画像A
「すべてを選択」して、「編集」→「コピー」と「ペースト」で貼り付け。
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画像B
背景の上に同じ画像の「レイヤー1」が重なっている。
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画像C
レイヤー1 に対して、「フィルタ」→「ぼかし」を実行。
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画像E
不透明度の三角をクリックし、スライダーを操作して透明度を調整。
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実はこの手法、夜景のキラキラ・レタッチで使ったのと同じ方法です。
■背景画像をレイヤー1にコピー&ペースト
まず、元の写真をPhotoshop Elementsで開きます。元の画像はピントがしっかり合っているもの、色合いが良い具合のものを選択しましょう。開いたら元の画像全体をコピーして、背景にペーストします。
具体的な方法としては、メニューバーから「選択範囲」→「すべてを選択」を選び(画像A)、続けてメニューバーから「編集」→「コピー」を選択します。これでクリップボードに背景画像がコピーされ、メニューバーから「編集」→「ペースト」を実行すると背景の上に同じ画像がペースト(貼り付け)されます。
レイヤーパレットが使える人は、レイヤーパレットの「詳細」をクリックし、「レイヤーの複製」を選択、表示された小ウィンドウで「OK」をクリックすれば背景が複製されます。
■レイヤー1を「ぼかし(ガウス)」でぼかす
レイヤーパレットで確認すると、「背景」と「レイヤー1」(または背景のコピー)があります。「レイヤー1」(または背景のコピー)を選択します(画像B)。
メニューバーから「フィルタ」→「ぼかし」→「ぼかし(ガウス)」を使って、レイヤー1の画像をぼかします(画像C)。
ぼかし(ガウス)用の別ウィンドウが開きますので、半径欄に数値を入力して指定します(画像D)。大きな数値ほどボケます。通常、実用的なのは「1.0〜2.5」くらいです。
画面例では「2.0」を指定していますが、こんなにボケます。
既に実用的でない?
確かにそうですね。
1.5でも十分だったかもしれませんが、解りやすいのでこのまま話を強引に進めます。
■背景画像をレイヤー1にコピー&ペースト
画像がボケたままではサマにならないので、レイヤーパレットの「不透明度」欄の三角矢印をクリックするか、数値を入力して透明(透過)にします。
現在の状態は、しっかりピントの合った背景の画像に、「ぼかし(ガウス)」でボカしたレイヤー1(背景コピー)が乗っかっている状態です。
「不透明度」を50%に指定すると、上のレイヤー1(背景コピー)が50%透明になって、背景画像が浮き出てきて、画像の輪郭がしっかりしてきます。
不透明度の数値を変更したり、スライドバーを調整することで浮き出具合を調整し、"ボカし"と"しっかり輪郭"を好みの状態で調整することができます。
参考までに、不透明度を100%から25%まで調整した画像例を下記に紹介しておきます。
更に次回は、美肌・柔肌を保ちつつ、クッキリくる手法もご紹介します。お楽しみに。
更に更に、この手法を応用すると「そうか、こんなこともできるな!」と、ひらめいた読者の方もいらっしゃると思います。そうなんです。夜景や柔肌の他にもいろいろ活用できるんです。
次回以降、また紹介していきますので、こちらもお楽しみに!!
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