柴田誠のフォトレポCP+2017 レポート #01
春のカメラの祭典CP+2017が開幕
TOPIX
2017年2月23日(木)から、カメラと写真映像の総合イベントCP+2017( CAMERA & PHOTO IMAGING SHOW )がスタートした。26日(日)まで4日間、パシフィコ横浜を会場に開催されるCP+2017 の開催初日の様子をレポートしよう。 |
■ 13,000人を超えた初日の来場者数
カメラと写真映像のワールドプレミアショーCP+2017が、パシフィコ横浜をメイン会場にして2月23日(木)に開幕した。首都圏の鉄道が一部運休になるなど春の嵐が吹き荒れた初日は、登録来場者数13,081人と昨年をわずかに上回ってのスタートとなった( 2016年の初日登録来場者数12,967人 )。
メイン会場のパシフィコ横浜には121社・団体( 共同出展12社含む )が出展( 前回132社・団体/共同出展15社を含む )。また昨年同様フォトアクセサリーアウトレットや中古カメラフェア が併設されている点は変わりないものの、会場内ではプロ向け動画エリアやワールドプレミアアワードアワード展示コーナーなどがなくなり、代わりにプレゼンテーションステージが設けられるといった変化が見られた。
さらに、昨年は大桟橋ホールを会場にしていたPHOTO HARBOURは、Bank ART Studio NYKに会場を移して開催。メイン会場のパシフィコ横浜とBank ART Studio NYK 、さらにCP+の会期中にシネマ・ヨコハマを開催している横浜市民ギャラリー間でシャトルバスが運行されている。横浜ではPHOTO YOKOHAMA
http://www.photoyokohama.com/ が開催中で、市内各所でパートナーイベントが開催されており、スタンプラリーも行われている。シャトルバスを利用して足をのばしてみるといいだろう。
■ 参考出品の展示が多いのが今年の特徴の一つ
オリンピックイヤーでフォトキナもあった昨年とは異なり、やや落ち着いた印象の会場は、すっきりとしたブースが目立つ。ブースから人が溢れ出ないようにということが徹底されているようで、タッチ&トライコーナーの順番待ちをブース内に並ばせるようにしたり、ステージを会場奥に設けたりといったブースが目立つ。かと言って来場者を囲い込むような作りではなく、回遊させるような作りのオープンなブースが多いので、ふらっと立ち寄るといった感じで見ることができる。
また、CP+に向けて新製品をアナウンスするカメラメーカーはほとんどなかったものの、富士フイルムのGFX50S、キヤノンEOS M5、パナソニックGH5など、発売前の注目商品を手にすることができる点がポイントになっている。
さらにブースを覗くと、あちこちで参考出品の展示を目にすることができるのも今年の特徴だ。開発発表という形で、ショーケースの中に展示されているものばかりだが、今春発売予定の製品といったものもあるので、ぜひ会場に出掛けて確かめて見てほしい。
■ 製品展示だけじゃない! 週末に多彩なイベントが目白押し
CP+2017の会期は26日(日)まで。開催時間は10:00~18:00(初日は一般入場12:00から、最終日は17:00まで)。総来場者数7万人(2016年来場者数67、792人)を目標にしている今年のコミュニケーションキーワードは「一緒に行こう」。女性来場者が全体の約2割と少ない点を改善して、新たな来場者を開拓しようというのが狙いだ。神奈川県内の自治体による観光PRブースや日仏写真文化交流特別企画ZOOMS 合同写真展をはじめ、ペット好きのインスタグラマーの投稿を紹介している書籍「#まみれシリーズ」とのコラボ#まみれ展などが開催中。
週末にはラジオJ-WAVEの人気番組「 ALL GOOD FRIDAY SPECIAL 」とのコラボ「 ALL GOOD FRIDAYハッピー・フォト・セッション 」、鈴木心写真館 @CP+2017、家族みんなで楽しめるドリーム・フォト・スタジオなど、製品紹介だけにとどまらない多彩なイベントが予定されている。 http://www.cpplus.jp/visitor/watch.html
CP+2017の一般入場は1,500円、ウェブの事前登録で無料となる。http://www.cpplus.jp/