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萩原和幸の旅スナップ ~ Trip-Snap
第14回 昭和な街・小諸を行く2


写真と文:萩原 和幸


TOPIX

今回の「 萩原和幸の旅スナップ~ Trip-Snap 」は、前回に引き続き、長野は小諸から旅スナップをお届けします。萩原氏が今回の旅のお供に選んだレンズは、フルサイズ対応標準ズーム「 AT-X 24-70 F2.8 PRO FX 」と広角ズーム「 AT-X 14-20 F2 PRO DX 」。タイムスリップした街並みに思わずレンズを向けたくなる萩原氏。それではお楽しみください。  by 編集部

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今回の「 萩原和幸の旅スナップ 」は、前回に引き続き信州・長野。
前回は坂のある城下町で知られる小諸を散策。上田に宿を取り、夜が明けた2日目は松代に向かうことにした。

松代は松代藩十万石の城下町。現在放映中の大河ドラマ『 真田丸 』の主人公・真田信繁の兄で、上田藩から入封した松代藩藩主・真田信之公により、おおいに賑わったそうだ。
ずいぶん昔…小学生頃に、来たことがありそうだが、はっきりと覚えているわけもなく。
私の中では、松代と言えば佐久間象山!幕末大好き人間ですからねえ(笑)
ということで、今回の訪問が、松代への新たな印象になったのである。

手段はもちろん、いつも通りの高速バスで。午前 7:40、池袋発の西武バスにて上田駅に向かう。そこから、しなの鉄道に乗り換えて小諸を目指す。夜行でないとはいえ高速バスセット( 枕・腰当て・スリッパ・アイマスク・耳栓 )は当然。現地まで3時間半のバス旅ですから、きちっと体力は温存しますよ。

AT-X 24-70 F2.8 PRO FX AT-X 14-20 F2 PRO DX
AT-X 24-70 F2.8 PRO FX AT-X 14-20 F2 PRO DX

さて、今回のお供の機材をおさらいすると、レンズはまず2本。フルサイズ対応標準ズーム「 AT-X 24-70 F2.8 PRO FX 」と「 AT-X 14-20 F2 PRO DX 」。そしてカメラはキヤノン EOS 7D MarkII 、な装備。い前回でもお話ししたが、機材を出来るだけ厳選して、動きやすくした。夏だし坂だし汗っかきだし。少しでも軽くしたいのが第一の理由。重い機材に振り回されては、体力の消耗がハンパ無い。後々お話しするが、開放値F2やF2.8などの明るいレンズに、今回は随分助けられた。やはり開放値の明るさによる、シャッタースピードの恩恵だ。こういう時は “ F値の明るいレンズはいい! ” と言わざるを得ない。これらを aosta の OEJ メッセンジャーに入れて松代をブラブラした。
松代へは、上田から直接電車で向かうことが出来ない。数年前に、松代駅を通る線は廃線になっており、どこぞからバスで向かうのだ。私は屋代駅で下車し、そこからバスで向かうことにした。

屋代駅に到着。駅前で朝食を頂けるところを探したが、すぐには見当たらず。 仕方なく、地元商店でおにぎりを購入。

屋代駅に到着。駅前で朝食を頂けるところを探したが、すぐには見当たらず。仕方なく、地元商店でおにぎりを購入。

駅前でバスに乗り換え。 お年寄りから高校生まで、多くの方が乗っていた。 それでも廃線になっちゃうのね。

駅前でバスに乗り換え。
お年寄りから高校生まで、多くの方が乗っていた。それでも廃線になっちゃうのね。

Canon EOS7D MarkⅡ TokinaAT-X 14-20 F2 PRO DX  14mm 絞り優先AE(f4.5 1/2000秒) -0.3EV補正 ISO200 AWB RAW 30分ほどで松代駅に到着。 駅舎はほとんどそのままで残されていて、観光案内所など敢行の為の情報ステーション兼バスターミナルの役割を果たしている。 雨が降り出しそうな重い雲と一緒に。

