柴田誠のフォトレポCP+2016 レポート #02
TOPIX
2016年2月25日(木)、待望のCP+2016がスタートした。2日目は別会場にて中古カメラ市、フォトアクセサリーアウトレットもスタートした。初日には訪問しなかった大桟橋ホールにも足を向け現地の様子をレポートしていこう。 |
■ 2日目の来場者数は昨年を超えるも、3日目は昨年並み
各社目白押しの新製品に加え、天候にも恵まれ、初日の心配は杞憂だったようで、2日目の26日(金)は17,921人(前年16,474人・108.8%)、3日目の27日(土)は22,216人(前年22,462人・98.9%)と、2日目は昨年を大きく上回り、3日目は並みの来場者数となった。
特に3日目は、入場待ちの列が会場の外まで伸び、開場時間を繰り上げてのスタート。セミナーやステージイベントはどこも超満員で、体感的には昨年以上の来場者数を超えていたようにも感じられた。しかし、どうやらそれは瞬間的だったようで、夕方になるとかなりさっぱりといった感じになっていた。後半は大桟橋ホールに移動する人も多かったようで、15分ごとに出るシャトルバスも常に満席状態。30分待ちという状態が続いていた。
2日目からスタートした中古カメラ市やフォトアクセサリーアウトレットの会場は、午前中から賑わいを見せていた。メイン会場から離れた展示ホールということで、セミナーやステージイベントが終わると、どっと人が押し寄せるといった具合。じっくりと品定めを必要とする中古市では、ショーケースを覗き込む姿があちこちで見られた。一方、三脚やカメラバッグなどが破格の値段で販売されているアウトレットコーナーでは、午前中でなくなってしまう商品もあるなど、こちらも大盛況。アンブレラやカーボン三脚などが人気で、小物よりも高額な商品がよく売れているということだった。
■ 作品展示を楽しめるフォト・ハーバー
大桟橋ホールまで、30分以上待つシャトルバスを諦めて徒歩や電車で移動する人も少なくなかったようだが、こちらの会場も多くの来場者で賑わいをみせていた。ちなみに来場者数を事務局に問い合わせてみたが、大桟橋ホールだけの来場者数は公表していないということだった。
大桟橋の最も奥にある大桟橋ホールでは、御苗場 vol.18 横浜、写真の本を作って売って展示するイベント PHOTO!FUN!ZINEの参加型展示企画がメイン。27日(土)にはPHOTO LOUNGEの特別編も開催された。250を超える展示ブースで構成される御苗場では、学生からベテランまで、様々な作品が展示されている。相変わらずブース間が狭く、やや見づらい印象があるものの、多彩なジャンルの個性的な作品がぎっしり詰まった感じで圧倒される。思わず時間を忘れてしまいそうになる程だ。
閉館時間までいて外に出ると、ちょうど夕暮れ時。大桟橋からみなとみらいのビル群や赤レンガ倉庫にカメラを向ける姿があちこちで見られた。さて、最終日の日曜日は東京マラソンの開催日。どのくらいの人がCP+を訪れて賑わうことになるのだろうか。
■ 各社注目の商品をピックアップ
新製品が数多く登場しているCP+2016。すでにあちこちで紹介されているので、独断と偏見で注目の商品を紹介していこう。