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萩原和幸の旅スナップ ~ Trip-Snap
第12回 静岡でスナップ・ポートレート<後編>


写真と文:萩原 和幸 モデル:いのうえのぞみ( IARA ) 撮影協力:静岡市


TOPIX

「 萩原和幸の旅スナップ~ Trip-Snap 」、前回に引き続き萩原氏の故郷、駿河の国は静岡から、スナップ・ポートレートの後編をお届けします。モデルは前回と同じ「 いのうえのぞみ 」さん。萩原氏が旅のお供に選んだ広角、標準、望遠の3本のズームレンズ、「 AT-X 24-70 F2.8 PRO FX 」、「 AT-X 70-200mm F4 PRO FX VCM-S 」、そして「 AT-X 14-20 F2 PRO DX 」が描き出すスナップ・ポートレートをお楽しみください。  by 編集部

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今回の「 萩原和幸の旅スナップ 」も、2人でブラブラ旅スナップ撮影を静岡市からお届け。ポートレート撮影なのかスナップ撮影なのか……。そんな疑問は今回も無視! 思い切ってほとんどポートレート作品を並べることにしちゃいました! だって、皆さんもご覧になりたいでしょ? モデルさんのポートレートを! そんなご期待にお応えすべく、今回もポートレートをずらっといっちゃいます!

ということで、モデルは引き続きの「 いのうえのぞみ 」さん。なにやら萩原は楽しそうにポートレートを撮ってるねえ……と、そんな優しい目でご覧いただきたい。目的はまさにそこにあるのですから(笑)。つまりですね、恋人や奥様など、大切な人と旅行に出かけたら、風景とか建物の写真ばかり撮ってないで、ぜひその大切な人を撮ってもらいたい、という思いがあるのです。せっかく大切な人と一緒に出かけるのだから、旅先でポートレートばかりだっていいと萩原は思うのですよ。その時の楽しさやその土地の空気や匂いが感じられれば……ね。その土地に出かけて撮影したポートレートは2人の旅のしおりとして、そして写真を観る側としては作品として成り立つのです。

AT-X 24-70 F2.8 PRO FX AT-X 70-200mm F4 PRO FX VCM-S AT-X 14-20 F2 PRO DX
AT-X 24-70 F2.8 PRO FX AT-X 70-200mm F4 PRO FX VCM-S AT-X 14-20 F2 PRO DX

今回の静岡へのお供の機材も前回に引き続き、ニコン D610 にお気に入りのフルサイズ対応標準ズーム「 AT-X 24-70 F2.8 PRO FX 」、それと手ブレ補正機構搭載の望遠ズーム「 AT-X 70-200mm F4 PRO FX VCM-S 」、それにキヤノン EOS 7D mark IIに「 AT-X 14-20 F2 PRO DX 」。

前回でも申し上げているが、もう一度。2人でブラブラするスナップ撮影では、機材はできるだけ最小限にとどめたほうがいい。重量が負担になると、撮影意欲を減退させちゃうから。相手にも気を遣わせるし、何より行動範囲を小さくしてしまう可能性がある。よくよく吟味して、記念写真程度ならコンデジとか併用して、動きやすくするのって大事。

さて、前回は久能山東照宮に伺い、1159 段の石段を往復したところで終了。詳しくはこちらをご覧いただきたい。ここから旧東海道に戻り、清水方面を目指す。静岡市は旧清水市、由比町、蒲原町が合併し、現静岡市となった。現在は清水区となった旧東海道沿いは、往事の面影を色濃く残す。

久能山東照宮から旧東海道に戻り、向かったのは清水区興津にある「 坐漁荘 」。坐漁荘は、元老・西園寺公望公が、1920 年に旧東海道沿いの興津清見寺町に建てた京風の純和風建築の別荘だ。現在の建物は 2004 年に復元したものだ。今回は完全に趣向を変え、建物等の紹介カットは割愛。それよりも大事な人を撮る気持ちで、ポートレートを並べてみることにした。