Canon EOS7D MarkⅡ TokinaAT-X 14-20 F2 PRO DX
14mm 絞り優先AE(f4.5 1/2000秒) -0.3EV補正 ISO200 AWB RAW
30分ほどで松代駅に到着。
駅舎はほとんどそのままで残されていて、観光案内所など敢行の為の情報ステーション兼バスターミナルの役割を果たしている。
雨が降り出しそうな重い雲と一緒に。

松代駅内の観光案内所で情報を得て、早速ぶらつく。
急ぐ理由は二つある。まずは天候。それでなくても雲が厚くて暗かったのだが、夕方から大雨の予報が出ていたのだ。これは避けたい。
それともう一つ。それは…
『 時間! 』。
つまり、この旅は高速バスが基本。高速バスの乗車時間があり、その時刻までに、出発する上田に戻る必要があったのだ!
まあ、考えてみてば当たり前のことなのですが(笑)
もっとも、決まった時刻まで目いっぱい撮ってみよう!という意気込みは、撮影そのものを濃密にさせるので、良い面もありますね、はい。

Canon EOS7D MarkⅡ TokinaAT-X 14-20 F2 PRO DX  20mm 絞り優先AE(f7.1 1/320秒) -0.7EV補正 ISO200 AWB RAW 松代の街並み。 いやあ、14-20は直線力すごいね。これだけの広角でありながら、直線がピシッと決まると清々しさまで感じてしまう。

Canon EOS7D MarkⅡ TokinaAT-X 14-20 F2 PRO DX
20mm 絞り優先AE(f7.1 1/320秒) -0.7EV補正 ISO200 AWB RAW
松代の街並み。
いやあ、14-20は直線力すごいね。これだけの広角でありながら、直線がピシッと決まると清々しさまで感じてしまう。

街並みは中心部こそ観光っぽく整備されたところもあるが、ほとんどが生活に密着していて、タイムスリップ感が半端ない。
いたるところにカメラを向けたくなるが、そこで生活されているんだなと思うと、レンズを向けることに慎重になる。

象山神社到着。 佐久間象山先生ですよ。幕末好きにはたまりませんよ!

象山神社到着。
佐久間象山先生ですよ。幕末好きにはたまりませんよ!


ここでちょっと佐久間象山について。
佐久間象山は松代藩出身の儒学者。幕末当時、最高の頭脳の持ち主と言っても過言ではないだろう(ハギワラ談)。兵学者で思想家。
勝海舟や吉田松陰、坂本龍馬などが、象山の私塾『五月塾』の門弟。
のちに将軍となる一橋慶喜の招聘で上洛し、公武一体論や開国論を説くが、当時の京都は尊皇攘夷派の志士が多く潜伏しており、標的にされる。1864年7月11日、三条木屋町にて暗殺される。

まあ、倒幕とその後の日本に、多大な影響を与えた人物だった、ということですね。

Canon EOS7D MarkⅡ TokinaAT-X 14-20 F2 PRO DX  20mm 絞り優先AE(f5.6 1/160秒) ISO200 AWB RAW 象山神社の境内にて。 社殿の前では、若いお母さんが参拝されていた。どうやら地元の方らしい。地元の人にとっても、今もなお『象山先生』が息づいていることを嬉しく思う。

Canon EOS7D MarkⅡ TokinaAT-X 14-20 F2 PRO DX
20mm 絞り優先AE(f5.6 1/160秒) ISO200 AWB RAW
象山神社の境内にて。
社殿の前では、若いお母さんが参拝されていた。どうやら地元の方らしい。地元の人にとっても、今もなお『象山先生』が息づいていることを嬉しく思う。

Canon EOS7D MarkⅡ TokinaAT-X 14-20 F2 PRO DX  14mm 絞り優先AE(f5.6 1/250秒)  ISO200 AWB RAW

Canon EOS7D MarkⅡ TokinaAT-X 14-20 F2 PRO DX
14mm 絞り優先AE(f5.6 1/250秒)  ISO200 AWB RAW

ぶらぶら歩くと、いい感じの神社やらお寺やら。
ええ、わかっていますよ!神社仏閣ばかりじゃ、画のカラー的に地味になっちゃうってことでしょ?でも私は気にしませんよ。だって、撮りたいもん!

