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フォトショップ・エレメンツ de ゴーゴー!
第6回 公園の池をエメラルドビーチに?
魔法の手動カラー補正 2005/10/26
 
1.補正効果ののデモ
2.青い空、僕が見たのはもっとブルーブルースカイなのさ!!
3.なにごとも適度に? 公園の池をエメラルドに変える

 
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ちょっとした色補正で写真がガラリと変わる?
身近な公園が英国ケンブリッヂになる?
ホンマかいな。

 
1.補正効果のデモ
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 あっという間に第6回めを迎えたフォトショップ・エレメンツ de ゴーゴー! みなさん、楽しんで頂いていますでしょうか?
なになに?
堅すぎてつまんない? ふむふむ。
なになに?
写真レタッチ講座のように豊胸ネタをやれ? ふむふむ。
なになになに?
もう少し刺激的なヤツをやれ? ふむふむ。

 どーも、これらには身内がチャチャを入れているご意見も混ざっている様子ですね(笑)。しかし、まぁ豊胸ネタは置いといたとしても、もう少しゆるい、刺激的なネタをたまにはやらないとつまんないですよね。

というわけで今回は、カラー補正の話と、ちょっと刺激的なおちゃらけたテクをば。

 さて、前回は自動画質補正を紹介しました。ワンボタンで明るさや色を調整してくれる便利な機能です。ところで前回のサンプル画像なんですが、自動補正を行った結果が素の画像より悪くなったと感じた人もいたようです。もっと自動画質補正で画質が良くなる、「補正効果のデモ」をして欲しい、という声を頂きました。

 まずは、前回のサンプル写真についての補足ですが、キヤノンEOS Kiss Digital独特の赤みかがった健康そうに見える肌の色合いと、私が撮ったハイキーめな露出を見事に、Photoshop Elementsは真実に近い風景に補正してくれました。これはソフトウェアとしては正しいことです。実際、やってみると解りますが、Photoshop Elementsの自動スマート補正はとても高機能だと断言できます。今まで「Photoshop 6.0」あたりを使っていた人が見ると自動補正の進化が実感できるのではないでしょうか。
 しかし、当然の話ですが、あくまで自動画質補正とは必ずしもユーザーの思い通りには補正してくれない・・そういうものなのです。前回の講座は、失敗した写真を蘇らせるための自動画質補正の良さを解説したのではなくて、自動画質補正はどのように写真を変えるかを紹介したものです。

 次に失敗した写真を蘇らせる「補正効果のデモ」が見たいというご要望にお応えすることにします。
 デモをするには、下記のような写真の例が適切かと思います。EOS Kiss Digitalで測定のため試しに撮影した露出アンダー気味(被写体が暗い)の写真です。薮田氏の撮り方講座でも同様の失敗例が出ていますので、アンダーめな写真を撮らないようにする方法はそちらを見て貰うとして、こちらはエレメンツによる補正をば。
外から挿し込む光に引っ張られて、カメラが自動で決めた露出がアンダーになってしまい、肝心の被写体が暗めに写ったわけです。この失敗をリカバリする、つまり露出ミスを適切に補正してくれる自動画質補正は「スマート補正」だけでしょう。「スマート補正」ボタンをポチッと押すだけでこのようにアンダー部分の明るさを持ち上げて、黒くなっていた部分の階調を取り戻してくれます。

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自動スマート補正前(左)と補正後(右)の画像

 いや、まだまだ? ひょっとしたら下のような極端な例を期待している読者の方もいらっしゃるかもしれませんね。が、しかし、残念ながらここまで被写体が真っ黒だと、色情報が失われているために自動で露出を補正したところで、まともな色は戻ってきません、そうきれいな写真にはなりません。情報がないものは取り戻せないのです。

自動スマート補正前(左)と補正後(右)の画像(拡大表示はありません)
本文とはまったく関係ないですが、この写真で海夏の世話をしているエプロン姿の、ちょっとずんぐりむっくり気味な女性は、実はスタグラでは妖艶な熟女を演じている、あの澤ぐ・・・バキッ!! ほげぇっ!! ふごぉぉぅ!! い・・言いません、ごめんなさい!!