坐漁荘の入り口の門にて記念写真風に  Canon EOS 7D MarkII + Tokina AT-X 14-20 F2 PRO DX  14mm 絞り優先 AE( f2 1/2500 秒 ) +0.3EV 補正 ISO:200 AWB RAW

坐漁荘の入り口の門にて記念写真風に
Canon EOS 7D MarkII + Tokina AT-X 14-20 F2 PRO DX
14mm 絞り優先 AE( f2 1/2500 秒 ) +0.3EV 補正 ISO:200 AWB RAW

1階ではボランティアの方々が、他のお客様に対して建物の説明をされている。2階は庭に面しての廊下と広間があり、落ち着いた雰囲気がいい。

広間に座って眺める窓先の眺望。建設当時は手前まで海が広がっていたそうだ。もちろん現在では埋め立てで海岸まで距離ができたものの、落ち着く。そんな話をしながら、ちらっと  Nikon D610 + Tokina AT-X 24-70 F2.8 PRO FX  32mm 絞り優先 AE( f2.8 1/40 秒 )+1.7EV 補正 ISO:400 AWB RAW

広間に座って眺める窓先の眺望。建設当時は手前まで海が広がっていたそうだ。もちろん現在では埋め立てで海岸まで距離ができたものの、落ち着く。そんな話をしながら、ちらっと
Nikon D610 + Tokina AT-X 24-70 F2.8 PRO FX
32mm 絞り優先 AE( f2.8 1/40 秒 )+1.7EV 補正 ISO:400 AWB RAW

庭に面した長い廊下と窓枠を奥行きに使って、坐漁荘の雰囲気を取り入れながら  Canon EOS 7D MarkII + Tokina AT-X 14-20 F2 PRO DX  14mm f2.0 1/400秒 ISO:200 AWB RAW

庭に面した長い廊下と窓枠を奥行きに使って、坐漁荘の雰囲気を取り入れながら
Canon EOS 7D MarkII + Tokina AT-X 14-20 F2 PRO DX
14mm f2.0 1/400秒 ISO:200 AWB RAW

坐漁荘があるのは清見寺町。旧東海道を挟んで向かいが、その清見寺だ。清見寺は約 1300 年前を始めとする古刹だ。

清見寺総門。この門と先の山門の間に、東海道線の線路が走る  Nikon D610 + Tokina AT-X 24-70 F2.8 PRO FX  24mm 絞り優先 AE( f6.3 1/1600 秒 )-0.7EV 補正 ISO:200 AWB RAW

清見寺総門。この門と先の山門の間に、東海道線の線路が走る
Nikon D610 + Tokina AT-X 24-70 F2.8 PRO FX
24mm 絞り優先 AE( f6.3 1/1600 秒 )-0.7EV 補正 ISO:200 AWB RAW

先に久能山東照宮を見ていたことと、時間的な都合で、ここは境内をさらっと通過。でも藤棚が目を引き、立ち止まる  Canon EOS 7D MarkII + Tokina AT-X 14-20 F2 PRO DX  14mm 絞り優先 AE( f2.0 1/1250 秒 )+0.7EV 補正 ISO:200 AWB RAW

先に久能山東照宮を見ていたことと、時間的な都合で、ここは境内をさらっと通過。でも藤棚が目を引き、立ち止まる
Canon EOS 7D MarkII + Tokina AT-X 14-20 F2 PRO DX
14mm 絞り優先 AE( f2.0 1/1250 秒 )+0.7EV 補正 ISO:200 AWB RAW

Canon EOS 7D MarkII + Tokina AT-X 14-20 F2 PRO DX  20mm 絞り優先 AE( f2.0 1/640 秒 )+1.7EV 補正 ISO:200 AWB RAW

Canon EOS 7D MarkII + Tokina AT-X 14-20 F2 PRO DX
20mm 絞り優先 AE( f2.0 1/640 秒 )+1.7EV 補正 ISO:200 AWB RAW

