたか?
今回は、Picasa3 のレタッチ機能の初歩を解説します。
■Picasaではレタッチ編集しても画像ファイルは元のまま
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画像A |
画像をダブルクリック
ライブラリ画面で、レタッチしたい画像をダブルクリックして指定する。 |
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画像B |
きれいに補正されるかは運次第?
明るさと色合いを自動補正できる「I'm feeling Lucky」ボタンをクリックする。 |
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画像C |
自動補正が行われる
明るさと色合いが自動補正された。すべての補正機能は、実際に画像ファイルには行われず、Picasa画面上でのみ有効。 |
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画像D |
補正の結果は満足?
補正の結果に不満だったり気に入らなければ、更に別の補正を行っても良いし、「I'm feeling Lucky取消し」を押してキャンセルできる(1)。満足だったら「ライブラリへ戻る」をクリック(2)。 |
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画像E |
Are you feeling Lucky?
自動補正前と補正後の画像。こんな感じでワンクリック補正できたら満足? |
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ここでポイントです。
Picasaの特長でもあるのですが、Picasaでレタッチすると画面上は明るさやカラーが変更されて見えますし、再起動してもレタッチ編集した状態の画像が表示されますが、ディスク内に保存されている元の画像には手が加えられていません。元の画像は変更しないという思想に基づくものです。
※「スターありフォルダ」もPicasa上では一見、別のフォルダのようにも見えますが、画像のコピーなどは行っておらず、★マークが付いたディスク内の元の画像ファイルをまとめて表示しているにすぎません。
Picasaで操作して、画像を別のフォルダに(コピーして)保存したり、Webアルバムに転送する場合に、レタッチ内容が反映された画像として転送したり保存されたりします。
この仕様はとても合理的で便利ですが、初めて使う人、慣れていない人には注意が必要ですね。
Picasaでレタッチしたはずの画像を、Windowsでコピーしても、レタッチ前の元の画像のままなんですから。
関連記事: 「レタッチ補正した画像を保存する方法」
■I'm feeling Lucky!
レタッチしたい写真画像をダブルクリックすると、写真が大きく表示された編集画面に切り替わります。編集画面には基本的なレタッチ機能がいくつか用意されています。
例題のように、どのようにレタッチをしていいか解らない写真はお任せの自動レタッチ機能(明るさと色合いを最適に調整)を使ってみましょう。お任せの自動レタッチ機能とは「I'm feeling Lucky」ボタンのことです。
Googleの検索サイトにも「I'm feeling Lucky」というボタンがあるのをご存知ですか?
ユーザーが入力した検索キーワードに対して該当したウェブページの中から、最初に表示されるページを表示するお任せ機能なんです。それと同じ。Picasaの「I'm feeling Lucky」もお任せで最適と思われる自動機能…というわけです。
「I'm feeling Lucky」ボタンをクリックすると自動で明るさと色合いが補正され、その結果が画面に表示された写真に反映されます。
どうですか?
きれいに補正されましたか?
レタッチ結果が気に入らなかったら「I'm feeling Lucky 取消し」ボタンをクリックすれば元の状態に戻せます。このときボタンを幼くても、「ライブラリへ戻る」ボタンをクリックして、一度ライブラリ画面を表示し、再度、この編集画面に戻ってもやっぱり「I'm feeling Lucky 取消し」ボタンは表示されていて、元に戻せます。
いつでも戻せるんです。
■いつでも元に戻せる不思議
また、「I'm feeling Lucky」ボタンに限らず、「切り抜き」や「自動コントラスト調整」など、他のレタッチ機能でも同様にいつでも元に戻せます。複数の機能を重ねて実行しても同様に実行順に戻していくことができます。
元画像を更新して保存するのではなく、操作したレタッチ機能の度合い(パラメータ)を記憶しておき、画面上にレタッチ結果として表示している仕様なのでできる機能ですね。
だから安心していろいろとレタッチを試してみてください。
気に入った画像になったら「ライブラリへ戻る」をクリックして一覧(ライブラリ)画面に戻りましょう。
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