| 地デジ+ワンセグの視聴に対応したパソコン用TVチューナー、アイオーデータ機器の『GV-MVP/HZ3』。 |
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| ノートパソコンに接続したコンパクトな『GV-MVP/HZ3』。ワンセグ使用時はTVケーブル端子に付属のアンテナを接続。 |
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今回、スポットをあてる周辺機器はこれ。
アイオーデータ機器の『GV-MVP/HZ3』です。
少し奇妙なカタチをしていますが、とてもコンパクトなパソコン用地デジチューナーです。しかも、地デジだけでなくワンセグも受信できるのです。
地デジが受信できるチューナーなのに、なぜあえてワンセグも必要なのでしょうか?
その答えのひとつは、高画質に対応したパソコンでは地デジ放送を録画&視聴して楽しみ、機能が劣る機種やモバイルPCなどではワンセグを楽しむ、という使い方ができるのです。
このコーナーでも解説してきましたが、地デジ放送は高度で大容量のデジタル圧縮動画をやりとりするために、番組を視聴したり録画するためには比較的高性能なCPUやグラフィック性能が要求されます。
こうした高いハードルによって、パソコンでの地デジは必ずしも気軽に楽しめるものではないことは確かです。
そこにきてワンセグはモバイル機器用の放送なので、画質が低い分、データ容量も小さく、再生の機能制限も少ないのが利点です。
■ワンセグとは?
ところで、そもそもワンセグってなんでしょうか?
デジタル放送の電波は1チャンネルが13セグメントに分けて配信されています。これを「OFDM分割帯域」といいます。
電波は目に見えないのでピンと来ないかもしれませんが、仮にケーブルでのやりとりに置き換えてイメージするとすれば13本のケーブルを使って配信されている、といったところです。
そのうち12セグメント(12本)が地上波デジタル放送の番組が配信されていて、残りの1セグメント、すなわち「ワンセグ」がモバイル機器用の小さい画像で配信されています。こうしたことから、ハイビジョンも可能な地デジを「フルセグ(フル-セグメント)」と呼ぶこともあります。
ワンセグの帯域は小さく限られているので、画像のサイズは320×240、または320×180と小さく、1秒間に15フレームなので動画も滑らかとは言えません。とはいえ、タイムリーに情報を得たり、モバイル機器の小さな画面で鑑賞するにはこれで適しています。高画質はは大容量データのやりとりが必要になり、モバイル環境で欠損ばかりが発生するとまともに再生することが難しいからです。
| 12セグメントをハイビジョン放送に、残りの1セグメントを携帯電話やカーナビなど移動体機器向けに使用します。ちなみにワンセグでは7番目のセグメントが使用されています。地上デジタル放送推進協会のホームページ。(書籍『体系的に学ぶ デジタル放送』(日経BPソフトプレス)より) |
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私の場合、高機能なデスクトップパソコンでは『GV-MVP/HZ3』で地デジ放送を録画したり視聴をし、ノートパソコンを持って出張する場合は『GV-MVP/HZ3』を持って出かけてモバイル環境でもワンセグが楽しめるようにしています。
そして、ワンセグがあると便利なもうひとつの理由が、録画した番組をiPhoneやPSPなど、モバイル機器に転送して外出先で観られることです。
■もう少し詳しく「デジタル放送」
チャンネルは13分割(13セグメント)して送信に利用していると説明しましたが、1つのセグメントにつき、約1.4Mbpsのデータを送信することができます。そのため、全体で1チャンネルの伝送データ量は1.4Mbps×13セグメントで18.2Mbpsとなります。内訳はワンセグが1.4Mbps、フルセグが16.8Mbpsということです。地デジのハイビジョンは約17Mbpsと言われるのもそこからで、BSハイビジョン(約24Mbps)よりデータ容量を小さくしなければならないことが解ります。
また、ハイビジョン(HD)放送では1チャンネルを12セグメントで約17Mbpsを使用して放送しますが、これを4セグメントずつを使って、標準画質(SDTV)の番組を3つ放送することもできます。ハイビジョンで1つか、標準画質で3つか、どちらの方法で放送するかは放送局が決めることですが、日本ではハイビジョンの良さを知ってもらうため、できるだけハイビジョン放送をするように推奨されています。EPG(電子テレビ番組表)に同じ局がいくつも表示されるのはこの関係もあります。
【ひとつのチャンネルは13セグメントで構成】
地デジ放送では、1チャンネルが13分割(13セグメント)で使用されます。HD放送は12セグメント、SD放送なら4セグメント×3(最大3番組)のマルチ編成が放送できます。残りの1セグメントは通称「ワンセグ」で利用されています。(書籍『体系的に学ぶ デジタル放送』(日経BPソフトプレス)より) |
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ちなみに欧州では、デジタル放送化によってハイビジョンではなく放送する番組数が増えることをアピールしている地域も多く観られます。このような地域では、デジタル放送の帯域をハイビジョンのためではなく、多番組化に利用しているわけです。
では、話題を『GV-MVP/HZ3』に戻しましょう。 |