彼女の注文は「 マグロ丼 」、僕は「 ネギトロ丼 」を注文。すごい量です!  Canon EOS 7D MarkII + Tokina AT-X 14-20 F2 PRO DX  14mm 絞り優先 AE( f2.0 1/60 秒 )+1.3EV 補正 ISO:200 AWB RAW

彼女の注文は「 マグロ丼 」、僕は「 ネギトロ丼 」を注文。すごい量です!
Canon EOS 7D MarkII + Tokina AT-X 14-20 F2 PRO DX
14mm 絞り優先 AE( f2.0 1/60 秒 )+1.3EV 補正 ISO:200 AWB RAW

昼食時に。清水といえばマグロ! 何と言っても清水港はマグロ水揚げ日本一。ということで、ちょっと清水港まで。魚市場内に河岸の市があり、そこで新鮮な魚介類をいただける。

我々はそのうちのお店「 小川 」に立ち寄る。

昼食後、再び旧東海道に戻り、下り( 東京方面 )へ。興津より先、蒲原の街道筋へ。蒲原地区は、旧跡の見所が多いが、ポートレートを……と考えて、「 旧五十嵐歯科医院 」に立ち寄ることにした。

旧五十嵐邸は、大正3年に、歯科医院を開業するにあたり、町屋を洋風に改築し始め、現在の様子は昭和 15 年頃までに完成されたもの。

入り口にて。国の有形登録文化財にになっている。電話番号など、往事の面影を残すものと一緒に  Nikon D610 + Tokina AT-X 24-70 F2.8 PRO FX  30mm 絞り優先 AE( f2.8 1/1600 秒 )+1.3EV 補正 ISO:400 AWB RAW

入り口にて。国の有形登録文化財にになっている。電話番号など、往事の面影を残すものと一緒に
Nikon D610 + Tokina AT-X 24-70 F2.8 PRO FX
30mm 絞り優先 AE( f2.8 1/1600 秒 )+1.3EV 補正 ISO:400 AWB RAW

外装は洋風だが、内部は純和風。豪華な襖絵や凝った欄間が、しっかりとした時代を刻み、大正から昭和にかけての時間を肌で感じることができた。

豪華な襖絵、実はこの裏の方がさらに豪華だが、こちらの方が落ち着きがあるので。Tokina AT-X 14-20 F2 PRO DX は歪みを感じさせないので、こうした切り取り方ができる  Canon EOS 7D MarkII + Tokina AT-X 14-20 F2 PRO DX  14mm  絞り優先AE( f2.0 1/200 秒 )-0.7EV 補正 ISO:400 AWB RAW

豪華な襖絵、実はこの裏の方がさらに豪華だが、こちらの方が落ち着きがあるので。Tokina AT-X 14-20 F2 PRO DX は歪みを感じさせないので、こうした切り取り方ができる
Canon EOS 7D MarkII + Tokina AT-X 14-20 F2 PRO DX
14mm 絞り優先AE( f2.0 1/200 秒 )-0.7EV 補正 ISO:400 AWB RAW

廊下がまた、昭和の匂いがしてたまらない。生活も感じられて、それもいい感じ。彼女という華があるといいねえ  Canon EOS 7D MarkII + Tokina AT-X 14-20 F2 PRO DX  20mm  絞り優先 AE( f2.0 1/500 秒 )+0.7EV 補正 ISO:200 AWB RAW

廊下がまた、昭和の匂いがしてたまらない。生活も感じられて、それもいい感じ。彼女という華があるといいねえ
Canon EOS 7D MarkII + Tokina AT-X 14-20 F2 PRO DX
20mm 絞り優先 AE( f2.0 1/500 秒 )+0.7EV 補正 ISO:200 AWB RAW

ちょっぴり奥様っぽく  Nikon D610 + Tokina AT-X 24-70 F2.8 PRO FX  28mm 絞り優先 AE( f2.8 1/640 秒 )+1.0EV 補正 ISO:400 AWB RAW

