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中野誠志の 海Photo! 楽Photo!
水中写真テクニック講座 |
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中野誠志の 海Photo! 楽Photo! 水中写真テクニック講座 |
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みなさんこんにちは。
伊豆の写真家ダイビングガイドの中野誠志です。
今回は序章ということで、次回から始まる水中写真講座に向けて、いくつか作品を見てもらおうと思います。
水中写真のさまざまなシチュエーションの中から、いろいろとピックアップしてみました。
今回は、水中の素敵な世界を一緒に楽しみましょう。
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水中世界の魅力 |
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ダイビングと水中写真の良いところのひとつに、野生の生物にさわることができるぐらい近寄ることができるというのがあると思います。
野生の鹿や鳥などに近づくのは至難ですが、魚やエビ・カニなどに近づくのは初級者程度のダイビング技術があれば、充分に可能なことなんです。
野生の生物との間近での交流。
水中写真の大きな魅力の一つだと思います。
それでは作例をどうぞ (各写真はクリックで拡大表示します)。
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「小さな命 その1」
ピンクのソフトコーラルの中で、黄色のちょろちょろと動く魚を見つけました。
ソフトコーラルのお花畑で暮らすオキゴンベの子供です。大きさは3cmぐらい。
オキゴンベはそれほど珍しくない魚ですが、子供の時はきれいな黄色をしているので
被写体として人気の魚です。
驚かさないようにそっと近寄って撮影しました。
OLYMPUS E-410 ZuikoDigital 50mm ストロボINON Z-240×2 灯使用
被写体との距離 20cm
F/4 1/60秒 ISO100 撮影地:伊豆 黄金崎公園ビーチ |
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「小さな命 その2」
ガラス細工のようにきれいなミノカサゴの赤ちゃん。大きさは5cmぐらいでした。
ミノカサゴは30cmほどまで成長する美しい魚で、じっとしていることが多いため、
水中写真の被写体として定番の魚です。
マクロレンズで被写界深度が浅いので、一番きれいに見せたい【目】と【体】と【ヒレ】に、
できるだけピントが来るような構図で撮りました。
OLYMPUS E-410 ZuikoDigital 50mm ストロボINON Z-240×2 灯使用
被写体との距離 15cm
F/5.6 1/100秒 ISO100 撮影地:伊豆 黄金崎公園ビーチ |
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ダイナミックな水中世界 |
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「群れ」
南伊豆の海で見られるハンマーヘッドシャークの群れ。
潮流の強さ、ダイビング技術の技量、空気消費、無減圧潜水時間・・・
それら全てをクリアしてもなお最後に、
【運】という人知を越えた大きな力でジャッジされます。
しかし、目前に広がるハンマーヘッドシャークの群れをひとたび見ることができれば、
一度味わったら病みつきになる大きなカタルシスが待っています。
強い流れの中、フィッシュアイレンズでなんとか近寄って、群れの全貌を写し込める距離で
止まって撮影しました。
OLYMPUS E-410 ZuikoDigital Fisheye 8mm
被写体との距離 5m
F/14 1/320秒 ISO100 撮影地:伊豆 神子元島 |
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「小笠原」
ボニンブルーと呼ばれる真っ青な海。
小笠原の海はどこまでも見通せそうな、燦々と光が降り注ぐ青い海です。
光線の状態がきれいだったので、その1本のダイビングの終わり頃に
現地ガイドさんを入れて撮影しました。
OLYMPUS E-410 ZuikoDigital Fisheye 8mm
被写体との距離 15m
F8 1/80秒 ISO100 撮影地:小笠原 父島 |
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「サメ」
初対面の人に、「ダイビングの仕事しています」
と自己紹介すると、「サメはいないんですか?」
と聞き返されることが多いですね。
それほどに某サメ映画の影響で、人を襲って食べる、と思われていることが多いサメですが、ダイビング中に見かけるサメのほとんどが、実際には近寄ることもなかなか難しく、おとなしい、臆病な性格です。
この時はこちらに興味を持ったのか近づいてきたので、ガイドさんとの間に入ってもらい撮影しました。
OLYMPUS E-410 ZuikoDigital 14-42mm 被写体との距離 2m
F/5.6 1/125秒 ISO100 撮影地:伊豆 神子元島 |
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今回の「水中からのメッセージ、いかがでしたでしょうか?
次回、第一回水中写真講座は、「水中写真の魅力について」ご紹介したいと思います。
水中写真の魅力やコツを、作例と解説を交えて、おもしろ〜く紹介できれば幸いです。
第二回水中写真講座は「水中写真用器材の選び方」です。
水中写真は初めての方が、楽しい水中写真ライフを満喫できるように、器材の選び方を丁寧に解説します。
お楽しみに。
>> NEXT 「第1回 水中写真の魅力について」
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