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ハイデフ入門道

第3回 HDVビデオカメラとは? 〜DVDレコーダー接続の注意点〜

2007/11/28
 
ハイビジョン撮影できるHDVビデオカメラ
ハイビジョン映像がDVDレコーダーに取り込めない?
解決策

HDV対応のハイビジョンカメラ「iVIS HV10」と東芝のDVDレコーダー「RD-XD91」をDVケーブルで繋いで、ハイビジョン映像をDVDに録ろうとしたけど、映像が出ない…今回は、そんなトラブルと解決策のお話。
▼写真0 HDVカメラからHD映像を
BDドライブのイメージ
 
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 ●ビデオカメラもハイビジョン!!

 

 さて、今回のテーマは「HDVビデオカメラの映像をディスクに録画したい」です。

 HDVビデオカメラと言えば、ハイビジョン撮影ができるビデオカメラですね。今までのDVテープ(miniDV)がそのまま使えるので、ビデオカメラ製品だけ購入すれば、今までのDVテープ式ビデオカメラの要領でハイビジョン映像を撮ることができます。

 すぐにハイデフの世界へと旅立つことができる、ありがたいアイテムなのです。

 「HDV」はHigh-Definition Videoの略で、キヤノン、シャープ、ソニー、日本ビクターによって策定されたHD映像を記録するための規格です。世界標準規格とは言えないけれど、「HDV」というロゴのある機器でなら、ある程度の録画・再生の互換性が保証されているのでーは、ユーザーにとっては安心なことです。

 ちなみにHDVには2種類があり、有効走査線数1080本インタレース方式の「1080i」と、有効走査線数720本のプログレッシブ方式の「HDV 720p」があります。僕がいま使っているのは1080i対応のキヤノン『iVIS HV10』。ハイビジョンビデオカメラ用に新開発された「キヤノン フルHD CMOS」を搭載しています。

 CMOSセンサーが読み出した信号は「HDV 1080i」規格の水平1440×垂直1080画素にリサイズして記録します。コンパクトで従来のDVカメラとほぼ変わらないサイズ、それでいてハイビジョン映像が撮れるのでまずまず気に入っています。なんといっても安かった。新機種に変わるときだったので、思い切り値切って5万円くらいで買いました(安っ!!)。
難点は「広角ワイド側がもの足りない」「もっと幅広い視野で撮りたいぞ」ということくらいかな。


▼写真1 HDVのロゴマーク
HDV規格のロゴマーク。メーカーによって対応の可否はあるものの、これがハイビジョンビデオカメラでDVテープの互換性を向上させる目印なのです。

▼写真2 HDV対応ハイビジョンカメラ
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筆者が個人で使っているキヤノン『iVIS HV10』、HDV対応ビデオカメラ。安かったので衝動買いしました(既に新型が出ています)。

 


 ●なぜHDVはminiDVテープでハイビジョンが記録できるの?

 

 HDVは大容量のハイビジョン映像のはずなのに、今までSD画質のビデオカメラと同様のminiDVテープが使えて、同じ時間だけ撮れる、ってことに疑問を持つ人も多いでしょう。どうしてそんなことが可能なのでしょうか。

 従来は、画質は良くて編集がしやすいけれど、映像データの容量が大きい(効率が悪い)記録方式「DV-AVI」を採用していました。しかし、HDVでは映像を「MPEG-2」方式で圧縮することで、高画質映像を今までと同じテープに保存しているからです。

圧縮と言ってもMPEG-2方式はDVDはもちろん、BSデジタル放送や地デジ放送でも使われている高品質画像が可能なお墨付きの技術。それを使って、更に転送ビットレートも約25MbpsとBSデジタル放送並みなのですから、これはもうきれいで当然、というクォリティです。

ところで、DVD好きな方なら既に購入したり購入を検討していると思いますが、DVDビデオカメラには8cm DVD対応のハイビジョン撮影の規格「AVCHD(Advanced Video Codec High Definition)」がありますが、これはまた別の規格です。

この規格については次回詳しく解説します。


 ●ハイビジョン用ビデオカメラの規格「AVCHD」

 

 ビデオカメラでハイビジョン映像を撮るには、HDVビデオカメラのほかAVCHD対応ビデオカメラも発売されています。

 「AVCHD」とは、Advanced Video Codec High Definitionの略称で、ハイビジョン映像で撮影するためのビデオカメラの規格のひとつで、松下電器産業やソニーが参画して規格策定しました。8cm DVDやSDカードに映像を記録するビデオカメラ製品が多数発売されています(メモリースティックやHDDに保存するタイプの製品もあります)。こちらの規格はMPEG-2より更に圧縮率の高い「AVC/H.264」という圧縮方法を用いて、DVDなどハイデフには少ない容量のディスクやメモリーにも高画質で長時間のハイビジョン録画ができるように配慮されています。ソニーの「かんたんガイド AVCHD入門」にも解りやすい解説があります。