ちょっぴり奥様っぽく
Nikon D610 + Tokina AT-X 24-70 F2.8 PRO FX
28mm 絞り優先 AE( f2.8 1/640 秒 )+1.0EV 補正 ISO:400 AWB RAW

この日当たりのいい明るい部屋が診察室。先の壁には当時の診察台が置かれている。ちなみにこの部屋と、待合室だった和室とがつながっている。当時の最先端医療だったことを思わせる空間だ。

明かりを大きく取り込むため窓。ガラスの一部は当時の波ガラスのため歪んで見える。窓の下は旧東海道  Canon EOS 7D MarkII + Tokina AT-X 14-20 F2 PRO DX  14mm  絞り優先 AE( f2.0 1/500 秒 )+3.0EV 補正 ISO:200 AWB RAW

明かりを大きく取り込むため窓。ガラスの一部は当時の波ガラスのため歪んで見える。窓の下は旧東海道
Canon EOS 7D MarkII + Tokina AT-X 14-20 F2 PRO DX
14mm 絞り優先 AE( f2.0 1/500 秒 )+3.0EV 補正 ISO:200 AWB RAW

Canon EOS 7D MarkII + Tokina AT-X 14-20 F2 PRO DX  20mm 絞り優先 AE( f2.0 1/200 秒 )+3.3EV 補正 ISO:200 AWB RAW

Canon EOS 7D MarkII + Tokina AT-X 14-20 F2 PRO DX
20mm 絞り優先 AE( f2.0 1/200 秒 )+3.3EV 補正 ISO:200 AWB RAW

診察室でふざけちゃ不謹慎よね(笑)。もちろん大正の建物だから、江戸時代の往来を見ているわけじゃないけど、この真下の東海道の賑わいはどんなだったんだろうね。そんな話をしていました、この時は  Nikon D610 + Tokina AT-X 24-70 F2.8 PRO FX  24mm 絞り優先 AE( f2.8 1/1000 秒 )+1.3EV 補正 ISO:400 AWB RAW

診察室でふざけちゃ不謹慎よね(笑)。もちろん大正の建物だから、江戸時代の往来を見ているわけじゃないけど、この真下の東海道の賑わいはどんなだったんだろうね。そんな話をしていました、この時は
Nikon D610 + Tokina AT-X 24-70 F2.8 PRO FX
24mm 絞り優先 AE( f2.8 1/1000 秒 )+1.3EV 補正 ISO:400 AWB RAW

窓から射し込む陽の光を床に受けて。Tokina AT-X 14-20 F2 PRO DX で、空間を広く切り取って贅沢に。午後の陽射しを感じながら、時間はゆっくりと過ぎていく  Canon EOS 7D MarkII + Tokina AT-X 14-20 F2 PRO DX  14mm 絞り優先 AE( f2.0 1/640 秒 )+2.0EV 補正 ISO:200 AWB RAW

窓から射し込む陽の光を床に受けて。Tokina AT-X 14-20 F2 PRO DX で、空間を広く切り取って贅沢に。午後の陽射しを感じながら、時間はゆっくりと過ぎていく
Canon EOS 7D MarkII + Tokina AT-X 14-20 F2 PRO DX
14mm 絞り優先 AE( f2.0 1/640 秒 )+2.0EV 補正 ISO:200 AWB RAW

Nikon D610 + Tokina AT-X 24-70 F2.8 PRO FX  55mm 絞り優先 AE( f2.8 1/1600 秒 )+1.0EV 補正 ISO:400 AWB RAW

Nikon D610 + Tokina AT-X 24-70 F2.8 PRO FX
55mm 絞り優先 AE( f2.8 1/1600 秒 )+1.0EV 補正 ISO:400 AWB RAW

北側には中庭があり、蔵が立っている。まるで老舗の旅館のように、木枠の波ガラスが一面にはめられている。ちなみに僕は小学校が木造校舎だったので、それを思い出してしまった(笑)。

