画像D
元の画像に切り替えて、ふたたびクリップボードにコピーします。
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画像E
メニューバーから「選択範囲」→「すべてを選択」をクリック。
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画像F
画像をコピー&ペーストすると、背景とレイヤー1の両方に同じ画像が二重に表示された状態になります。
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画像G
レイヤー1の画像に、メニューバーから「画質調整」→「自動スマート補正」を実行します。
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画像H
レイヤー1の画像の青みがきれいにとれた画像に補正されました。前述の画像A(右)の状態。
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画像I
「不透明度」のスライダーを左に動かします。レイヤー1の画像が透けて、背景画像がうっすらと見えてきますので、ちょうどいい感じのところまでスライダーをとめて完成です。
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では、クマノミの写真を使って、具体的な手順を紹介していきましょう。まずはF30で撮影したままのクマノミの写真を開きます(画像D)。やっぱり当然ながら青かぶりしていますね。
●まずは画像をコピーして重ねる
メニューバーから「選択範囲」→「すべてを選択」を選択し、画像全体を範囲指定します。続いて、メニューバーから「編集」→「コピー」を選び(Windowsのクリップボードに画像全体がコピーされます)、続けて「編集」→「ペースト」を行うと、新しいレイヤーができて同じ画像が貼り付けられます。
パレットエリアのレイヤーを見ると、2つのレイヤーに同じ画像があることが解ります。
これは「背景」と「レイヤー1」というふたつのレイヤーにそれぞれ同じ画像が存在していて、上にある「レイヤー1」の画像が見えているということを意味しています。
●レイヤー1に補正をかける
次に「レイヤー1」の画像に対して、Photoshop Elements4.0Jの「自動スマート補正」を実行します。
メニューバーから「画質調整」→「自動スマート補正」を実行します。
自動スマート補正を実行する前の写真(左)と実行後の写真(右)です。右の写真は水族館のようにきれいに補正されました。むしろオモチャのように不自然な印象と感じる人もいます。
●不透明度を調節する
レイヤー1には補正後の写真がありますので、レイヤーパレットの「不透明度」欄のスライダーを左に動かし、不透明度を下げてみましょう。レイヤー1の画像が透明になっていき、背景画像が透けて見えるようになります。こうして、きれい過ぎる画像を通して青い画像を見ることができるようになりました。ちょうどいい水中の雰囲気が出ているところまで「不透明度」のスライダーを動かせば作業は完了です。
画像ファイルを保存しましょう。
これが完成した画像。
更に、鮮やかな青みを出したい場合は、「第6回 公園の池をエメラルドビーチに?
魔法の手動カラー補正」で紹介したレタッチ技で青みの彩度を高めると海らしい感じが一層、強調されます。
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