 例えば、8cm DVDにハイビジョンを保存するという手法はとても合理的で将来性もあると言えるでしょう。撮影が終わったらそのディスクをHD DVDプレイヤーやBDプレイヤーで再生したり、ディスクそのものを保存しておくことで管理も楽です。次の撮影には別のディスクを使って撮影していけばいいわけで、DVテープを使っていた人もより便利に感じるのではないでしょうか。
 ただ、比較的新しい規格ですので、従来のDVDレコーダーやプレーヤーでは再生できないので注意が必要です。将来的には新型のDVDプレーヤー(レコーダー)でもサポートされていく確率は高いでしょう。

さて、話題をHDVビデオカメラに戻しまして・・


■ ハイビジョン映像がDVDレコーダーに取り込めない? ひとつ前のページに戻るこのページのトップへ

 ●DV連携機能でビデオカメラ映像を
   楽々ダビング

 

 というわけで、HDVビデオカメラで撮影したハイビジョン映像…DVテープでとっておくとして、利用しやすいDVD-RやDVD-RWなどの記録型DVDメディアにも残しておきたいと思う人も多いでしょう。

 そもそもDVテープの映像をDVDレコーダーにダビングしたいというニーズは以前からあり、たいていのDVDレコーダーには「DV連動録画」なる機能が装備されています。「DVケーブル」(iLinkケーブル)を使い、ビデオカメラとDVDレコーダーを接続すると、DVDレコーダーがビデオカメラを認識し、DVDレコーダーから再生や停止を制御し、ビデオカメラの映像を手軽にDVDレコーダーに録画できる・・という機能です。(パソコン業界では、IEEE1394 ケーブルとも呼ばれます)

▼写真3 DVケーブル
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これが「DVケーブル」(iLinkケーブル、IEEE1394 ケーブルとも呼ばれる)。通常、家電では写真のようなコネクタ端子が小さいタイプのものが用いられますが、パソコン用では大きい端子のものもあるので注意。機器の端子の形状に合わせて使用しましょう。


 ●画質が落ちるがDVDにしておきたい

 

 DVDでは標準でハイビジョン映像を録画する規格はありません(次世代のBDやHD DVD規格にはDVDにハイビジョン映像を保存して過去の資産の活用しようという考え方や規格はあります)。
 そのため画質は落ちますが、そこはそれ、便利なDVDに書き込んでおこう、というわけでDVDレコーダにHDVビデオカメラを接続して、映像を自動で楽々取り込もう、というわけです。

ところが・・・

 DVDレコーダはHDVビデオカメラを認識しているにもかかわらず、映像がケーブルを伝わって流れて来てくれない・・・こんなトラブルにあうかもしれません。

 私が自宅で使用しているDVDレコーダは東芝の地デジ対応HDD内蔵型の『RD-XD91』。気に入っているところも許せないところもたくさん満載している1台。
 で、キヤノンの『iVIS HV10』を東芝『RD-XD91』にDVケーブルを接続してもやっぱり映像は来ない・・録画ができない。
どうしてなのでしょうか。

▼写真4 DVケーブルをカメラに接続
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DVケーブルをHDVビデオカメラのDVコネクタに接続しているところ。同様にDVケーブルのもう一方をDVDレコーダーに接続すれば、映像のダビングができるはず・・・なのに・・・



■解決策 ひとつ前のページに戻るこのページのトップへ

 ●ハイビジョン(ハイデフ)か標準画質か

 

 原因は『RD-XD91』側がDVケーブルを通して流れてくるハイビジョン映像に対応していないから。DVケーブルを通してDVDレコーダーに入力されるハイビジョン映像を処理することができないのです。

 どうすれば良いかというと、『RD-XD91』にハイビジョン映像ではなく、標準映像(スタンダード映像:SDTV)を送るしか方法はありません。
幸い『iVIS HV10』はDVケーブルに出力する映像をハイビジョン画質(HDTV)と標準画質(SDTV)から選択できます。これを標準画質(SDTV)に設定すれば解決するというわけです。

 『iVIS HV10』の「メニュー」ボタンを押して、「DV端子」の設定を「HDV」(ハイビジョン映像)から「DV」(スタンダード映像)に変更する…そうすれば、DVケーブルの映像信号はSD映像となるので『RD-XD91』側が受けることができるようになります。そうすれば、SD映像をHDDに録画することやDVDメディアに記録することができます。

リビングには、今後しばらくの間、従来の標準映像(SDTV)用機器と新しいハイビジョン用映像対応機器が混在することになります。ユーザはこれらを繋いで使うとき、しばらくは少し大変ですが、こういった基本的な設定を理解しながら、触れあっていかなければいけないかもしれません・・・。

ハイデフ時代に向けてガンバロウ…。

次回はアイオーデータ機器の新製品BDドライブ『BRD-UXH6』と同梱ソフト『DVD MovieWriter 5 BD version』を使ってハイビジョン映像をBD-REディスクに保存する方法を紹介します。
お楽しみに。

 

▼写真5 DVDプレーヤー
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私が自宅で使用しているDVDレコーダー。地デジ対応HDD内蔵型の『RD-XD91』。これにDVケーブルでHDVビデオカメラを接続し、ハイビジョン映像をダビングしようとしたけれど・・

▼図6 HD画像はNG?
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DVDレコーダー側がDVケーブルを通して流れてくるハイビジョン映像に対応していないと映像を表示・録画ができない場合があります。ので、
DVカメラから送信する映像を標準画質に設定すれば解決します。


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