窓をちょっと開けて外を眺めていたところを。こっそり撮ってたら、ちらっと見られちゃったよ  Nikon D610 + Tokina AT-X 24-70 F2.8 PRO FX  70mm 絞り優先 AE( f5.0 1/125 秒 )+1.3EV 補正 ISO:200 AWB RAW

窓をちょっと開けて外を眺めていたところを。こっそり撮ってたら、ちらっと見られちゃったよ
Nikon D610 + Tokina AT-X 24-70 F2.8 PRO FX
70mm 絞り優先 AE( f5.0 1/125 秒 )+1.3EV 補正 ISO:200 AWB RAW

先ほどの診察室からつながる待合室の和室との間のふすまを外して、中庭に面する窓を抜く。気持ちが良いほどの直線。時代の重みと一緒に。隅々まできちんと解像された Tokina AT-X 14-20 F2 PRO DX の実力のおかげで撮れたカットだ  Nikon D610 + Tokina AT-X 24-70 F2.8 PRO FX  24mm 絞り優先 AE( f5.0 1/125 秒 )+1.3EV 補正 ISO:400 AWB RAW

先ほどの診察室からつながる待合室の和室との間のふすまを外して、中庭に面する窓を抜く。気持ちが良いほどの直線。時代の重みと一緒に。隅々まできちんと解像された Tokina AT-X 14-20 F2 PRO DX の実力のおかげで撮れたカットだ
Nikon D610 + Tokina AT-X 24-70 F2.8 PRO FX
24mm 絞り優先 AE( f5.0 1/125 秒 )+1.3EV 補正 ISO:400 AWB RAW

シルエットで浮き上がる……  Nikon D610 + Tokina AT-X 24-70 F2.8 PRO FX  70mm 絞り優先 AE( f5.0 1/250 秒 )+1.3EV 補正 ISO:400 AWB RAW

シルエットで浮き上がる……
Nikon D610 + Tokina AT-X 24-70 F2.8 PRO FX
70mm 絞り優先 AE( f5.0 1/250 秒 )+1.3EV 補正 ISO:400 AWB RAW

● 萩原和幸のスナップワンポイント ●

今回撮影させていただいた坐漁荘と旧五十嵐邸は、どちらも撮影許可をいただいている。もちろん、今回のような撮影には許可が必要になるのは当然だが、一般の方ならどうか。まずは、記念写真なら問題なし。ただしストロボ使用可否については、その施設による。ポートレート撮影をするなら施設関係者に一言声をおかけして、許可をいただくといいだろう。他のお客様もおられると思うので、迷惑をかけずに、すばやく撮影することを第一に心がけたい。私は今回、両施設でレフ板も三脚も使っていない。こうした撮影機材が他のお客様の一番の目障りになるからだ。レフがなくても三脚がなくても撮影できる範囲で撮らせていただこう。関係者やその他の方からクレームが入るとモデルさんのテンションも下がるし、最悪撮影禁止なんてことも。今後ずっと皆で撮影を楽しめるよう、こうしたことを意識して撮影していこう!

ちょっと一服。ななやさんで、抹茶ジェラートをいただく。この日は暑かったしねえ。ここの抹茶ジェラート、ありえないほど濃い!  Canon EOS 7D MarkII + Tokina AT-X 14-20 F2 PRO DX  14mm f2.5 1/400 秒 ISO:200 AWB RAW

Canon EOS 7D MarkII + Tokina AT-X 14-20 F2 PRO DX
14mm f2.5 1/400 秒 ISO:200 AWB RAW

ちょっと一服。ななやさんで、抹茶ジェラートをいただく。この日は暑かったしねえ。ここの抹茶ジェラート、ありえないほど濃い!

