コンテンツのトップページへ 髭達磨・薮田織也のプチ日記
 2008年 09月 30日 火曜日 新しいレンズで女性を撮ってみた
 
回に約束したとおり、オリンパス製 Zuiko Digital ED 14-35mm F2.0 SWD 標準ズームレンズ写真2 ) で撮った女性の写真を紹介しますね。まずは、写真1をご覧ください。この時の天候は真夏の晴天。時刻は正午近くでしたが、強い日差しをほとんど遮る木陰に座ってもらったため、ほとんどの光がモデルの全身に柔らかく回りこんで、肌をキレイに表現できました。もちろん、Zuiko Digital ED 14-35mm F2.0 SWD 標準ズームレンズ一本で、補助光もレフ板も使っていません。絞りは、レンズの開放 F 値 2.0 から一段絞り込んで撮っていますが、仮に開放だとしても、収差の影響はほとんどありませんし、色も忠実で、なによりボケ足がとてもいい感じです。ちょっとハイキー気味に撮影してみましたが、胸元のハイライトから中間調へ、さらにシャドウへのグラデーションがキレイに表現できていますよね。そうそう、女性の多くはハイキーに撮られることを好みますからね、このレンズを使うときは、カメラの AE になんか頼らずに明るめの露出設定で撮ってあげてください。


然ですが、ここに掲載している写真の女性のプロフィールを紹介しておきます。(おいおい、レンズの話は後回しかい!) 写真のモデルは、作山若子さんと言って、世界のお茶とコーヒーのメーカー、株式会社 和みの代表取締役社長です。( ちなみにこの会社の Web にある社長の写真も髭が撮りました ) テレビや雑誌の取材で写真を撮られることはあっても、モデルとしての経験は皆無。この日もかなりの緊張のせいでポージングがギクシャクしてたんですけど、捨てカットをガンガン撮りまくってシャッター音に慣れてもらってから本番。プロのモデルのようなポーズは端からしてもらうつもりはなかったんで、普通の動作をひたすら連写で撮影しました。


人モデルを撮るときのコツを、これも突然ですけど紹介しておきますね。まず、素人モデルには、プロのようなポージングの注文は無理ですから、一連の動作の瞬間を撮るようにします。たとえば写真1。これは、普通に座ってもらって正面の風景を眺めていてもらいます。俯瞰のアングルでカメラの準備ができたら、声をかけてカメラを見上げてもらいます。その動作の流れの中から最高の瞬間を狙ってレリーズボタンを押します。もちろん連写で撮っても良いですが、練習も兼ねてなるべく手動で撮りましょうね。写真3も同様です。背中に手を当てて背筋を伸ばし、正面を向いてもらっておいてから、カメラを振り返ってもらう動作が完了する直前の瞬間を撮りました。素人モデルは、静止ポーズにはとても緊張しますが、あくまでも普通の動作の途中では自然な表情をしているものです。あっ、もちろんモデルとの会話はずっと続けていなければダメですよ。一方的に話すのではなく、あくまでも会話です。モデルにも話させるんです。そうこうするうちにモデルの緊張が解けてくれば、会話の内容によっては写真5のような表情も撮れちゃいますからね。


ンズの話に戻しましょう。オリンパスレンズの技術の結晶と、髭が勝手に思い込んでいる Zuiko Digital ED 14-35mm F2.0 SWD 標準ズームレンズですが、色の忠実さや解像度のバランスはピカイチですけど、絞りを開放にしたときの被写界深度 ( ピントが合う範囲 ) が予想以上に狭いため、ピント合わせが極めてシビアなんです。F2.0 の開放なんだから被写界深度が狭いのは当たり前だと思うでしょうけど、パナソニックのライカレンズ F1.4 ( LEICA D SUMMILUX ) の開放よりもシビアです。Zuiko Digital ED 14-35mm F2.0 SWD 標準ズームレンズは、オリンパスご自慢の SWD ( スーパーソニックウェーブドライブ ) という超音波駆動方式の AF が使えるので、かなり正確で高速にフォーカスを合わせることができるのですが、それでも人物撮影では気が抜けません。人物撮影の被写体は常に動く人間ですし、撮るほうも三脚を使うことが少ない人物カメラマンですからね。うっかりするとピンが外れちゃうんです。E-3 の C-AF ( 追従型 AF ) モードを使えば、動く被写体に追従してフォーカスが合いますけど、だからってコンピュータには任せきれません。やっぱりそこは体育会系カメラマン。フォーカスはマニュアルですよ。(笑) 実際このレンズ、マニュアルでの使い勝手がいい感じなんです。大概の AF 用レンズって、マニュアルで使いにくいのが多いんですけどね。レンズ自体がデカイことも相まって、フォーカスリングが髭の手の大きさに馴染むんです。前回も書きましたけど、やっぱりこのレンズ、男のレンズです。(笑) 軟弱なカメラマンは使っちゃいけないんですよ、きっと。 ( しょっちゅう疲労でぶっ倒れて救急車で運ばれる髭も軟弱なんじゃないかとは思いますけどね… )


