今年の春、池袋で開催された「マリンダイビングフェア2008」に出かけた際、10歳の娘がとある沖縄のダイビングセンターのブースで、ダイビングの認定証が当たるプレゼントに応募したらしいのです。
ラッキーなことにそれが当選し、冒頭の電話があったというわけなんです。電話の主はダイビングショップの主賓の方でした。
「わたし、池袋のマリンダイビングフェアで島草履をたくさん展示していたブースにいた者で、
怪しい者ではありません」
「島ゾーリ? あぁ・・あのときの・・で?」
「おめでとうございます!! お客様の娘さん、ダイビングのライセンス取得プレゼントに当選しました!!」
「はぁ・・・」
「おめでとうございます!!」
「え!? タダ?」
「はい!! マリンダイビングフェアで娘さんが応募された懸賞に当たったんですよ!!」
「な・・なんですと!?」
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沖縄到着3日後に、娘はダイビングの認定証を無事にゲット!!私も沖縄本島のダイビングポイントを見直す機会になった。 |
と、いうわけで、マンガみたいな話ですが、昨年の息子に続いて、娘も今年、ダイビングの認定証をゲットすることになったのです。
しかも無料で。
なんてラッキーなこと。
こうして神子元に通ういつものワイルドな装備から、沖縄のマッタリした海用の装備に変えて、新品のデジタルカメラW300を試すために、オヤジは娘に同行して、一路那覇へと旅だったのでした。
ダイビングの認定証にはいくつかの種類がありますが、娘が当たったのはオープンウォーター(OW)という入門用で、2日間の講習や学科試験が必要です。
台風が石垣島を直撃するなか、比較的穏やかな沖縄本島の島影ポイントで、世界有数の澄み切った透明度の海で10歳の少女が講習に頑張ってました。いつかイルカと泳ぐ日を夢見ているに違いありません。
透視度30mオーバーの海は世界屈指と言われています。しかし、本島ではなかなかそんなきれいな海が体験できなくなりました。が、優しいウミンチュの船長さんに連れて行ってもらったのは20年ぶりの真栄田岬ボートポイント。水はとても澄んでいました。
それにしても娘のラッキーは当選だけにとどまりませんでした。
講習中にもでかいツバメウオの大群が挨拶にやって来たり、ケラマ諸島では海亀のタイマイと並んで泳いだり、巨大なマダラトビエイ(イーグルレイ)が悠然と泳いだり…。最初からこれでは海の中が大好きになるに決まってますよね。
さて、W300の水中での使い心地ですが、4GBのメモリースティックなら腹いっぱい撮れるだろうと連写しまくり。そしたらなんと3ダイブでメモリー残量ゼロ、バッテリーは2ダイブもちませんでした。連写を使うと電池は著しく消耗しますので、バッテリー1個で長い撮影をする場合は、通常撮影と連写の使い分けが必要です。
1360万画素は、最高画質の13Mモードでは、JPEG圧縮後の実容量で1枚撮影すると5MB弱になります。760枚も撮れるのですが、連写がストレスなく行えるので、例えば4枚ずつ撮影すると20MBずつ消費していきます。沖縄の美しい海は撮るものが多すぎます。
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真栄田岬のボートポイントでダイビングの認定証を取得。とてもきれいです。海洋実習中にもわざわざ横切って存在感をアピールする、ひょうきんなツバメウオ。 |
と、言いつつも3日めの午後に那覇入りした家族と合流、今度は沖縄の離島や無人島で家族みんなでマッタリしたダイビングを楽しみました。お世話になったダイビングショップは、去年に引き続き那覇の BLUE ZONE 。国際通りから歩いて行けるところにお店があり、ケラマには一日コース、チービシ(本島に近い無人島)には午前/午後と船便を出しています。
特に面白かったのは前述したケラマ諸島での海亀との遭遇。ベッコウ目当てに乱獲されたため、今では数が減ってしまったタイマイの若亀が、潜行してまもなく現れて、ず〜っと並んで泳いでくれました。娘は水中で何度も触ったり、クルクルと回したり。信じられないほど素敵な時間を過ごしました。
素晴らしい時間を家族で楽しんだオヤジですが、まだ少し物足りない様子。マ〜ッタリしたダイビングはそれはそれで良いのですが、さすがに血が騒いだオヤジは、家族みんなのダイビングが終了した後で、ガイドさんとふたりで外洋の流れがガンガン当たるドリフトダイビングの名所「男岩(うがん)」へ。
蒼く透明な海で、ガッツリとドリフトダイビングを堪能し、魚群を楽しんできました。
今回の沖縄旅行、W300で撮影した画像でその様子の一部を紹介しますので、カメラ選びの参考にご覧ください。ちなみに特筆している写真以外はトリミングや簡単なレタッチ調整を行っています。
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本島の恩納村。真栄田岬のツバメウオは健在。10〜20の群れで現れ、手からエサを食べてくれる。(※W300の高画質モードで撮影した画像をそのままリンクしています。大容量(4MB弱)なのでご注意ください、またIE7では表示しません) |
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沖縄を代表する写真と言えば、やはり癒し系のコーラルフィッシュ。太陽が十分に届く浅瀬の珊瑚礁で、クマノミを見つけたら必ず撮っておきたい。(※トリミングとサイズ調整だけでカラー補正はしていません) |
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イソギンチャクやテーブルサンゴに群れるコーラルフィッシュも是非、撮っておきたい。
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青い空と蒼い海。楽園への架け橋。本島とは違う澄み切ったビーチがある。 |
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小さなドロップオフ沿いに現れた巨大なマダラトビエイのペア。ダイバーに気付かないのか、しばらくイチャイチャしながら行ったり来たり・・ |
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すごく長いしっぽが印象的。翼を拡げると2m超。ゆっくりと悠然と泳ぐ姿は格好いい。ダイバーに気付くとすごいスピードで距離をとった。 |
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ミノカサゴのキッズ。ユラユラと癒し系。可愛くても毒の棘を持っていますので触ってはダメ。 |
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ケラマにはウミガメの楽園があります。こんなに近くに寄っても大丈夫。もちろん野生。 |
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出会ってから長時間、ダイバーの周りを並んで泳いでくれたタイマイの若亀。 |
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中学生になって一年ぶりの沖縄ダイビングとなった息子。 |
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水泳が大好でダイビング初心者の娘を迎えてくれた沖縄ケラマの海。海の奇跡を感じるタイマイとの光景。海の不思議、生命の不思議がそこにあります。 |
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オヤジは締めくくりにガイドさんとマンツーマンで「男岩」に挑む。流れの中に飛び出して回遊魚と一緒に泳ぐドリフトダイビングは最高(この写真のみW300ではありません BLUE ZONE)。 |
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