Canon EOS7D MarkⅡ TokinaAT-X 14-20 F2 PRO DX  20mm 絞り優先AE(f5.6 1/200秒) -0.3EV補正 ISO200 AWB RAW 地元の方の寄進の鳥居がずらっと並ぶ。 小さいけど、厳かな神社。 廃れた感じの細やかさが、いい感じで再現された。

Canon EOS7D MarkⅡ TokinaAT-X 14-20 F2 PRO DX
20mm 絞り優先AE(f5.6 1/200秒) -0.3EV補正 ISO200 AWB RAW
地元の方の寄進の鳥居がずらっと並ぶ。
小さいけど、厳かな神社。
廃れた感じの細やかさが、いい感じで再現された。

Canon EOS7D MarkⅡ TokinaAT-X 24-70 F2.8 PRO FX  24mm 絞り優先AE(f3.5 1/3200秒) -1.0EV補正 ISO400 AWB RAW 色がね、画的に地味にならないようにね、恵明禅寺の本殿を背景に百合を。 「雨が降らないから植物たちが元気がないんだよ」と住職の奥様が声をかけてくれた。 「今日は恵みの雨になりそうですよ」と答えると、明日来なよと返してくれた。こういうやりとり、嬉しいねえ。

Canon EOS7D MarkⅡ TokinaAT-X 24-70 F2.8 PRO FX
24mm 絞り優先AE(f3.5 1/3200秒) -1.0EV補正 ISO400 AWB RAW
色がね、画的に地味にならないようにね、恵明禅寺の本殿を背景に百合を。
「雨が降らないから植物たちが元気がないんだよ」と住職の奥様が声をかけてくれた。
「今日は恵みの雨になりそうですよ」と答えると、明日来なよと返してくれた。こういうやりとり、嬉しいねえ。

ということで、象山地下壕へ。

ということで、象山地下壕へ。

こうなっております。

こうなっております。

ちなみに象山地下壕とは…
正確には『松代大本営地下壕』。第二次世界大戦末期、軍部が本土決戦の最終拠点として、極秘に大本営・政府各省庁をこの地に移す計画がなされ、突貫工事の元に掘られた地下壕。
舞鶴山を中心に、皆神山、象山に碁盤の目状に掘られ、延長は約10キロにも及ぶ。貴重な戦争遺構として、現在、一部公開中。

内部にて。 公開されている内部にはこのように、点々と電球がならぶ。まるで誘われているかのよう。 感度を上げて手持ちで撮影。明るいレンズのおかげ! しっかし、すごいもの掘っちゃうのねえ。

内部にて。
公開されている内部にはこのように、点々と電球がならぶ。まるで誘われているかのよう。
感度を上げて手持ちで撮影。明るいレンズのおかげ!
しっかし、すごいもの掘っちゃうのねえ。


再びぶらぶらを開始。
象山に行くために市街から少々離れたため、来た時とは違う道で、松代城を目指す。
この時すでに、いつでも雨が降ってもおかしくない状態だった…。

わっ!すごい日常の橋を発見! 高所恐怖症の私にはちょっと怖いなあ(笑)

わっ!すごい日常の橋を発見!
高所恐怖症の私にはちょっと怖いなあ(笑)

Canon EOS7D MarkⅡ TokinaAT-X 24-70 F2.8 PRO FX  70mm 絞り優先AE(f4.5 1/250秒) -0.7EV補正 ISO400 AWB RAW 都心ではなかなか見られない、ヤゴの抜け殻。 70mmでできるだけ寄ってみたが、結構いけるねえ。

Canon EOS7D MarkⅡ TokinaAT-X 24-70 F2.8 PRO FX
70mm 絞り優先AE(f4.5 1/250秒) -0.7EV補正 ISO400 AWB RAW
都心ではなかなか見られない、ヤゴの抜け殻。
70mmでできるだけ寄ってみたが、結構いけるねえ。