K
enko のソフトフィルタと Zuiko Digital ED 14-35mm F2.0 SWD 標準ズームレンズを合わせて使ってみたので、その辺も書いておきますかね。髭が愛用しているソフトフィルタといえば、Kenko の Duto ( デュート )新・女性の撮りかた講座 最終回を参照 ) なんですが、今回は 「 プロソフトン ( A ) 」 というソフトフィルタを使ってみました。

▼写真6 プロソフトンを使ってみました
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Kenko 製ソフトフィルタ、「 プロソフトン ( A ) 」 を使ってみました。このフィルタは、ソフトフィルタの中でも効果が弱いタイプです。

プロソフトン ( A ) というフィルタは、Duto ( デュート ) よりもソフトな描写になり、ディテールは Duto よりも多少潰れますが、女性の肌の質感をより柔らかくしてくれるので、女性受けがいいフィルタです。なのに、髭がいままで Duto を使い続けてきたのは、それまで使っていたレンズとプロソフトン ( A ) の組み合わせに納得がいかなかったという理由があるんです。というのも、ソフトフィルタ系は、レンズの解像度がそれなりに高くないと、ちょっとあまあまな、眠い絵になってしまうきらいがあるからです。でも、Zuiko Digital ED 14-35mm F2.0 SWD 標準ズームレンズなら、プロソフトン ( A ) と組み合わせても大丈夫。写真7写真8のように、キレイに光を滲ませてくれます。解像度の高いレンズだと、女性の毛穴まではっきり写っちゃいますから、小皺が気になりだした女性を撮る場合に、プロソフトン ( A ) は必需品と言えるかもしれませんね。


回あたりは、そろそろ モテ写 on The Web でも更新しましょうかね。ところで、書籍版の 「 モテ写〜キレイに見せるポージング 」 が、なぜだか知りませんが欠品している状態です。発売からまだ半年しか経ってないのに、「 Amazon で売り切れになってるぞ!」 と編集者に連絡したら驚いてるし……。髭の数少ない書籍の、もっとも稼ぎ頭の本なんだから、さっさと納品してよね。本当にもうしっかりしてよ、某出版社!
 
▼写真1 ボケ足のキレイなレンズ!
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08 年 3 月に発売されたオリンパス製 Zuiko Digital ED 14-35mm F2.0 SWD 標準ズームレンズで女性を撮ってみました。レフ板も補助光も使わずに、晴天の木陰での撮影です。髭的には申し分ない仕上がりです。肌の質感やグラデーションもキレイに表現されます。テレ側に寄せて、F2.0 の開放から一段絞っての撮影ですが、ボケ足もなかなかキレイだと思います。
モデル:作山 若子

▼写真2 お気に入りのレンズ
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前回の日記で紹介したZuiko Digital ED 14-35mm F2.0 SWD 標準ズームレンズ。このページの女性の写真は、このレンズで撮っています。

▼写真3 解像度も抜群
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半逆光で撮ったので写真1よりもコントラストは落ちていますが、色も忠実だし、解像度のバランスもばっちりです。料理を撮るも良し、人物を撮るのも最高のレンズです。
モデル:作山 若子

▼写真4 ピント合わせがシビア!
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このレンズの難点は、ピント合わせがとってもシビアなこと。開放で絞り込んだとき、ちょっと気を緩めるとピンがずれちゃいます。この写真も、ちょっと前ピンに……。
モデル:作山 若子

▼写真5 被写体が動くと……
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ピント合わせがシビアなので、E-3 自慢の SWD を使っても、被写体が動くとすぐにピンがずれちゃいます。このときだけは C-AF ( 追従型 AF ) を使ってみましたが、木にピンが合っちゃいました。トホホ。
モデル:作山 若子

▼写真7 光の滲みがいい感じ
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写真6 の 「 プロソフトン ( A ) 」 を使って撮った写真です。わずかですが、光がキレイに滲んでくれます。レンズとの組み合わせも良いようですね。
モデル:作山 若子

▼写真8 プロソフトンでもう一枚
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今後もガンガン女性を撮りまくるつもりですので、よろしくです。
モデル:作山 若子
 
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