いよいよ、最後の目的地、三保へ。旧東海道からは外れるが、世界遺産でもある三保は外せない。日没前の夕暮れを狙った。

歌川広重「 六十余州名所図会 」にも描かれている、古くからの景勝地だ。

御穂神社から、松原へと伸びる「 神の道 」  Canon EOS 7D MarkII + Tokina AT-X 14-20 F2 PRO DX  14mm 絞り優先 AE( f2.2 1/250 秒 )+1.3EV 補正 ISO:200 AWB RAW

御穂神社から、松原へと伸びる「 神の道 」
Canon EOS 7D MarkII + Tokina AT-X 14-20 F2 PRO DX
14mm 絞り優先 AE( f2.2 1/250 秒 )+1.3EV 補正 ISO:200 AWB RAW

三保の海岸から松原を望む。右端にうっすらと富士山。条件が良ければ、富士と松原がセットで見られる。でも季節的には冬の方がくっきり見えてオススメ  Canon EOS 7D MarkII + Tokina AT-X 14-20 F2 PRO DX  14mm 絞り優先 AE( f2.2 1/250 秒 )+1.3EV 補正 ISO:200 AWB RAW

三保の海岸から松原を望む。右端にうっすらと富士山。条件が良ければ、富士と松原がセットで見られる。でも季節的には冬の方がくっきり見えてオススメ
Canon EOS 7D MarkII + Tokina AT-X 14-20 F2 PRO DX
14mm 絞り優先 AE( f2.2 1/250 秒 )+1.3EV 補正 ISO:200 AWB RAW

松原の中は、夕日が差し込んでいた。夕日に照らされる彼女が素敵で、遠目から彼女を狙ってみた。黄金色の光の中、彼女が舞っていた  Nikon D610 + Tokina AT-X 70-200mm F4 PRO FX VCM-S  200mm 絞り優先 AE( f4.0 1/200 秒 )+2.0EV 補正 ISO:400 AWB RAW

松原の中は、夕日が差し込んでいた。夕日に照らされる彼女が素敵で、遠目から彼女を狙ってみた。黄金色の光の中、彼女が舞っていた
Nikon D610 + Tokina AT-X 70-200mm F4 PRO FX VCM-S
200mm 絞り優先 AE( f4.0 1/200 秒 )+2.0EV 補正 ISO:400 AWB RAW

眩しい気持ちを込めて。とても楽しそうに散策する彼女との時間を、大切にシャッターを切る  Nikon D610 + Tokina AT-X 70-200mm F4 PRO FX VCM-S  100mm 絞り優先 AE( f4.0 1/1250 秒 )+2.0EV 補正 ISO:400 AWB RAW

眩しい気持ちを込めて。とても楽しそうに散策する彼女との時間を、大切にシャッターを切る
Nikon D610 + Tokina AT-X 70-200mm F4 PRO FX VCM-S
100mm 絞り優先 AE( f4.0 1/1250 秒 )+2.0EV 補正 ISO:400 AWB RAW

こうした仕草、恋人っぽいかな? 2人の思い出になること、彼女がしてくれる仕草は、何ものにも代えがたい思い出になるので、ぜひシャッターを切っておきたい  Canon EOS 7D MarkII + Tokina AT-X 14-20 F2 PRO DX  14mm 絞り優先 AE( f2.2 1/250 秒 )+1.7EV 補正 ISO:200 AWB RAW

こうした仕草、恋人っぽいかな? 2人の思い出になること、彼女がしてくれる仕草は、何ものにも代えがたい思い出になるので、ぜひシャッターを切っておきたい
Canon EOS 7D MarkII + Tokina AT-X 14-20 F2 PRO DX
14mm 絞り優先 AE( f2.2 1/250 秒 )+1.7EV 補正 ISO:200 AWB RAW

Canon EOS 7D MarkII + Tokina AT-X 14-20 F2 PRO DX  14mm 絞り優先 AE( f2.2 1/320 秒 )+0.7EV 補正 ISO:200 AWB RAW

