さまざまなデジタルカメラに「手ぶれ補正」が搭載されるようになっているのですが、実は、これらの手ぶれ補正機構は、一定の方法で手ぶれに対する補正が行われているわけではありません。さまざまな考え方と手法で手ぶれを補正しているのです。その証拠に、手ぶれ補正機構を搭載しているデジタルカメラの詳細な商品説明をよく読んでみてください。すると、単に「手ぶれ補正機構搭載」と書いているのではなく、「××式手ぶれ補正機能搭載」と書かれているはずです。しかも、メーカーや機種によってこの「××式」が異なっていることにも気がつくはずです。現在は、このようにざまざまな手ぶれ補正機構が乱立しているというのが現状です。では、なぜ1つの方法ではなく、いくつもの方法が採用されているかというと、手ぶれ補正機構の方式が異なると、メリットやデメリットも違ってくるからなのです。 ここでは、デジタルカメラに搭載されている代表的な手ぶれ補正機能である
・電子式手ぶれ補正 ・光学式手ぶれ補正 ・撮像素子シフト式手ぶれ補正
という3つの手ぶれ補正機構にスポットをあてて解説していくことにしましょう。
※このページの冒頭の写真、パナソニックのデジタルカメラ『DMC-FX2』にも、手ぶれ補正機能が搭載されていますが、単に「手ぶれ補正機構搭載」という表記ではなく、「光学式手ぶれ補正機能搭載」と書かれています。
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