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第18回 水中写真を手軽にカラー補正
水中写真のレタッチテクニック基礎講座 2006/08/23
 
1.F30で撮った水中写真はどうレタッチする?
2.あってもなくても困る青かぶり
3.不透明度で青みを調整

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全体的に眠く青みがかっている写真をカラフルにレタッチしましょう。 どのへんに注意したらいいのでしょうか?

 
NEWS
本題の前にちょっとしたお知らせなんですが、雑誌『日経アーキテクチュア』を発刊している日経BP社の建設・不動産専門情報ウェブサイト「ケンプラッツ」で、スタジオグラフィックスの出張所というべきコンテンツ「神崎洋治の建築写真レタッチ講座 SudioGraphics for Architect」を連載中です。イエイリ建設ITラボというコーナー内で、建築写真のレタッチ術を紹介しています。
第8回は邪魔な電線をレタッチで消去…そちらにもぜひアクセスして下さい。よろしくお願いいたします。

1.F30で撮った水中写真、どうレタッチする?
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 いよいよ夏休みも大詰め。みなさんはどうお過ごしでしたか?
さて、この夏の私の思い出は沖縄…スタジオグラフィックスの「デジカメPopEye」のFinePix F30活用記でも触れていますが、沖縄で水中写真を撮って来ました。

撮った写真はデジカメPopEyeの「〜水中写真を撮ってみた〜」や「〜浜辺のレジャーを撮る〜」をご覧頂くとしまして、それらのページに記載している画像のレタッチ方法を聞かれましたので、Photoshop Elements講座にて紹介しちゃおうかな、と思っています。もちろん、この講座は初心者向け講座ですから、むずかしい話は一切なし。超簡単に水中写真をレタッチする方法としてご紹介します。

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画像A
F30で撮影したクマノミの写真画像(左)。自動補正するだけで美しい写真(右)に仕上がります。ところが…

 

2.あってもなくても困る「青かぶり」
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画像B
オヤビッチャやキュセンなど、フレンドリーなサカナ達囲まれた楽しいひとときをスナップ。でも青過ぎる感じがします。

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画像C
そこで、Photoshop Elementsの自動スマート補正をかけると、この通り青かぶりがきれいに補正されました。でも、これはこれで雰囲気が足りない・・?

 

今回、F30に水中ハウジングを装着して撮影(ストロボは内蔵のみ)したのですが、コンパクトデジカメで撮影した水中写真は光量が足りないために、一般に青みがかった色合い(青かぶり)になりがちです。
特に自然光のみで撮影したり、ストロボが届かない遠くの被写体を撮った場合は、赤系統の色が失われて寂しい色合いになってしまいます。

とはいえ、海の中の写真ですから、青みがかっていないと雰囲気がなくなってどうもイマイチ…

まずは思い切ってPhotoshop Elements4.0Jの「自動スマート補正」コマンドを実行してみましょう。Photoshop Elementsは水中写真が青かぶりの状態だと判断して、たいていはカラフルな色合いに補正してくれます(とても優秀な補正能力だと思います)。

ところが、きれいに補正された写真…それはそれで水中写真としては不満なのです。つまり水中っぽくない。水中で見た記憶色のようにカラフルを望む反面、水中っぽさも残したい…とまぁ、ユーザはいつもワガママなのです。

 

3.不透明度で青みを調整
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画像D
元の画像に切り替えて、ふたたびクリップボードにコピーします。

画像E
メニューバーから「選択範囲」→「すべてを選択」をクリック。

画像F
画像をコピー&ペーストすると、背景とレイヤー1の両方に同じ画像が二重に表示された状態になります。

画像G
レイヤー1の画像に、メニューバーから「画質調整」→「自動スマート補正」を実行します。

画像H
レイヤー1の画像の青みがきれいにとれた画像に補正されました。前述の画像A(右)の状態。

画像I
「不透明度」のスライダーを左に動かします。レイヤー1の画像が透けて、背景画像がうっすらと見えてきますので、ちょうどいい感じのところまでスライダーをとめて完成です。

 

 では、クマノミの写真を使って、具体的な手順を紹介していきましょう。まずはF30で撮影したままのクマノミの写真を開きます(画像D)。やっぱり当然ながら青かぶりしていますね。

まずは画像をコピーして重ねる

メニューバーから「選択範囲」→「すべてを選択」を選択し、画像全体を範囲指定します。続いて、メニューバーから「編集」→「コピー」を選び(Windowsのクリップボードに画像全体がコピーされます)、続けて「編集」→「ペースト」を行うと、新しいレイヤーができて同じ画像が貼り付けられます。

パレットエリアのレイヤーを見ると、2つのレイヤーに同じ画像があることが解ります。
これは「背景」と「レイヤー1」というふたつのレイヤーにそれぞれ同じ画像が存在していて、上にある「レイヤー1」の画像が見えているということを意味しています。

レイヤー1に補正をかける

次に「レイヤー1」の画像に対して、Photoshop Elements4.0Jの「自動スマート補正」を実行します。
メニューバーから「画質調整」→「自動スマート補正」を実行します。

自動スマート補正を実行する前の写真(左)と実行後の写真(右)です。右の写真は水族館のようにきれいに補正されました。むしろオモチャのように不自然な印象と感じる人もいます。

不透明度を調節する

レイヤー1には補正後の写真がありますので、レイヤーパレットの「不透明度」欄のスライダーを左に動かし、不透明度を下げてみましょう。レイヤー1の画像が透明になっていき、背景画像が透けて見えるようになります。こうして、きれい過ぎる画像を通して青い画像を見ることができるようになりました。ちょうどいい水中の雰囲気が出ているところまで「不透明度」のスライダーを動かせば作業は完了です。
画像ファイルを保存しましょう。

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これが完成した画像。

更に、鮮やかな青みを出したい場合は、「第6回 公園の池をエメラルドビーチに? 魔法の手動カラー補正」で紹介したレタッチ技で青みの彩度を高めると海らしい感じが一層、強調されます。

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※Photoshop等はアドビシステムズ社の商標です。
 
初出:2006/08/23
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