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遠藤真人のイベントレポ
スカイサーカス サンシャイン60展望台夜景撮影セミナー

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TOPIX

新年あけましておめでとうございます。2019 年もスタジオグラフィックス on the Web をよろしくお願い致します。2018年12月16日、当社は一昨年に引き続き「 スカイサーカス サンシャイン60 展望台夜景撮影セミナー 」を開催いたしました。展望台「 SKY CIRCUS 」から360度広がる東京の大パノラマ夜景を撮影する講座で、講師は岩崎拓哉さんに引き続き依頼いたしました。昨年よりも多くの参加者の方にご参加いただき大盛況でした。今回のレポートは昨年より本サイトで 「 鉄道写真撮影講座 」を連載開始した遠藤真人さんにお願いいたしました。 by 編集部

2018年12月16日、「 2018サンシャイン水族館貸し切り大撮影会 」の一環として、サンシャイン60 スカイサーカス展望台にて「SG on the ROAD 夜景撮影セミナーvol.14スカイサーカス サンシャイン60展望台夜景撮影編」が開催された。講師はスタグラ本サイトの人気講座、「夜景写真家・岩崎拓哉の夜景撮影講座」でお馴染みの岩崎拓哉氏が担当した。本記事では、当日のセミナーの様子をレポートする。

■ 当日のスケジュール

14:15~14:30 受付
14:30~15:30 夜景撮影事前講習会
15:30~15:45 協賛メーカーからのお知らせ
15:45~16:00 スカイサーカスへ移動
16:00~18:30 各自展望室で撮影( 講師巡回します )18:30頃 現地解散

■ 夕景・夜景撮影の座学の座学からスタート

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当日のワークショップは15:30 に学校法人サンシャイン学園での事前講習会から始まった。「 夜景撮影講座」と題された座学では、講師の岩崎氏が撮影時のカメラ設定や撮影の諸注意などのテクニックを解説した。その一部をご紹介しよう。
まず、サンシャインの展望台・スカイサーカスからは角度によって東京タワーやスカイツリーが見える。さらに天気の良い日は遠くに富士山も眺めることができる。岩崎氏はワークショップの当日も富士山近くに設置された定点カメラで、付近の様子をリアルタイムで確認し撮影に挑んでいるという。効率よく撮影を進める上でも下準備は重要である。

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次は撮影に関するテクニックへと話題は移ってゆく。ここでの重要なアドバイスは「 室内からの夕景・夜景撮影では特に窓越しの撮影は余計な写り込みなどに気をつける必要がある。」ということだ。撮影機材や服装を上手に活用してベストな撮影ができるように講義を行った。また「 撮影で長時間同じ場所を占有しない 」などマナーについても説明を行った。参加者も岩崎氏のプロならではの解説を熱心に聞き入っていた。

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■ スカイサーカスへ移動し本番撮影

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約一時間の講習会の後、サンシャイン60展望台・スカイサーカスへ移動し撮影実習となった。ここから二時間三十分が撮影実習である。残念ながら当日の天気は曇り。夕景撮影こそ叶わなかったが、明るい時間から熱心に撮影する参加者の姿が印象的だった。

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17 時を過ぎた頃に周囲は日没を迎え、本格的な夜景撮影の時間となった。参加者は岩崎氏のアドバイスを実践し、それぞれに撮影を楽しんだ。60 階から夜景は、実に圧巻だ。

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持参した機材や暗幕を駆使し、傑作をものにしていた。
こちらのワークショップでは撮影のときにも岩崎氏が同行するため、撮影中でも質問や細かなアドバイスなどをいつでも受けることができる。つまり夕景・夜景の初心者でも不安なく撮影に集中できる。誰でも気軽に参加できる。そこがこのワークショップ最大の魅力だ。先生のアドバイスを基に、それぞれのポジションや風景の見どころなどを理解しながら撮影は進んでいった。
16 時から 始まった撮影会も18 時半には現地解散となった。
こちらのワークショップの参加者には、同日にサンシャイン水族館にて開催された貸切撮影にも入場可能なチケットが配られていた。1日で二度楽しめる、内容の充実したワークショップとなった。

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著者について
煙道伸麻呂 ( えんどうのべまろ )鉄道写真家 本名 遠藤真人 日本大学芸術学部卒業 日本写真学会会員 EIZO ColorEdge Ambassador 幼少期から鉄道に魅了されカメラマンの道を目指す。近年は撮影のみならず、カメラメーカーや鉄道会社とのタイアップイベントを企画する。コンテスト審査員・メディア出演・写真教室講師など活動は多岐にわたる。