この抜け殻がとまっていたところは、江戸時代の大きな扉でございました。
※一般のお宅の、現役の扉でしたので、あえて公開いたしません。

Canon EOS7D MarkⅡ TokinaAT-X 24-70 F2.8 PRO FX  63mm 絞り優先AE(f2.8 1/6400秒) -0.7EV補正 ISO400 AWB RAW かつてここがどのような街で、どのような人たちが住むところだったのか…そんな痕跡を残す町名がいかにも城下町っぽくていい。観光っぽい造りではなく、さりげなく。

Canon EOS7D MarkⅡ TokinaAT-X 24-70 F2.8 PRO FX
63mm 絞り優先AE(f2.8 1/6400秒) -0.7EV補正 ISO400 AWB RAW
かつてここがどのような街で、どのような人たちが住むところだったのか…そんな痕跡を残す町名がいかにも城下町っぽくていい。観光っぽい造りではなく、さりげなく。

Canon EOS7D MarkⅡ TokinaAT-X 24-70 F2.8 PRO FX  49mm 絞り優先AE(f13 1/80秒) -0.7EV補正 ISO400 AWB RAW 手前の門と奥の木塀を組み合わせた構図を楽しむ。 しかし、立派な門構えに木塀と、さらにどのくらいのものがあるのだろうか…。残念ながらこのお宅も一般のお宅のため拝観はできず。 気になる!

Canon EOS7D MarkⅡ TokinaAT-X 24-70 F2.8 PRO FX
49mm 絞り優先AE(f13 1/80秒) -0.7EV補正 ISO400 AWB RAW
手前の門と奥の木塀を組み合わせた構図を楽しむ。
しかし、立派な門構えに木塀と、さらにどのくらいのものがあるのだろうか…。残念ながらこのお宅も一般のお宅のため拝観はできず。
気になる!

公開しているお宅もあるので、チョイチョイ立ち寄る。

Canon EOS7D MarkⅡ TokinaAT-X 24-70 F2.8 PRO FX  56mm 絞り優先AE(f2.8 1/125秒) -1.3EV補正 ISO400 AWB RAW

Canon EOS7D MarkⅡ TokinaAT-X 24-70 F2.8 PRO FX
56mm 絞り優先AE(f2.8 1/125秒) -1.3EV補正 ISO400 AWB RAW

Canon EOS7D MarkⅡ TokinaAT-X 24-70 F2.8 PRO FX  43mm 絞り優先AE(f2.8 1/125秒) -1.7EV補正 ISO400 AWB RAW 当時の生活用品がそのままに。 今でこそ使われていないものの、どこか生活の息みたいなものを感じる道具には、少し潤いが感じられる描写となるこのレンズがマッチ。このレンズの描写のおかげで、湿気を含んだような感じが出せている。

Canon EOS7D MarkⅡ TokinaAT-X 24-70 F2.8 PRO FX
43mm 絞り優先AE(f2.8 1/125秒) -1.7EV補正 ISO400 AWB RAW
当時の生活用品がそのままに。
今でこそ使われていないものの、どこか生活の息みたいなものを感じる道具には、少し潤いが感じられる描写となるこのレンズがマッチ。このレンズの描写のおかげで、湿気を含んだような感じが出せている。

こうした古の雰囲気を色濃く残すところとはいえ、そこには生活がある。
私も城下町、お堀の目の前に実家があったが、ここまでの風情があったわけではなく、こうした光景が羨ましい。

Canon EOS7D MarkⅡ TokinaAT-X 24-70 F2.8 PRO FX  70mm 絞り優先AE(f4.5 1/2000秒) +0.3EV補正 ISO400 AWB RAW この時は夏休み直前かな?当たり前のように通っている通学路なだろうなあ。 そこを歩いているだけで画になる…なんて思ってもみないだろうね。でもなっちゃうんだよ。

Canon EOS7D MarkⅡ TokinaAT-X 24-70 F2.8 PRO FX
70mm 絞り優先AE(f4.5 1/2000秒) +0.3EV補正 ISO400 AWB RAW
この時は夏休み直前かな?当たり前のように通っている通学路なだろうなあ。
そこを歩いているだけで画になる…なんて思ってもみないだろうね。でもなっちゃうんだよ。

