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画像C
ツールバーから「クイック選択ツール」をクリックして選択します。
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画像D
画像例の赤線のように、飛行機の機体の際に沿ってやや内側をマウスでドラッグしてなぞります。
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画像E
[A]の「選択範囲に追加」が選択されているときは、後からマウスでなぞったところが選択中の範囲に追加されていきます。
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画像F
メニューバーの「選択範囲」→「境界をぼかす」を選択し、「境界をぼかす」ウィンドウ(ダイアログ)を表示します。ぼかす範囲を数値で指定します。
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画像G
メニューバーから「編集」→「コピー」をクリックして選択します。
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画像H
メニューバーから「編集」→「ペースト」をクリックして貼り付け、レイヤーパレットを見ると、飛行機の機体部分だけが新規レイヤーとして貼り付けされているのが解ります。「レイヤー」パレットで「背景」をクリックして選択します。
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流し撮りは背景のブレによって迫力を表現しています。そう、被写体ごとブレてしまってはただの手ぶれ写真ですよね。そのため、まず被写体と背景を分け、背景だけにスピード感溢れるブレ(ぼかし)を施します。
被写体と背景を分けるために、選択ツールを使って被写体だけを範囲選択します。
Photoshop Elementsの場合、使いやすい選択ツールはいくつか用意されていますが、Photoshop Elements 6.0では「クイック選択ツール」を使用するのがお勧めです(画像C)。
クイック選択ツールは、マウスでなぞった地点から一定の範囲をPhotoshop Elementsが解析し、コントラストの違いによって輪郭を自動判別して範囲を指定するツールです(画像D)。
「なげなわツール」など、正確なマウス操作が必要なツールと異なり、輪郭を自動判定してくれるので、マウス操作が苦手な人でも利用しやすいツールです。
飛行機の機体の際に沿ってやや内側をマウスでドラッグしてなぞります。最後まで一気になぞる必要はありません。
また、ドラッグでなくクリックしてもある程度自動で範囲を選択してくれます。なお、余分なところまで選択されてしまった場合は、余分な選択部分を「Alt」キーを押しながらドラッグ、またはクリックすると範囲から除外できます。画像によっては除外の方が的確に判別できる場合もありますので、余分に選択されても除外すればいい、といった気持ちで試してみてください。
被写体を選択したら、次に選択した範囲をぼかします(画像F)。コピーして貼り付けた機体の部分が背景となじむようにするためです。
「境界をぼかす」ウィンドウ(ダイアログ)を表示し(画像F)、ぼかす範囲を数値で指定します。小さい数値を入れると背景のボケが少なく、貼り付けたときに背景との切れ目がくっきりとします。大きい数値を入れるとボケる範囲が広くなり、背景との切れ目が自然に見えますが、大きすぎるとそれも不自然です。
適切な数値は画像のサイズや被写体などによっても異なります。ここでは「5」を指定しています。
次に選択範囲の画像、すなわち機体の部分をコピー&ペーストします(画像G)。ペーストすると画像は自動的に新規作成されたレイヤーに貼り付けられます。ここから先はレイヤーパレットを見て、背景レイヤーか、機体のレイヤーかを確認しながら、レタッチ加工の操作をしていきましょう。
レイヤーパレットが表示されていない場合は、メニューバーから「ウィンドウ」をクリックし、「レイヤー」をクリックし、チェックされている状態にします。
ペーストした時点では背景と貼り付けた部分の画像に違いがないので、ワークスペースの画像ではわかりにくいですが、「レイヤー」パレットを見るとレイヤーが2つになって飛行機の機体画像のレイヤーが作られていることが確認できるでしょう(画像H)。
その「レイヤー」パレットで「背景」をクリックして選択します。
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