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有岡秀倫の 自然光で撮る!料理写真講座( 後篇 )


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さて、前月に引き続き更新した、有岡秀倫の 自然光で撮る!料理写真講座の後編は、”レンズ”、”カメラポジション・アングル”による料理写真の違いに関して解説いたします。料理写真を撮影者の意図する表現にするための参考として、ぜひご覧ください。 by 編集部

カメラマンの有岡秀倫( ありおかひでのり )です。前回の記事はいかがでしたか。前回の記事では順光・逆光・サイド光の違いによる写真の変化について解説をいたしました。また、安価な材料を使用してレフ代わりにし、光を起こすことを解説いたしました。前回見逃した人は前篇を読んでみてください。
さて、今回はレンズ・アングルの違いで料理の写真にどのような変化が起こるのかを見ていく事にしましょう。

■ レンズの違いによる料理写真の変化について

同じ料理をレンズを変えて撮影しました。

▼写真1 35㎜

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▼写真2 35㎜( メイキング )

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▼写真3 90㎜

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▼写真4 90㎜( メイキング )

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違いがお分かりですか。35ミリは、手前に空間があり、奥の野菜のサンドも小さくみえます。90ミリは、全体的にどっしりした印象になります。
料理写真に動きがほしいときは、広角レンズ、しっかり見せたいときは中望遠という選択になります。

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■ 料理の配置について

テーブルに料理が並んだ写真を撮るとききちんと正対した写真を撮ることが多いと思います。

▼写真5 正対して撮影した写真

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説明写真のようで、少し面白くないですね。

▼写真6 傾けて撮影した写真

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このように少し皿の配置を変えて画面構成を変更し、カメラを傾けることで動きのある写真を撮ることができます。

▼写真7 手前の皿にピント

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▼写真8 真ん中の皿にピント

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また見せたい料理にピントを合わせることで、どの料理がメインなのかを見せることができます。

▼写真9 f/2.8

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▼写真10 f/8

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▼写真11 f/16

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被写界深度の話になりますが、テーブルトップの構成で、手前のオープンサンドにピントを合わせ、絞り優先オートで撮ってみました。

▼写真9のf/2.8の写真はイメージ写真になり、▼写真11のf/16では説明写真になることがよくわると思います。

▼写真12

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料理が複数の場合は見せたい料理にピントを合わせることが重要です。自分のイメージにあった絞り値を探してみて下さい。( この場合、三脚は必須です。 )

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■ カメラポジションとカメラアングルについて

みなさんは料理写真を撮影する時に、カメラのポジションとカメラアングルは意識していますか。一般の方はあまり意識していないように見受けられます。カメラポジションとカメラアングルがちょっと変わるだけで料理写真の表情が変わってきます。それでは早速みていきましょう。

※「 カメラポジションとカメラアングル 」については スタジオグラフィックス on the Facebook で記述された薮田織也氏の記事がわかりやすいので、理解を深めるために見てください。
「 FBのためのスマホ写真撮りかた講座 ~ 第2回 カメラポジションとアングル 」
( Facebookページに移動します。 )

▼写真13 アイレベル・ハイアングルで撮影
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料理全体が入るようにハイアングル・ハイポジションで撮ってみました。どうでしょう。ちょっとおとなしい写真になります。

▼写真14 アイレベルを下げ・ハイアングル
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▼写真13よりアイレベルを少し下げることでパンの厚みを表現できています。また、このようにセンターをずらしてあげる事により動きが出た写真となっています。

▼写真15
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▼写真14と同じアングルですが、上下を開けてあげ、縦位置で撮ることにより空気感がでてきます。

前回、今回と2回に渡り、料理写真の撮り方を解説いたしました。レンズの違いに関してはレンズ交換式カメラをお持ちでないと撮り分けられませんが、この短期連載ではなるべく専門的な写真用品を使用しないで料理写真を上手に撮影するコツを解説いたしました。

前回、今回の記事を参考に、ぜひ料理写真撮影に取り組んでいただきたいと思います。いつか読者の皆様にお会いできるのを楽しみにしています!

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