Canon EOS7D MarkⅡ TokinaAT-X 24-70 F2.8 PRO FX  39mm 絞り優先AE(f4.0 1/1600秒) -0.7EV補正 ISO400 AWB RAW これもなんとも。 日常なんだろうけど、ミスマッチ感がたまらず、ついシャッターを切ってしまった。

Canon EOS7D MarkⅡ TokinaAT-X 24-70 F2.8 PRO FX
39mm 絞り優先AE(f4.0 1/1600秒) -0.7EV補正 ISO400 AWB RAW
これもなんとも。
日常なんだろうけど、ミスマッチ感がたまらず、ついシャッターを切ってしまった。

● 萩原和幸のスナップワンポイント ●

生活と密着させる
撮影地に行くと、私もそうだがついつい建物や景色ばかりを撮影しがち。でもそこにはそこに住んでいる方々の生活があり、息づいている。そうした方々の日常を含めたカットにすることで、一気に生気が出てきて、文字通り生き生きとしたカットになる。もちろん写る方々のプライバシーを考慮してのことだが。
特に観光地では、地元の方々に着目して、時には話しかけ、許可を頂き、撮影してみるものいいだろう。

信州といえばおやきでしょう。 ということで、いただきます。中はくるみ餡でした。

信州といえばおやきでしょう。
ということで、いただきます。中はくるみ餡でした。


松代城跡に到着。
現在の松代城は、2004年に復元されたもので、明治時代の廃城に伴い建物が解体されてから、長いこと石垣だけだったそう。でもこうした門や木橋などが整備されると、もっと愛着も出ると思うし、私は賛成。
地元・静岡の駿府城も、早く天守閣が復元されないかなあ。生きている間に見られるといいなあ。

この松代城跡、実は目の前が先ほどの廃線になった駅の目の前。こんな素晴らしい立地にありながら、廃線は返す返す残念!長野駅や上田駅と直結していれば面白かっただろうになあ。しなの鉄道さん、繋いでやって!

Canon EOS7D MarkⅡ TokinaAT-X 14-20 F2 PRO DX  17mm 絞り優先AE(f4.5 1/800秒)  ISO200 AWB RAW  まるで観光案内みたいな写真になってしまった(笑)

Canon EOS7D MarkⅡ TokinaAT-X 14-20 F2 PRO DX
17mm 絞り優先AE(f4.5 1/800秒)  ISO200 AWB RAW 
まるで観光案内みたいな写真になってしまった(笑)

Canon EOS7D MarkⅡ TokinaAT-X 14-20 F2 PRO DX  20mm 絞り優先AE(f4.5 1/320秒)ISO200 AWB RAW

Canon EOS7D MarkⅡ TokinaAT-X 14-20 F2 PRO DX
20mm 絞り優先AE(f4.5 1/320秒)ISO200 AWB RAW

Canon EOS7D MarkⅡ TokinaAT-X 24-70 F2.8 PRO FX  54mm 絞り優先AE(f2.8 1/640秒) -0.7EV補正 ISO400 AWB RAW

Canon EOS7D MarkⅡ TokinaAT-X 24-70 F2.8 PRO FX
54mm 絞り優先AE(f2.8 1/640秒) -0.7EV補正 ISO400 AWB RAW

すぐそばにある真田邸へ。
真田松代藩九代藩主・幸教が、母の住まいにと1864年に築いた城外御殿。
そもそも大名の妻子は江戸住まいが義務だったが、のちに緩和され、地元にも屋敷を建設する必要が生まれるのだが、この屋敷もそうした経緯があったそう。明治以降は真田氏の私邸として使われたそうだが、1966年に代々の家宝とともに松代町に譲渡され、現在は一般公開しているそうだ。