Canon EOS 7D MarkII + Tokina AT-X 14-20 F2 PRO DX
14mm 絞り優先 AE( f2.2 1/320 秒 )+0.7EV 補正 ISO:200 AWB RAW

再び松原を抜け、波打ち際に向かうが、風が強く、戻ることに。「 ちょっと風がきついねえ 」と戻りながら笑う  Canon EOS 7D MarkII + Tokina AT-X 14-20 F2 PRO DX  14mm 絞り優先 AE( f3.2 1/500 秒 )+1.7EV 補正 ISO:200 AWB RAW

再び松原を抜け、波打ち際に向かうが、風が強く、戻ることに。「 ちょっと風がきついねえ 」と戻りながら笑う
Canon EOS 7D MarkII + Tokina AT-X 14-20 F2 PRO DX
14mm 絞り優先 AE( f3.2 1/500 秒 )+1.7EV 補正 ISO:200 AWB RAW

松原向こうに沈みゆく夕日をシルエットに  Canon EOS 7D MarkII + Tokina AT-X 14-20 F2 PRO DX  14mm 絞り優先 AE( f3.2 1/8000 秒 )-1.7EV 補正 ISO:200 AWB RAW

松原向こうに沈みゆく夕日をシルエットに
Canon EOS 7D MarkII + Tokina AT-X 14-20 F2 PRO DX
14mm 絞り優先 AE( f3.2 1/8000 秒 )-1.7EV 補正 ISO:200 AWB RAW

日が沈み、夜の帷が下りる  Canon EOS 7D MarkII + Tokina AT-X 14-20 F2 PRO DX  19mm 絞り優先 AE( f2.2 1/1000 秒 ) ISO:200 AWB RAW

日が沈み、夜の帷が下りる
Canon EOS 7D MarkII + Tokina AT-X 14-20 F2 PRO DX
19mm 絞り優先 AE( f2.2 1/1000 秒 ) ISO:200 AWB RAW

ここで、今回の旅は終わりだ。初めてこの連載で、2人ぶらぶら旅を敢行したが、やっぱりモデルがいらっしゃるといいね! どうしても無機質や地味になりがちな画が、彼女が入るだけで、まるっきり違う華やかさやしなやかさが生まれる。前半は、旅のレポートっぽく、後半はポートレート推しでの展開にしてみたが、それは読者ご自身が旅をされるときに、それぞれいいとこ取りして撮影を楽しんでいただければいいと思う。

それと、ぜひ彼・彼女やパートナーがいらっしゃる方は、積極的に相方を取り入れたカットを撮ってもらいたいと思ったね。それは単なる記録写真や記念写真を超えて、2人の時間が凝縮した、「 生きたカット 」を撮影できるチャンス! 2人の関係はお2人にしか撮れない貴重なもの。他の方は絶対に真似できないのだから、ある意味嫉妬です。

またぜひやりたいなあ。行く先々で、「 スナップ+ポートレート 」を紹介したいです! たくさんご紹介できます、皆様! ぜひ「 いいね 」をお願いしますね!

AT-X 24-70 F2.8 PRO FX AT-X 70-200mm F4 PRO FX VCM-S AT-X 14-20 F2 PRO DX
AT-X 24-70 F2.8 PRO FX AT-X 70-200mm F4 PRO FX VCM-S AT-X 14-20 F2 PRO DX
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■ 制作・著作 ■
スタジオグラフィックス
萩原 和幸

■ モデル ■
いのうえのぞみ( IARA )

■ 撮影協力 ■
静岡市

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著者について
■ 萩原 和幸 (はぎわら かずゆき) 写真家 ■   1969年 静岡県出身。東京工芸大学写真技術科卒業、静岡大学人文学部法学科卒業。 写真家・故今井友一氏師事。独立後、K&S Photograph∞を設立。 フリーランスのフォトグラファーとして雑誌での撮影・執筆や広告撮影などで活動中。公益社団法人 日本写真家協会(JPS)会員。静岡デザイン専門学校非常勤講師。