Photoshop Elementsのさまざまな文字装飾機能を紹介
私たちも写真にテキスト文字を入れる機会は多いと思います。 ウェブデザインを行っている人はもちろん、ブログやウェブアルバム、キャプションなど、写真に解説の文字を入れることはよくあります。
暗いバックには明るい色の文字を使ったり、カラーチャートの反対色を使ったりなど、文字が沈まないよう工夫しますよね。
そう、背景がベタな色なら問題ないのですが、様々な色が使われている写真に文字を乗せるとき、文字の色は悩みの種です。
例えばこんな感じ。
上の画像Aのように、テロップには白い文字がよく使われますが、背景が明るいとどうしても視認性が落ちてしまいます。上の画像でも「Photoshop Elements」と表示しているのですが、「Photoshop」の文字は確認が難しい状態です。
そこで使いたいのが文字の縁取り。アウトラインと呼ぶこともあります。 こんな感じです。
これなら背景の色や明るさに左右されずに、文字が認識しやすくなりますね。テレビ番組や動画では画面の背景が次々に変わりますので、テロップに縁取りは必須なのです。
さて、Photoshop Elements 8 での操作は簡単です。 まずは画像を開いて通常通り、ツールボックスの「文字ツール」を選択して、キーボードから文字を入力します。
文字を入力して(「ENTER」で決定)、「移動ツール」などを選ぶと文字入力が決定され、文字がバウンディングボックス(テキストボックス)で囲まれます。 これを右クリックしてポップアップメニューをから「レイヤースタイルを編集」を選択します。
「スタイル設定」ダイアログが表示しますので、「境界線」をクリックして選択します(画像E)。 「サイズ」のスライドバーを右にドラッグするとテキストの縁取りが大きくなりますので、好きな太さに調整します。また、「カラー設定」をクリックするとカラーパレットが表示され、縁取りの色を任意に選択することができます。
下の画像Fは、「サイズ」のスライドバーをドラッグして、テキストの縁取りを変更した例です(クリックで拡大画像を表示します)。スライドバーを右にドラッグすると太くなりますので用途や目的に合わせて、好みの太さに調整します。
縁取りのカラーを透かすこともできます。 「不透明度」欄が「100%」のときは透けていませんが、スライドバーを左に移動すると縁取りが透けます。
「レイヤースタイルを編集」を使うと、同様の操作で文字に影を付けたり、光らせることができます。
「レイヤースタイルを編集」ダイアログで「ドロップシャドウ」を選択すると、文字に影がつきます(影付き文字)。
影の角度やサイズ、距離、不透明度を設定できます。
下の画像のように「距離」を0にして、サイズを大きめに設定すると影で文字を囲むことができます。
また、下の画像のように、暗いバックに暗い色の文字を載せ、「スタイル設定」で「光彩」-「外側」を選択して文字の周りを光らせることもできます(光彩文字)。
他に、凹凸を付ける効果「ベベル」もあります。
※本文内のAdobe Photoshop Elements 8 は、報道関係者向けに提供されたベータ版を使用しています。 画面デザインや機能など、製品版とは一部、異なる場合があります。