Canon EOS7D MarkⅡ TokinaAT-X 24-70 F2.8 PRO FX  25mm 絞り優先AE(f2.8 1/20秒) -0.3EV補正 ISO200 AWB RAW 長い廊下と左右はお座敷。 こういうところでは三脚は立てられない。でも極力低感度で撮影したい。そんな時の大口径レンズ!今回は本当に助けられている。手ブレギリギリになりながら慎重に。ちなみに数枚シャッターを切ったが、一枚もブレていなかった。大口径に感謝。

Canon EOS7D MarkⅡ TokinaAT-X 24-70 F2.8 PRO FX
25mm 絞り優先AE(f2.8 1/20秒) -0.3EV補正 ISO200 AWB RAW
長い廊下と左右はお座敷。
こういうところでは三脚は立てられない。でも極力低感度で撮影したい。そんな時の大口径レンズ!今回は本当に助けられている。手ブレギリギリになりながら慎重に。ちなみに数枚シャッターを切ったが、一枚もブレていなかった。大口径に感謝。

Canon EOS7D MarkⅡ TokinaAT-X 14-20 F2 PRO DX  14mm 絞り優先AE(f2.2 1/25秒) -1.0EV補正 ISO400 AWB RAW  天井と壁紙の見事さ。どちらも撮りたいので、14ミリでできるだけ入れてみる。斜めから構えているから、こうした場面では当然歪むけど、隅々まで解像され、シャドウの部分も繊細に再現されている。実に使い勝手がいい。

Canon EOS7D MarkⅡ TokinaAT-X 14-20 F2 PRO DX
14mm 絞り優先AE(f2.2 1/25秒) -1.0EV補正 ISO400 AWB RAW 
天井と壁紙の見事さ。どちらも撮りたいので、14ミリでできるだけ入れてみる。斜めから構えているから、こうした場面では当然歪むけど、隅々まで解像され、シャドウの部分も繊細に再現されている。実に使い勝手がいい。

Canon EOS7D MarkⅡ TokinaAT-X 14-20 F2 PRO DX  20mm 絞り優先AE(f2.2 1/400秒) -1.0EV補正 ISO400 AWB RAW

Canon EOS7D MarkⅡ TokinaAT-X 14-20 F2 PRO DX
20mm 絞り優先AE(f2.2 1/400秒) -1.0EV補正 ISO400 AWB RAW

Canon EOS7D MarkⅡ TokinaAT-X 14-20 F2 PRO DX  20mm 絞り優先AE(f4.0 1/500秒)-1.0EV補正 ISO200 AWB RAW  屋敷の前を流れる水路。その水面に映る空が、曇り空なんだけど綺麗だった。 屋敷の向こうはすぐに児童公園。子供達の声が聞こえた。

Canon EOS7D MarkⅡ TokinaAT-X 14-20 F2 PRO DX
20mm 絞り優先AE(f4.0 1/500秒)-1.0EV補正 ISO200 AWB RAW 
屋敷の前を流れる水路。その水面に映る空が、曇り空なんだけど綺麗だった。
屋敷の向こうはすぐに児童公園。子供達の声が聞こえた。

藩校・文武学校へ。
1855年開校。創建時の姿をそのまま見ることができ、劍術場や槍術場などは今でも使われている。

Canon EOS7D MarkⅡ TokinaAT-X 14-20 F2 PRO DX  19mm 絞り優先AE(f2.0 1/10秒) -1.0EV補正 ISO200 AWB RAW

Canon EOS7D MarkⅡ TokinaAT-X 14-20 F2 PRO DX
19mm 絞り優先AE(f2.0 1/10秒) -1.0EV補正 ISO200 AWB RAW

Canon EOS7D MarkⅡ TokinaAT-X 24-70 F2.8 PRO FX  56mm 絞り優先AE(f2.8 1/400秒) -1.3EV補正 ISO400 AWB RAW

Canon EOS7D MarkⅡ TokinaAT-X 24-70 F2.8 PRO FX
56mm 絞り優先AE(f2.8 1/400秒) -1.3EV補正 ISO400 AWB RAW

Canon EOS7D MarkⅡ TokinaAT-X 24-70 F2.8 PRO FX  60mm 絞り優先AE(f5.0 1/640秒) -1.0EV補正 ISO400 AWB RAW

