対応 >>

●[ パスオブジェクト ] とは

　 [ ペンツール ]() は [ パスオブジェクト ] や [ シェイプ ] を描くためのツールです。ここではまず、 [ パスオブジェクト ] とは何かを理解しましょう。

　 [ パスオブジェクト ] とは、 [ アンカーポイント ]( ) という点と、２つの [ アンカーポイント ]( ) を結ぶ [ セグメント ] という直線、または曲線で描かく図形です。（画面０参照）

●[ アンカーポイント ] と [ セグメント ]

　 [ アンカーポイント ]( ) にはふたつの機能があります。ひとつは [ セグメント ] を直線にする機能。ふたつめは [ セグメント ] を曲線にする機能です。 [ セグメント ] を直線にするか曲線にするかは、 [ アンカーポイント ]( ) の打ち方によります。詳しくは「直線で三角形を描く」と、「直線と曲線で半円形を描く」を参照してください。

●曲線は [ 方向線 ] で描く

　 [ アンカーポイント ]( ) を作るには、 [ ペンツール ]() でアクティブ画像領域をクリックします。クリックするだけで打った [ アンカーポイント ]( ) は、図形の角を作る二つの直線の交点、つまり、頂点になります。次に、 [ アンカーポイント ]( ) を打った直後に、マウスのボタンを放さずにマウスをドラッグすることで、 [ アンカーポイント ]( ) から [ 方向線 ]() という補助線が引き出されます。こうして打った [ アンカーポイント ]( ) は、 [ セグメント ] を曲線にします。

● [ パスオブジェクト ] の閉じ方

　 [ パスオブジェクト ] を描くときに、最初に打った [ アンカーポイント ]( ) と最後に打った [ アンカーポイント ]( ) を「端点」と呼びます。「始点」と「終点」の「端点」が離れている状態を「開かれた [ パスオブジェクト ] 」と呼び、また、「始点」と「終点」が離れていず、同じ [ アンカーポイント ]( ) になっている状態を「閉じられた [ パスオブジェクト ] 」と呼びます。 [ パスオブジェクト ] を閉じるには、「始点」の [ アンカーポイント ]( ) の上で「終点」となる [ アンカーポイント ]( ) を打ちます。

● [ パスオブジェクト ] は [ 選択範囲 ] になる

　 [ ペンツール ]() は [ シェイプ ] として使うことで、図形を描くツールにもなりますが、 [ パスオブジェクト ] を描くツールとして使うと、 [ 選択範囲 ] ツールとして使うことができます。本来、Photoshop の [ ペンツール ]() は、 [ 選択範囲 ] や [ クリッピングパス ] のための [ パスオブジェクト ] を描くために搭載されたもので、 [ シェイプ ] の描画機能はバージョン6.0から初めて搭載されました。