|
画像C Photoshop Elements6.0のスタンダード編集モードで、レタッチ修整したい写真を開きます。 |
|
画像D Photoshop Elements6.0には、4つの範囲選択ツールがあります。ツールボックスから選択できます。 |
|
画像E
1.「クイック選択ツール」を選択します。
2.「+」(選択範囲に追加)が便利です。
3.選択範囲の精度(自動判別の細かさ)を調整できます。 |
|
画像F 被写体をなぞると、輪郭が範囲選択されます。余分に選択されたところは後で「Alt」キーを押しながらなぞって削除します。 |
|
画像G 被写体がひととおり選択できました(初心者向けの解説なので精度の細かい操作はしていません)。 |
|
画像H 「境界をぼかす」を選択します。 |
|
画像I ぼかす半径を数値で指定します。 |
|
|
まず、被写体を範囲指定します。範囲指定のテクニックはあらゆるレタッチの基本と言えるもので、プロの仕事になるほど、範囲選択に膨大な時間を費やします。
しかし、ここは超初級向け講座なので、妥協は承知で難しい手順ではなく、最も簡単でそれなりに効果が得られる方法でいきましょう。
Photoshop Elements 6.0では、選択範囲で有効な5つのツールが用意されています。「なげなわツール」「マグネット選択ツール」「多角形選択ツール」「自動選択ツール」「クイック選択ツール」です。そのツールを場面場面で使い分けるのですが、今回は「クイック選択ツール」で操作してみましょう。
【選択範囲ツール】
なげなわツール
マウスで任意に範囲をなぞって指定する。
人の意志と判断で範囲指定したいときに使う。細かいマウス操作が必要なので、きれいに作業するには上級者のスキルが必要。
マグネット選択ツール
被写体の縁をなぞると自動指定される範囲指定の方法。なぞった部分のカラーや模様をPhotoshop Elementsが解析して自動で輪郭を抽出して範囲選択してくれる。粗いマウス操作でも範囲指定が楽に行える初中級者向け。
多角形選択ツール
マウスでクリックした点と点を直線で結ぶ範囲選択ツール。四角や六角、建物や家電製品など、直線のフォルムの被写体を選択するのに適する。
自動選択ツール
クリックした部分の近似色をPhotoshop Elementsが解析して、自動で輪郭を判断して指定してくれる。ベタやベタに近い色で塗られた輪郭を範囲選択したいときに便利。点で指定するので初心者にも便利。
クイック選択ツール
マグネット選択と同様に、カラーや模様をPhotoshop Elementsが解析して自動で輪郭を抽出して範囲選択する機能で、マウスでドラッグした部分を自動的に高度に解析して範囲を抽出する。マグネット選択ツールと自動選択ツールの中間のような指定の操作が可能なので、初心者にも使いやすく、高度な範囲指定ができる。
ツールボックスから「クイック選択ツール」をクリックして選択します。画面上部のオプションバーの「+」(選択範囲に追加)が選ばれていることも確認しておきましょう。
「クイック選択ツール」を選択したら、被写体の輪郭付近をマウスボタンを押したままなぞっていくと、なぞった部分のカラーや模様を解析して輪郭を判断し、範囲選択されることが解ります。
そのまま被写体の色合いや模様が変わったところを横断するようになぞります。一気になぞってもOKですし、少しずつクリックしながら指定してもOKです。。
いま行った範囲選択をやり直したいときはメニューバーの「編集」→「クイック選択の取り消し」を選びます。
余計な部分が選択されてしまった場合は、キーボードの「Alt」キーを押しながら、取り消したい範囲選択の部分をなぞります。
ひととおり被写体が範囲選択できたら完了です。
次に選択範囲の境界をボカします。境界をボカすのは、被写体の輪郭をはっきりしたり、背景をボカしたり、といった操作を行った際、効果が現れる部分に違和感を残さないためです。
メニューバーから「選択範囲」→「境界をぼかす」を選択し、「境界をぼかす」ダイアログでぼかしたいピクセル値(画素値)を入力します。
どのくらいの数値を入力するかは画像のサイズや解像度によって異なりますが、デジタルカメラで撮影した原寸で操作を行っている場合は、最初は大きめの数値10〜20程度を指定してみてください。
|