 これが「補正効果のデモ」ということになります。

 

2.青い空、僕が見たのはもっとブルーブルースカイなのさ!!
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 では、本題に戻ります(ここからが本来の今回のテーマです)。

 自動画質補正はとても簡単に補正ができますが、「良い写真」「思ったような写真」になるとは限りません(私は前回から自動画質補正で「きれいになる」「良くなる」とは言ってないんです)。そもそも「きれい」「良い」と感じるかどうかは個人の主観ですから人それぞれです。前回の写真を見比べて(もしくは上記の写真を見比べて)、補正前と補正後でどちらが良い写真と思うかは人によって違うのだろうと思います。

 よくニコン派とキヤノン派とか言いますが、実際の色(真実の色)で表現するか、きれいに感じる色で表現するか、カメラ(または、そのメーカー)によっても色の表現方法は分かれます。前回の補正前の写真は撮影者の好みで故意にハイキー(ずいぶんと明るめ)に撮られた写真であって、しかも全体的に赤っぽいのです。暖かい感じがするでしょ。日本人は比較的肌が黄色いのですから、真実を追究すると黄色っぽくなり、それ故に真実より赤っぽい肌に色作りするときれいに見えるのです。

 自動の「補正」とはあくまで「データ的に」良いだろうと思われるものに変えることです。それが「明るさ」であれば、幅広くデータが分布するように調整します。「色」であれば、白であろうものが白に見えるように全体を振るひとで色かぶりを除去します。ちょうど上記の写真が例になるので使いますと、調整後の色は現実の色に近いのですが、露出アンダーが調整され、赤が薄れた分だけ、陽の光の存在感と暖かみが薄れている、とも言えるでしょう。

 きれいな写真、良い写真を決めるのはあなたの目です。ソフトウェアやデータではありません。また、レタッチでできることは写真をきれいに補正するだけではなく、色を自在に操ることでもあります(今はできなくても・・)。そこで、今回は色を自在に操る・・その第一歩をなんとなくお知らせ致します(館内放送かよ)。

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画像A ブルー・ブルー・スカイの演出
いつか見た青い空 。 左が元画像、右が特定の色(ブルー)だけ補正した画像。右のような色遣いの写真が欲しいときもありますよね。というか僕の目にはその日の空はこう見えたのです。これは自動画質補正ではなんどボタンをポチッしても出せません。 ・・・だから作るんです。

 上の写真は空のブルーを演出した写真です。ふむ、補正と呼ぶべきか演出と呼ぶべきかは私にもよく解りません・・が、右の写真の空はわざとらしい青であるとともに、ハッとする青でもあります。右の写真を望むなら、カラーを制御するテクが必要です。前々回、次回予告で「空の色をもっとブルー系に補正する方法」を解説します、と書きましたが、いよいよその手順を・・・。

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画像B

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画像C
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画像D

 


 

 Photoshop Elementsの場合、特定の色の補正は「色相/彩度」で調整するのが便利です。補正したい色が青の場合は、次の手順でやってみて下さい。

  1. 写真を「スタンダード編集」モードで開きます。(画像B)

  2. メニューバーから「画質調整」-「カラー」-「色相/彩度」を選択します。(画像C)

    「色相/彩度」画面では「ブルー系」などマスター以外の選択肢を選択した後、下の方にあるスポイトのボタンから「サンプルに追加」を選択します。カーソルがスポイトの形状になったことを確認したら、変更(調整したい)したい青空の部分をクリックします。クリックすると「色相/彩度」ウィンドウのカラーバー間のスライダー部分が移動します。

  3. スライダーをドラッグして色補正します。
    (画像D)

    色の調整は「色相」「彩度」「明度」のスライダーをマウスでドラッグして行います。どのスライダーを動かすと、どんな風に色が変わるのか、いろいろいじってやってみると良いでしょう。
    色相とは、赤・緑・青などのバランス、彩度は濁りを調整します。明度はあかるさです。

 

例では、ブルーの色相と彩度をそれぞれ「+」にスライドし、画面Aのような空の色に変更しました。この空の色は付けて「ちょっと、わざとらしいけれどなんか凄い系の青空(なんだそりゃあ(笑))」です。

 

 

 
3.なにごとも適度に? 公園の池をエメラルドに変える
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 同じようにこの手法を使って、芝のグリーンを補正して演出したり、紅葉や花の色をきれいに演出することもできます。ただ、前半で解説したように、使いすぎると真実の色からどんどんと離れていき、それに連れてどんどんとむなしくなるので(笑)、ご注意を・・・。

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英国風の芝に演出
隣の公園をケンブリッジの公園に変える(笑)。 きゃーーっ、これがやりたかった!?
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芝の色を変更した手順
1.「グリーン系」を選択、2.サンプルに追加を選択、3.スポイトで芝をクリック、4.色相のスライダーを右に
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エメラルドグリーンの演出 (やりすぎ?)
公園の池をエメラルドビーチに変える(汗;)。・・・・変えたけど・・・これは・・・
ちょっとやりすぎだね・・・
これじゃバスクリン?

次回もお楽しみに。

 
※Photoshop等はアドビシステムズ社の商標です。
 
初出:2005/10/26
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