●スライドショーエディターの概要
「スライドショーエディター」が起動します。
まずはスライドの表示順を確認しましょう。画面下の画像が並んでいる部分がタイムラインとなっていて、この順番で画像が表示されていきます。画面例ではひとつの画像が5秒ずつ切り替わる設定となっています(表示秒数を変更したい場合はタイムラインのサムネイル(縮小)画像の下の秒数▼をクリックします)。
白く表示されている画像が画面上に大きく表示されています。
画像E
スライドショーエディターの操作画面。まずはタイムラインに並んだ画像(赤)、その間の切り替え効果(青)、プロパティ(黄色)、再生ボタン(緑)に注目して下さい。 |
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画像と画像の間にある少し小さなアイコンが「切り替え方法」(画面の青枠)で、画像が切り替わるときに、フェード、ワイプ、ブラインドなどのいろいろな効果を指定することができます。初期値はフェードで、画面が薄くなって切り替わるフェードイン/フェードアウトです。
タイムラインの画像や切り替え方法のアイコンを選択したときは画面右の「プロパティ」(黄色枠)が切り替わり、様々な設定変更ができる状態になります。
言葉で説明しても難解かもしれないので、この状態で再生ボタンを押してみましょう(画面の緑枠)。タイムライン上の画像の白枠が切り替わりながら、大きく表示された画像も切り替わり、「切り替え方法」の効果も確認できると思います。
画像F
タイムラインの「切り替え方法」アイコン右の三角マークをクリックして一覧リストは表示します。 |
画像G
BGMを入れるには「メディアの追加」をクリックしてオーディオを追加します。 |
画像H
あらかじめ用意された楽曲から選ぶのが簡単です。再生ボタンで曲の内容を確認できます。 |
画像I
「スライドをオーディオの長さに合わせる」をクリックすると画像の表示秒数を自動的に調整することができます。 |
画像J
「メディアを追加」をクリックし、写真整理モードかフォルダから画像を選択して追加できます。 |
画像K
画像をクリックして選択(1)、「テキスト」をクリック(2)、表示したい文字装飾をダブルクリック(3)、キーボードから文字入力(4)して「OK」。 |
画像L
入力した文字は好きな位置に動かしたり、「プロパティ」欄でフォントや大きさ、装飾を変更することができます。 |
画像M
「Web用に保存」GIFを選択し、透明GIFをチェックして画像を保存します。 |
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「切り替え方法」を変更したい場合はアイコン(画面の青枠)をクリックして、画面右の「プロパティ」に表示された「切り替え方法」の時間やリストから変更を行います。もしくはタイムラインの「切り替え方法」アイコン(画面の青枠)右の三角マークをクリックしても一覧リストは表示します(画像F)。すべての切り替え方法をいつか津で変更することも、すべて異なる切り替え方法に設定することもできます。
●BGMを入れる
スライドショーにBGMを指定することができます。BGMはCDなどからリッピングしたお気に入りの楽曲を指定することもできます(もちろん著作者の権利を守り、法律の範囲内で運用しましょうね)。Photoshop Elementsにはいくつかのサンプル曲が入っていますので、まずはそれを利用してやってみるのもいいでしょう。
メニューの「メディアを追加」をクリックします(画像G)。あらかじめリッピングした楽曲(MP3、WAVEファイル、WMAファイル)を選択したい場合は「フォルダからオーディオを追加」を選択します。今回はPhotoshop Elementsに用意されたオーディオ(曲)を使いますので「写真整理モードからオーディオを追加」を選択します。
「オーディオを追加」画面(画像H)からBGMにしたいオーディオを選択して「OK」をクリックします。曲の感じを確認したい場合は、選択して「再生」をクリックすると曲が流れます。
オーディオを選択するとタイムライン上にファイル名が表示されます。「スライドをオーディオの長さに合わせる」をクリックすると画像の表示秒数を自動的に調整することができます。
オーディオと同様に、画像を追加することもできます。メニューの「メディアを追加」をクリックし、写真整理モードかフォルダから直接、画像を選択して下さい。画像を追加すると画像表示の時間とオーディオ再生の時間に差異ができますので、再び「スライドをオーディオの長さに合わせる」をクリックすると時間を合わせることができます。
●テキストを入れる
スライドショー再生中に文字を表示することができます。
表示したい画像をクリックして選択し(画像Kの(1))、「エクストラ」欄から「テキスト」をクリック(2)、表示したい文字装飾をダブルクリックして(3)、表示したい文字をキーボードから入力して「OK」をクリックします(4)。
一旦、入力する文字を決定した後で、入力した文字を好きな位置に動かしたり、「プロパティ」欄で文字のフォントや大きさ、装飾、透明度などを変更することができます(画像L)。
BGMやテキストを入れたら「再生」ボタンを押してスライドショーのイメージを確認してみましょう。再生は選択している画像から再生されます。
●プロジェクトの保存
画面左上の「プロジェクトを保存」をクリックすると作ったスライドショーのデータ(プロジェクトと呼びます)を保存することができます。フォトブラウザの一覧の中に保存されるので、いつでも呼び出して編集や追加、修正ができます。
●スライドショーを作品として出力する
できあがったスライドショーのプロジェクトは、折角ですから再生して楽しめるファイルに出力したいですよね。
出力できる形式はムービーファイル(.wmv)かPDFファイルです。
ムービーファイル(.wmv)はWindows Media Playerで再生できる動画ファイルです。画像の表示はもちろん、切り替えやBGMなど、すべてのスライドショー効果を動画として再生できるファイルを自動的に作ってくれます。
一方、PDFはみなさんもよくご存じの書類ファイルです。電子カタログや説明書に利用されています。原則として書類ファイルなので、BGMや切り替え効果などの一部が省略され、クリックして画像をページめくりする感じのものになります。ただし、動画ファイルと比較してファイル容量は小さいのでインターネット等で配布するにはいいかもしれません。
これらのファイルを作成する操作は画面上のメニューの「出力」ボタンをクリックし、「スライドショーを出力」(画像M)から、ムービーファイルかPDFファイル、どちらかを選択します。またスライドのサイズも指定できます。大きな数値のサイズを指定するほど高画質になりますが、ファイル容量も大きくなります。サイズについて詳しい情報を知りたい場合は「詳細」ボタンをクリックすると良いでしょう。
保存先を指定して作業完了です。それぞれ出力するのにあめ程度の時間がかかりますが、作業中を示す情報バーが表示されますので目安として下さい。どれだけ時間がかかるかは、スライドショーの長さ、サイズ、効果の多さなどによって大きく異なります。
出力されたファイルは指定したフォルダに保存されます。写真整理モードに追加することもできます。ダブルクリックしてWindows Media PlayerやAdobe Readerなどで楽しんで下さい。
画像N
スライドショーで作成した動画ファイルをWindows Media PlayerでBGM付きで再生しているところ。遊びや仕事に、いろいろなシーンで活用できそうですね。 |
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