萩原和幸の旅スナップ ~ Trip-Snap
第6回 三重県尾鷲、熊野古道を行く2
TOPIX
写真家、萩原和幸が、Tokina レンズと共に高速バスで旅をしながら、風情のある街をスナップに納めて歩く「 萩原和幸の旅スナップ~ Trip-Snap 」。前回から引き続き、尾鷲の熊野古道を歩きながらのスナップをお届けします。 by 編集部 |
今回の「 萩原和幸の旅スナップ 」は、前回に引き続き三重県尾鷲。今回は熊野古道をてくてく……。とはいっても、熊野古道をある程度の距離を歩こうとすれば、それだけでかなりの時間を要してしまう。ということで、一番「 熊野古道らしさ 」を味わえるという馬越峠を越えることにした。そのまえに、ちょっとおさらい。尾鷲は熊野古道の「 伊勢路 」を通る。伊勢路は伊勢神宮と熊野三山というふたつの聖地を結ぶ道で、巡礼者が伊勢神宮からいくつもの峠を越えて熊野詣でに向かったそうだ。尾鷲はその古の薫りを残している。
朝、バスで馬越峠入り口となるバス停「 鷲毛 」に向かう。当初は尾鷲駅から相賀駅方面へ向かおうと考えていたのだが、前夜、地元の居酒屋さんのマスターや、市バスの運転手の方に伺ったところ、それとは逆に歩いた方が景観が良いとのアドバイスをいただき、尾鷲駅に向かう方向での峠越えにしたのだ。朝一番で……と考えたが、まだ真っ暗。軽装では危ないよというお声とともに、写真を撮るのにも準備不足なので、バスは一本遅らせることにした。
石畳は江戸時代に造られたそうだ。紀州藩のお駕籠が通れるようにとの道幅が確保されており、大正6年までは県道としての主要幹線だったそう。
峠越えのお供の機材は、ニコン D610 にフルサイズ対応標準ズーム「 AT-X 24-70 F2.8 PRO FX 」と手ぶれ補正機構付きの望遠ズームレンズ「 AT-X 70-200mm F4 PRO FX VCM-S 」。それをタムラックのリュックタイプのカメラバッグ 5789 に入れ、いざ出発!
AT-X 24-70 F2.8 PRO FX | AT-X 70-200mm F4 PRO FX VCM-S |
今回の旅のお供は、標準ズームレンズ「 Tokina AT-X 27-70 F2.8 PRO FX 」と、手ブレ補正機能付き望遠ズームレンズ「 Tokina AT-X 70-200mm F4 PRO FX VCM-S 」の2本。どちらもフルサイズ対応。 |
尾鷲駅前から、南紀特急バスで松阪に向かった。松阪は松阪嬢下で栄えた城下町。いやいや、別に松阪牛がお目当てというわけでは決してございませんよ。2時間半ほどバスに揺られ、JR 松阪駅前に到着。
松阪から名古屋、名古屋から横浜へとのバスを乗り継ぐために、早めに撮影終了となった。今回のお供レンズである「 AT-X 24-70 F2.8 PRO FX 」と手ぶれ EV 補正機構付きの望遠ズームレンズ「 AT-X 70-200mm F4 PRO FX VCM-S 」は、焦点距離的には、万遍なく撮影できる、ある意味「 鉄板 」的な組み合わせだったが、「 大胆に広げて撮る 」、「 部分を思い切って切り取る 」……こんな撮影にはその通りでやはりストレス無く撮影に向かえる。その点では、全く迷うことなく旅スナップに出かけられる2本だ、と改めて感心した。
さて、次はどこに行こうか。季節は冬に向かっている。乾いた空気に人の温かさを求めてみようかな、と今は考えている。 乞うご期待!
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萩原 和幸