遠藤真人のイベントレポ
2019スカイサーカス サンシャイン60展望台夜景撮影セミナー
TOPIX
2019年12月8日、当社は3回目となる「 スカイサーカス サンシャイン60 展望台夜景撮影セミナー 」を開催いたしました。展望台「 SKY CIRCUS 」から360 度広がる東京の大パノラマ夜景を撮影する講座で、講師は引き続き岩崎拓哉さんに引き続き依頼いたしました。レポートは本サイトで 「 鉄道写真撮影講座 」を連載開始している遠藤真人さんにてお届けします。 by 編集部 |
2019 年 12 月 8日 日曜日、サンシャイン 60 スカイサーカス展望台にて「 SG on the ROAD 夜景撮影セミナーvol.16 スカイサーカス サンシャイン60展望台夜景撮影編 」が開催された。主催はスタジオグラフィックス。講師は昨年に引き続き、スタグラ本サイトの人気講座、「 夜景写真家・岩崎拓哉の夜景撮影講座 」でお馴染みの岩崎拓哉氏が担当した。本記事では、当日のセミナーの様子をレポートする。
■ 当日のスケジュール
14:15 ~ 14:30 受付
14:30 ~ 15:30 夜景撮影事前講習会
15:30 ~ 15:45 お知らせ
15:45 ~ 16:00 スカイサーカスへ移動
16:00 ~ 18:00 各自展望室で撮影( 講師巡回します )
18:30頃 現地解散
■ 夕景・夜景撮影の攻略法を学ぶ!
当日のワークショップは15:30 に学校法人サンシャイン学園での事前講習会から始まった。撮影会が始まる前に、撮影ポイントや撮影のハウツーを予習する座学だ。
講師の岩崎氏が撮影時のカメラ設定や撮影の諸注意などのテクニックを解説した。昨年同様に「 写り込みが最も少ない窓 」 を探すことが最重要だが、今年は特に「 フィルムが貼っているところは要注意 」と参加した方々へ ” 攻略方法 ” を伝授した。また「スカイツリーが見えるポイントは独占しない」など周囲への気配りも忘れないよう、アドバイスをしていた。また、窓ガラス越し撮影の定番アイテム「 忍者レフ 」の使い方や「 忍者レフjapan 」との違いを比較検証するなど、とても実践的な内容であった。
特に忍者レフを二枚使う撮影方法は、プロならではの撮影術で、参加者は岩崎氏の話に興味深く聞き入っていた。また岩崎氏は今回の撮影会に合わせて、5枚の忍者レフを持参した。中にはボーイング787用モデルもある。プロならではの優しい心遣いだ。
■ スカイサーカスへ移動し本番撮影
約一時間の講習会の後、サンシャイン60展望台・スカイサーカスへ移動し撮影実習となった。ここから二時間三十分が撮影実習である。展望台は東西南北それぞれに窓が備えられているため、参加者は自由に気に入った風景を切り取ることが可能だ。特に、太陽が沈む西側の夕景は人気のポジションだ。昨年は曇りの天気であったが、今年は好天に恵まれた。夕景もしっかりと拝むことができた。
座学では「 夕景の富士山は、場合によってはすぐ雲に隠れてしまいます。撮れるうちに撮りましょう。」とのアドバイスを受けて参加者は熱心にシャッターを切っていた。
16:28 分日没となり、風景は夕景から夜景へと移り変わってゆく。トワイライト・タイムの始まりだ。薄明かりの街並みは、絶好のシャッターチャンス。忍者レフも本領発揮だ。17 時を過ぎた頃に周囲は日没を迎え、本格的な夜景撮影の時間となった。参加者は岩崎氏のアドバイスを実践し、それぞれに撮影を楽しんだ。地上60 階から夜景はいつ見ても圧巻だ。
撮影会では岩崎氏が常に会場に居るため、現場で実践的なアドバイス受けられる。また展望台は明るく広い場所だ。夕景・夜景の初心者でも不安なく撮影に集中できる。
屋外の撮影会とは違い、お手軽に景色を堪能できる。これから夜景撮影を始めようとする人には、実にピッタリの撮影会であった。撮影会に参加された女性は「岩崎先生が優しくて丁寧でとてもよかった。 もっと夜景を撮ってみたい。」と語っていた。
■ 制作・著作 ■
スタジオグラフィックス
遠藤真人