トピの母子が佇んでいた。
産まれて間もない子供に母親が寄り添っている。背景の山肌をぼかしてトピを浮き上がらせてみた。
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トピの母子
ISO2000 f3.5 1/500 -1.33ev 450mm |
トピは群れの中で一頭の見張りが蟻塚の上に立っていることが多い。
そんな姿を見ると私は言う、「トピと煙は高いところに登りたがる」と。
そのトピが母子で小高い丘の上にいた。
なぜ、そんなところに立っていたのかはわからないが、青空バックで撮れたのには感謝。
なかなか、このような写真は撮れないのである。
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トピの母子の絆
ISO200 f6.3 1/1000 0.33ev 200mm |
ハイエナは「草原の掃除屋」とか「腐肉を漁る」などと、よく言われるが、彼らは夜間、自分たちで狩りをして獲物を得ることが多い。時には群れで襲ってライオンの獲物すら強奪する。
でも、至って姿形は愛嬌があって、意外に女性のファンは多い。
日の出前に見たハイエナの群れ、何を目指して走っているのかはわからなかったが、丘の向こうに消えて行った。
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ハイエナの群れ
ISO1600 f7.1 1/200 -1.67ev 450mm |
そして陽が射し始めた頃のハイエナは、オドオドと走り去るのだった。
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オドオドと走り去るハイエナ
ISO800 f5.3 1/160 0.33ev 330mm |
これは失敗作。
露出補正はマイナスにすべきだったのだと後でいたく後悔したのである。
陽が昇ってからの数十分の斜光が好みだ。
この間にたくさんの動物に出会いたいと思うが、あれも撮りたい、これも撮りたいと欲をかくと、結局「虻蜂取らず」になってしまう。
良い被写体を見付けても数分で姿を消すものもいる。後を追えないのはオフロード(道からはずれること)ができない規則になっているからだ。だから撮る位置、角度は制限される。
昇ったばかりの朝陽に中に♂ライオンを見つけた。
願ったような逆光だ。
タテガミが光る。 ♂ライオンだけに感じる威厳をこの光で表現したいと思う。
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雄ライオンを逆光で捉える (1)
ISO1250 f7.1 1/800 -0.67ev 500mm |
ゆったりと座り込んでいる。
横顔が良いのか・・・・・
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雄ライオンを逆光で捉える (2)
ISO1250 f7.1 1/800 -0.67ev 500mm |
立ち上がったと思ったらオシッコをし始めた。
威厳も何もない。
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雄ライオンを逆光で捉える (3)
ISO1250 f9 1/1250 -1ev 500mm |
♂ライオンの吐く息が白く見える。
アフリカの朝は寒いのだと実感する。
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雄ライオンを逆光で捉える (4)
ISO1250 f8 1/1000 -1ev 500mm |
横を向いて何かを見つめている。
その目線を追って見ると、もう一頭の♂ライオンが。
兄弟なのだろうか。
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雄ライオンを逆光で捉える (5)
ISO1000 f5.6 1/1250 -1.67ev 450mm |
別の日の朝、♂♀のライオンを見つけた。
プライド(ライオンの群れ)から離れた♂♀のライオンを我々は「ハネムーン・カップル」と呼ぶ。
子作りの最中なのだ。
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ハネムーン・カップル
ISO500 f5.6 1/2000 -0.67ev 255mm |
このカップルが消えた後、木の上で騒ぐエジプトガンのカップルにレンズを向ける。
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エジプトガンのカップル
ISO500 f10 1/640 0ev 500mm |
雨期が迫り、鳥たちにも繁殖の時期が来たのだ。
愛を確かめるために鳴き交わしているのだろう。
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