グラフィックカードの方もHDCPに対応していないといけません。ここまで来ると敷居が城壁のように高い世界に感じますね。もっと詳しく説明したいのですが、これ以上専門的な話を続けると、読者の方が引く一方だとそれも困るので、もっと単純な話に移しましょう。
バッファローのドライブ製品『BRHC-6316U2』(図版3)にはソフトウェア「CyberLink BD/HD Advisor」が添付されています。これはパソコン環境を自動でチェックして、ブルーレイやHD DVDの再生に十分な性能や仕様があるか確認して、シグナルで教えてくれるソフトウェアです。
右の図版5は数ヶ月前まで使っていたパソコンで「CyberLink BD/HD Advisor」を実行した結果です。CPUがパワー不足、グラフィックカードがパワー不足でHDCPに対応していない、ディスプレイがデジタル接続なのにHDCP対応していない、というわけで、ブルーレイやHD DVDの映画などは正常に再生できない、という結論が出ました(とほほ)。
ちなみにグラフィックカードのドライバが表示される理由は、グラフィックカードがHDCPに対応できてもドライバが最新でなかったりするとHDCP機能が実際には使えない状態である可能性があるためです。
図版6は、新しいパソコンを導入後のリベンジ画面。CPUもグラフィックカードもバッチリ対応できるレベル・・・
ん?
ディスプレイがアナログ接続になっているって?
バレましたか。
さすがにHDCP対応のディスプレイに買い換える予算はありませんでした。その場合、デジタル接続をアナログ接続に変更すると、再生はできるようになります。図版5のように、グラフィックカードの接続口にアナログ式とデジタル式のふたつがあって選択できるパソコンの場合はアナログ接続ケーブルでディスプレイに繋ぎます。デジタル式しかない場合は変換アダプタを付けてアナログケーブルで接続します。
はっきり言って屈辱です(笑)。
デジタル接続できるのに、ブルーレイやHD DVD再生のためだけにわざわざアナログ式に変換して接続しているのですから。納得はできません。
ただ、幸いなことに、アナログ式で接続したとしても、ブルーレイやHD DVDのハイデフ画像の美しさは概ね体感できます。
そんな気持ちで、さぁ、ハイビジョン映像をパソコンでも楽しみましょう!!
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