柴田誠のフォトレポ ~
フォトキナ2014
会場レポート 1
TOPIX
2014 年 9 月 16 日(火)からドイツ・ケルンで開催中のフォトキナ 2014 の様子をお伝えする会場レポート。主要なカメラメーカーが日本の企業というカメラ業界。フォトキナにはレンズやアクセサリーメーカーも数多く日本から出展しています。 今回も、StudioGraphics on the WEB の読者がよくご存知の各メーカーブースの様子を、フォトジャーナリストの柴田誠がお伝えします。 |
フォトキナ 2014 の会場となっているケルンメッセは、とにかく広い。じっくり見ていたらとても1日では廻りきれないし、地図がなければ自分の居場所だって分からなくなってしまうこともあるくらいだ。
出展社数が前回よりも減少したとは言え、約 900 社が大小のブースを構え、今年は 11 ホールのうち7つのホールを使って開催されている。しかも、二階建てのフロアになっているホールや入り口がいくつもあるホールがあったりして、お目当ての企業のブースを探すのにひと苦労、そこに辿り着くのにもうひと苦労するということは珍しくない。見落としたことに気付いて、重い足取りで引き返すということを何度したことだろう。
■ 日本の企業はみんな頑張ってます!
ブースの大きさは様々で、ホール1の全フロアを占めるライカのようなところから、カウンターしかないという小さなところ、また複数のメーカーによる連合ブースがあったりもする。
ケルンメッセ駅に近い南ゲートから会場に入ると、右手にキヤノンのブースが見えるホール3の上階、その奥にホール2があり、このホールは2階建てになっている。さらにその奥がライカのあるホール1だ。
ちなみに大手メーカーのブースには、展示スペースの広さに匹敵するほどの商談コーナーがバックヤードに設けられていることが多い。我々報道関係者もそうした場で取材をさせてもらうこともある。
各ホールは、それぞれレンズやストロボ、プリント関連のメーカーブースが何となく集約されてはいるものの、販売代理店がブースを構えていたりすることもあって、厳密に区分けされているわけではない。
そんな中で、普段お付き合いのあるお馴染みのメーカーロゴを見つけられるとホッとする。同時に、世界的な企業として頑張っているんだということを再認識させられる。
● オリンパス
● アスカネット
● EIZO
■ 来場者に変化のあった 2014
会場を歩き回って感じたのは、2年前( フォトキナは2年に1度開催 )よりもアジア系の来場者やプレスが激減したこと。また女性や若者の来場者が増えたように感じる。
以前はビジネスショー的な印象が強かったが、学生や一般の来場者が多くなって平均年齢も下がっているように思える。
そうした来場者の変化を見越してか、セミナーや体験コーナーを設けるブースも多かった。ステージにモデルが登場すると、あっという間に撮影会が始まるのは、どこの国も同じなんだなと思った。
● シグマ
● タムロン
● ケンコー・トキナー
● セコニック
● ベルボン
● ニッシン
■ 次回予告 ■
次回もフォトキナ 2014 の会場の様子をお届けしていきます。お楽しみに!
■ 制作・著作 ■
スタジオグラフィックス
柴田 誠 MAKOTO SHIBATA