Canon EOS7D MarkⅡ TokinaAT-X 24-70 F2.8 PRO FX
60mm 絞り優先AE(f5.0 1/640秒) -1.0EV補正 ISO400 AWB RAW

なんとも写真の構図の宝庫!ここではいわゆる教科書的な構図が全て撮影できちゃうのではないか!と思えるくらい、カメラを構えるたびに感じてしまう。写真屋っぽさ丸出しって感じだけどね。
まるでセットのよう。実際に映画や時代劇で使われるそうだ。私もここで撮影してみたいなあ。ここは面白い!

さて、そろそろ時間が近づいてきたので、松代駅に向かう。
と言っても目の前だが。
廃線となっても、町のくらしの中心になっていることは変わらない。
集まり、待ち、そして目的地に向かう。または帰ってくる。
ただ、「 電車が通っていない 」だけだ。

Canon EOS7D MarkⅡ TokinaAT-X 24-70 F2.8 PRO FX  41mm 絞り優先AE(f4.5 1/100秒) -0.3EV補正 ISO200 AWB RAW

Canon EOS7D MarkⅡ TokinaAT-X 24-70 F2.8 PRO FX
41mm 絞り優先AE(f4.5 1/100秒) -0.3EV補正 ISO200 AWB RAW

Canon EOS7D MarkⅡ TokinaAT-X 24-70 F2.8 PRO FX  24mm 絞り優先AE(f3.2 1/200秒) +0.7EV補正 ISO200 AWB RAW

Canon EOS7D MarkⅡ TokinaAT-X 24-70 F2.8 PRO FX
24mm 絞り優先AE(f3.2 1/200秒) +0.7EV補正 ISO200 AWB RAW

Canon EOS7D MarkⅡ TokinaAT-X 24-70 F2.8 PRO FX  24mm 絞り優先AE(f5.6 1/1250秒) -1.7EV補正 ISO200 AWB RAW

Canon EOS7D MarkⅡ TokinaAT-X 24-70 F2.8 PRO FX
24mm 絞り優先AE(f5.6 1/1250秒) -1.7EV補正 ISO200 AWB RAW

Canon EOS7D MarkⅡ TokinaAT-X 24-70 F2.8 PRO FX  70mm 絞り優先AE(f2.8 1/1600秒)ISO400 AWB RAW

Canon EOS7D MarkⅡ TokinaAT-X 24-70 F2.8 PRO FX
70mm 絞り優先AE(f2.8 1/1600秒)ISO400 AWB RAW

バスに乗った途端、雨が降り出した。
なんともナイスなタイミング!時間ギリギリまで撮影できたことに感謝。
屋代駅にて、あんずどら焼きなるものを購入。

あんずを餡の中に練り込んで欲しかったなあ。

あんずを餡の中に練り込んで欲しかったなあ。

ちょうど横にレストラン列車が。 お腹も空いたし、帰りましょ!

ちょうど横にレストラン列車が。
お腹も空いたし、帰りましょ!

ということで、今回はここまで。
小諸も松代も実にいい街だったなあ。でも、モデルさんが欲しい!!
次回はまだどこに行こうか決めていないが、モデルさんを募集することにしよう。
作品は差し上げますので、ご協力いただけるモデルさん(地元の方希望)を募集することにします。
詳細、早く出さなくてはね。

AT-X 24-70 F2.8 PRO FX AT-X 14-20 F2 PRO DX
AT-X 24-70 F2.8 PRO FX AT-X 14-20 F2 PRO DX
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著者について
■ 萩原 和幸 (はぎわら かずゆき) 写真家 ■   1969年 静岡県出身。東京工芸大学写真技術科卒業、静岡大学人文学部法学科卒業。 写真家・故今井友一氏師事。独立後、K&S Photograph∞を設立。 フリーランスのフォトグラファーとして雑誌での撮影・執筆や広告撮影などで活動中。公益社団法人 日本写真家協会(JPS)会員。静岡デザイン専門学校非常勤講師。