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若子jetのスナップフォトコラム☆ Vol.1 恵比寿編

Posted On 2014 5月 28
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WJS1_title 新連載「若子jetのスナップフォトコラム☆」では、若子jetなりの視点で写し出されたいろいろな街にフィーチャーし、その楽しさをお伝えできたらと考えています。 街スナップをしていると、いろいろな発見をすることがある。その街のにおいや、昔からある残しておきたいもの、そして新しく変わっていく町並み。今回、連載を始めるにあたって撮りおろしした街は恵比寿。

街角の花も、真四角のフレーミングで切り取ると、ひと味違ったスナップになる。OLYMPUS OM-D E-M1、M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO、f2.8 1/30 +1/3 ISO400、アートフィルター:トイフォトモード

街角の花も、真四角のフレーミングで切り取ると、ひと味違ったスナップになる。OLYMPUS OM-D E-M1、M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO、f2.8 1/30 +1/3 ISO400、アートフィルター:トイフォトモード

今からは想像もできないが、明治時代には恵比寿という街は農村だった。 代表的な変化といえば、現在、恵比寿ガーデンプレイスがある場所に、ヱビスビールの製造元である、日本麦酒醸造會社(サッポロビールの前身の一社)ができたこと。 ヱビスビールは1900年のパリ万博で金賞を受賞するくらい、国内はもとより海外でも評価が高かった、今でも愛され続けるビールだ。さらには、サッポロビールの工場跡地がEGP(恵比寿ガーデンプレイス)に変わるとともに、商業で栄えていった。 ヱビスビールとともに成長した恵比寿。地名がついたヱビスビールの歴史をたどれば、恵比寿という街の歴史がもっともっと語れるだろう。JR恵比寿駅のほど近くに社を構える恵比寿神社は、ヱビスビールにあやかって、兵庫県の西宮神社から事代主命(恵比寿神)を招いて合祀し、家内安全、無病息災、五穀豊穣に御利益があるとされ、昔ながらの街の雰囲気を代表する場所のひとつ。その一方で、恵比寿駅から代官山へ続くオシャレな町並みは、ついつい入りたくなるような洋服屋さんやカフェが多い。

とても人気な「駄菓子bar」を撮り下ろし。モノクロに仕上げることで、時代感を演出した。OLYMPUS OM-D E-M1、M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO、f8 1/30 -1/3 ISO400

とても人気な「駄菓子bar」を撮り下ろし。モノクロに仕上げることで、時代感を演出した。OLYMPUS OM-D E-M1、M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO、f8 1/30 -1/3 ISO400

今では色々な顔を見せる、恵比寿には、あえて時代性を感じさせるレトロな飲食店も多い。上の写真は、とても人気な「駄菓子bar」を、カメラのアートフィルターを使ってモノクロモードで仕上げることにより、色々な色を想像させることを狙ってみた。古きよき時代の雰囲気と、オシャレな町並みが同居する恵比寿。街スナップを通じて、この街を今後も大事にしていきたいという思いが強くなった。

著者について
■ 若子jet ■ 名古屋造形大学卒業後、出版社写真部を経て、松本明彦氏に師事後独立。 現在、雑誌や広告等の撮影をする一方、写真家としての展覧会作品発表多数。大学で講師をつとめるなど、後進の育成にも力を注いでいる。 優しく、かわいく、綺麗な世界感を得意とする。「すぐにうまくなる いいね!と言われる写真の撮り方レシピ」 (朝日新聞出版)絶賛発売中。