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写真B |
魚の世界
一眼レフの写真は高い解像度と美しい発色が特徴です。大きく引き伸ばす写真に向いています。
Cannon EOS 40D 魚魚目レンズ3号使用 f22 1/25 ISO400 ストロボ撮影 |
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写真C |
ダイビングでの記念撮影
コンデジがあれば素敵な記念ダイブも思い出に残すことができます。
オリンパス C-750UZ f/2.8 1/125秒 ISO50 自然光撮影 |
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写真D |
ハイエンドコンデジで撮影した例
マニュアル撮影のできる機種なら、水中写真に自分の表現や意図をより明確に盛り込むことができます。産卵中の2匹のオオガラスハゼを際立たせるため、シャッタースピードを上げて背景を暗く落とし、すっきりさせました。
オリンパス C-770UZ f/4 1/160秒 ISO64 マクロレンズ使用 内蔵フラッシュ撮影 |
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自分のカメラを選ぶためにまず最初に考えるべきは、水中写真を撮る『目的』です。
「自分がどういう写真を撮りたいか?」
「撮った写真をどのように利用するか?」
自分の胸にまずこれを問いかけてみましょう。
例えば、その目的が
「A3ぐらいに大きくプリントして美しく飾りたい」
「フォトコンテストに出せるような
とにかくきれいな写真を撮りたい」
など、水中写真に画質やクオリティを優先したいなら、高価ではありますが一眼レフを使うことを検討してみてください。
陸写と同様に、一眼レフならカメラ任せのオート撮影の他に、マニュアル撮影ができ、更に外部ストロボなど周辺機材も比較的豊富なので、練習すればきっと満足いく写真表現ができるでしょう。また、撮ることの醍醐味が感じられて、"水中写真を撮るために潜りに行きたくなる"と思います(写真B)。
また、それとは反対に、
「魚を覚えるために水中で記録したい」
「特別なダイビングの記憶を記念に残したい」
「とりあえずあると便利かな」
「プリントするサイズはL判で充分」
「お金はそんなにカメラにかけたくないな」
という感じで、便利さや使いやすさが優先なら、コンパクトデジカメ(以後コンデジ)をお勧めします。
きっとみなさんのダイビングライフをコンデジがいろんな面で楽しくしてくれると思います(写真C)。
「きれいな写真は撮りたいけど、
一眼レフは高すぎるなぁ・・・」
「予算的には手頃なカメラだけど
本格的に水中写真の練習をしたい」
そんな方は、マニュアル撮影もできるコンデジのハイエンド機(マニュアル機)で、写真の腕を磨きましょう。
こうしたマニュアル機はフルオートのコンデジとはひと味違い、自分の表現意図を盛り込んだ『作品』を作り上げることができます。
逆に言うと、カメラ任せのフルオート機では自分の撮りたいように撮れないことがあるのです。
さて、みなさんの水中写真の目的は何でしょうか?
海フォト的なカメラの選び方についてもっと知りたい人は、ここでちょっと休憩して、コーヒーでも飲んでから一緒にもう少し詳しく見ていきましょう。 |