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夜景写真家・岩崎拓哉の夜景撮影講座 第79回 岐阜のパノラマ夜景撮り方

Posted On 2023 8月 04
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Photo : Takuya Iwasaki

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今月の「 岩崎拓哉の夜景撮影講座 」は「 岐阜のパノラマ夜景撮り方 」をお届けします。初の岐阜夜景の特集となります。 by 編集部<本記事は 2023 年 8 月現在の情報です。訪問した時期により状況が記事内容と異なる場合がございます。>

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第79回の記事では、岐阜県内の夜景について取り上げます。岐阜県は山から見下ろすパノラマ夜景のスポットがとても充実しており、観賞やドライブだけでなく、撮影にもおすすめできる場所が多数あります。本記事では、5箇所の夜景スポットを厳選して解説します。

写真1 金華山 展望公園から岐阜市中心部を撮影

[ ボディ:CANON EOS R6 / レンズ: CANON RF24-105mm F4L IS USM / 焦点距離:53mm / 撮影モード:マニュアル露出 / シャッター速度:13秒 / 絞り数値:F11 / ISO感度:400 / WB:白色蛍光灯 ]

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■岐阜夜景の特徴

岐阜県の人口は約199万人。愛知県に近い南部ほど人口密度が高いこともあり、夜景は愛知県や名古屋市と近い南部の方が圧倒的に美しい。岐阜県内の夜景スポットから愛知県内まで見渡せることから、人口規模以上に光量が多く、迫力ある夜景が楽しめる。山間部から観賞できる夜景スポットが充実しており、隣県から夜景目当てに訪問する価値も十分にあるだろう。

写真2 岐阜県の地図

岐阜県内は縦に長く、滋賀県・福井県・石川県・富山県・長野県・愛知県・三重県と接している。地図の色を塗りつぶしている市町村が本記事で紹介する夜景スポットとなる。(地図:CraftMap

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■岐阜の夜景撮影のポイント

岐阜県内での夜景撮影は特に難しいテクニックを要しないが、山間部からの夜景撮影がメインとなるため、春から夏の気温や湿度が高い時期は、夜景撮影には適さない。とはいえ、真冬は降雪などの影響で通行止めとなる場所もあるので、東京や大阪などの夜景スポット以上に、時期選びが重要となる。

写真3 金華山 第二展望台の駐車スペース

ここに写真の解説が入ります。ここに写真の解説が入ります。ここに写真の解説が入ります。ここに写真の解説が入ります。

(1)秋頃の訪問がベスト

岐阜県内は山間部の夜景スポットが多いため、冬に入ると降雪の恐れがあり、10~11月が特におすすめ。

(2)車移動が基本

公共交通機関だけで訪問できる夜景スポットは限られているため、自家用車やレンタカーでの移動が望ましい。なお、金華山や岐阜城はロープウェイが夜間営業をしている時期があり、時期限定で公共交通機関でもアクセスできる。

(3)標準ズームレンズを持参

パノラマ夜景なので、広角ズームレンズの出番が多いように思われるが、一部を切り取る構図の方が迫力が出せるため、標準ズームレンズ(35mm換算で24-105mm前後)のレンズが最も利用頻度が高くなる。

(4)懐中電灯など安全装備を持参

山間部は真っ暗な夜景スポットが多いため、懐中電灯などの持参はマストと言える。昼間のうちにロケハンをしておくと、より安心して夜景撮影を楽しめるだろう。

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■撮影スポット(1)金華山 第二展望台

金華山ドライブウェイにある展望台で、視界はそれほど広くないが、岐阜市内や愛知県一宮市方面が見渡せる。標準ズームレンズで街明かりを切り取るような構図であれば、迫力ある夜景写真が撮れる。駐車スペースは台数が限られるため、できるだけ平日の訪問がベター。(地図

写真4 岐阜市中心部を撮影


[ ボディ:CANON EOS R6 / レンズ: CANON RF24-105mm F4L IS USM / 焦点距離:45mm / 撮影モード:マニュアル露出 / シャッター速度:15秒 / 絞り数値:F11 / ISO感度:400 / WB:白色蛍光灯 ]

写真5 愛知県一宮市方面を撮影


[ ボディ:CANON EOS R6 / レンズ: CANON RF24-105mm F4L IS USM / 焦点距離:76mm / 撮影モード:マニュアル露出 / シャッター速度:6秒 / 絞り数値:F11 / ISO感度:400 / WB:白色蛍光灯 ]

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■撮影スポット(2)池田山

岐阜県内で最大級の夜景が見渡せる有名スポット。写真愛好家よりカップルや若者グループの姿が目立ち、週末は多くの人で賑わう。光量がすごく多いわけではないが、視界が広く、初めて訪れた人は夜景の美しさや迫力に圧倒されるはずだ。毎週土曜日の夜や冬期は通行規制がされるため、事前に情報収集をした上で訪問したい。(地図

