萩原和幸の旅スナップ ~ Trip-Snap
第4回 会津、幕末の情熱を求めて……II
TOPIX
写真家、萩原和幸が、Tokina レンズと共に高速バスで旅をしながら、風情のある街をスナップに納めて歩く旅スナップの新企画。「 萩原和幸の旅スナップ~ Trip-Snap 」。 前回に引き続き、標準ズームレンズ「 AT-X 24-70 F2.8 PRO FX 」をお供に、白虎隊の街、会津を歩きながらのスナップ後編です。それではお楽しみください。 by 編集部 |
前回から福島・会津周辺を中心にスナップ撮影してきたが、今回は会津市内をぶらぶらと……。翌日はバスの出発まで、会津市内を周遊バスを足に回ることにした。機材は体力的な部分と相談し、Tokina AT-X 24-70 F2.8 PRO FX 一本で。
まずは宿泊したホテルのすぐそばにある造り酒屋へ。前日、朝イチでおいでと言ってくださったので、遠慮なくお邪魔した。昨日の時点で、造り酒屋の内部は、酒作りシーズンの冬に撮ろうと決めたので、カメラは構えずに、ゆっくり説明を伺う。まずは目で見る……実はこれって写真を撮る心構えとして、とても重要。なぜ撮るのか、何を撮るのか、どう撮るのか、こうした問いがあってはじめて主題が浮かび上がってくる。でもまずは気持ちに写し込むことが大切だ。
会津のシンボル・鶴ヶ城へ。昨夜ライトアップされた鶴ヶ城をチラ見しておいたが、今日はしっかりと登城。以前来た時は、瓦はいわゆるネズミ色だったが、錆色の赤瓦に変えられていた。幕末時代はこの色だったそうで、当時の姿を見られるようになったということだ。
鶴ヶ城を後にし、バスで会津武家屋敷へ。お目当ては西郷家の家老屋敷。会津戦争時には、一族二十一人での集団自決という悲しい歴史がある。幼い頃に話をきいて、とってもショックだった。
飯森山に移動。飯森山と言えば白虎隊だ。私は40年ほど剣舞をやっていて、「 白虎隊 」を若い頃によく舞った。それゆえに白虎隊は、意識としてとても近く、特別な思いもある。
バスの出発時間が近づいてきたので、中心部をブラッと。蔵を中心とした歴史的建物が多く、野口英世青春通りはとても写欲をそそる。
今回の旅では、ほとんどを Nikon D610 + AT-X 24-70 F2.8 PRO FX で撮影した。24-70mm という、ある意味鉄板の焦点距離ということで、こういったスナップ撮影でもとても便利だ。また開放値 F2.8 という明るさには随分助けられた。窓が小さく、暗めの屋内が多い歴史的建造物での撮影では、本当に大活躍だった。いっそのこと、
Nikon D610 + AT-X 24-70 F2.8 PRO FX という、レンズ一本で撮影旅に出かけるのっていいなあと感じた。機材をシンプルにできるというのは、こうした旅スナップでは重要なことだ。AT-X 24-70 F2.8 PRO FX の使い勝手もよかったことだし。
さて、次はどこに行こうか。坂の街ですよね? もちろんわかっていますよ(笑)。
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萩原 和幸