写真6 池田町を中心に撮影


[ ボディ:CANON EOS R6 / レンズ: CANON RF14-35mm F4L IS USM / 焦点距離:33mm / 撮影モード:マニュアル露出 / シャッター速度:30秒 / 絞り数値:F9 / ISO感度:400 / WB:白色蛍光灯 ]

写真7 瑞穂市・大垣市方面を撮影


[ ボディ:CANON EOS R6 / レンズ: CANON RF24-105mm F4L IS USM / 焦点距離:85mm / 撮影モード:マニュアル露出 / シャッター速度:20秒 / 絞り数値:F9 / ISO感度:400 / WB:白色蛍光灯 ]

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■撮影スポット(3)安桜山公園 展望台

関市内を中心に360度の眺望が広がる夜景スポットで、夜景撮影にもおすすめできる場所だが、駐車場から10分以上の軽いナイトハイクが必要になり、日中のロケハンが必須と言える。街明かりはそれほど多くないが、市街地との距離が近く、開放感も抜群。広角ズームレンズも撮影に活かせる。車で訪問する場合は、駐車場は「関市安桜山駐車場」で検索して駐車すると良い。(地図

写真8 関市内を撮影(南方向)


[ ボディ:CANON EOS R6 / レンズ: CANON RF14-35mm F4L IS USM / 焦点距離:19mm / 撮影モード:マニュアル露出 / シャッター速度:20秒 / 絞り数値:F8 / ISO感度:400 / WB:白色蛍光灯 ]

写真9 関市内を撮影(南西方向)


[ ボディ:CANON EOS R6 / レンズ: CANON RF24-105mm F4L IS USM / 焦点距離:47mm / 撮影モード:マニュアル露出 / シャッター速度:15秒 / 絞り数値:F8 / ISO感度:400 / WB:白色蛍光灯 ]

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■撮影スポット(4)月見の森

海津市内を広範囲に見渡せる夜景スポットだが、登山道は道が少々険しく、「月見の森 駐車場」からの徒歩での訪問はハードルが高い。月見の森には「南濃温泉 水晶の湯」があり、シャトルバスが運行しているので、温泉利用と合わせてシャトルバスに乗車するのも一つ。展望台までの階段は毎週土曜日限定でライトアップされており、訪問するなら土曜日がベター。(地図

写真10 海津市内を撮影


[ ボディ:CANON EOS R6 / レンズ: CANON RF24-105mm F4L IS USM / 焦点距離:105mm / 撮影モード:マニュアル露出 / シャッター速度:6秒 / 絞り数値:F8 / ISO感度:400 / WB:白色蛍光灯 ]

写真11 月見広場のライトアップされた階段を写す


[ ボディ:CANON EOS R6 / レンズ: CANON RF14-35mm F4L IS USM / 焦点距離:16mm / 撮影モード:マニュアル露出 / シャッター速度:10秒 / 絞り数値:F8 / ISO感度:640 / WB:白色蛍光灯 ]

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■撮影スポット(5)アルプス展望公園 スカイパーク

岐阜県北部で特におすすめしたい夜景スポット。駐車場から目の前に眺望が広がり、西向きの眺望と鳴ることから、トワイライトタイムの夜景も期待できる。市街地が近いために街明かりが多く、人口規模以上に美しい夜景が楽しめる。(地図

写真12 高山市内を写す


[ ボディ:CANON EOS R6 / レンズ: CANON RF14-35mm F4L IS USM / 焦点距離:28mm / 撮影モード:マニュアル露出 / シャッター速度:13秒 / 絞り数値:F9 / ISO感度:400 / WB:白色蛍光灯 ]

写真13 JR高山駅周辺を写す


[ ボディ:CANON EOS R6 / レンズ: CANON RF24-105mm F4L IS USM / 焦点距離:72mm / 撮影モード:マニュアル露出 / シャッター速度:6秒 / 絞り数値:F9 / ISO感度:400 / WB:白色蛍光灯 ]

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著者について
■ 夜景写真家 岩崎 拓哉 ■1980年生まれ。大阪府出身、神奈川県在住。法政大学経済学部卒。 2003年より夜景写真家を志し、日本全国や海外で夜景を撮影。 Webエンジニアの経験も活かし、「夜景INFO」などの夜景専門サイトを立ち上げる。カメラ雑誌の原稿執筆、夜景撮影の講師経験も豊富。総合・国内旅行業務取扱管理者の資格も持つ。 著書に「プロが教える夜景写真 撮影スポット&テクニック(日経ナショナルジオグラフィック社)」「夕景・夜景撮影の教科書(技術評論社)」。