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Photoshop Tips & Manual
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-> 目的別 -> レイヤーテクニック -> 描画モード -> スクリーン
  ■暗い写真を明るく補正するには
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●レタッチ操作の流れ

 ここでは、以下の機能を使って補正します。

  [ レイヤー ] を複製する
  [ 描画モード ][ スクリーン ] にする
  [ レイヤー ] の [ 不透明度 ] を下げる

 レタッチの流れは、以下の通りです。
あらかじめ、 サンプル画像をダウンロードしておいてください。

1.
サンプル画像を開き、「背景」レイヤーを複製します
2.
複製した [ レイヤー ] の [ 描画モード ] を [ スクリーン ] にする
3.
2で操作した [ レイヤー ] をさらに複製する
4.
3で複製した [ レイヤー ] の [ 不透明度 ] を下げて調整する
5.
完成です

●レタッチのポイント1 −  [ スクリーン ]

 このレタッチでキーになっているのは、 [ 描画モード ] の [ スクリーン ] です。
  [ スクリーン ] は、上下に重なったレイヤーにある「色」を、「光」に見立てて合成する [ 描画モード ] です。たとえば、ふたつのプロジェクター(映写機)で同じ映像をひとつのスクリーン(壁)に、同時に投影したときのことを思い浮かべてください。

 両方のプロジェクターで、少し暗めの赤い光をひとつのスクリーンに同時に投影すると、重なる部分は明るい赤になりますよね。これと同じ効果が [ 描画モード ][ スクリーン ] でも得られます。
 ただし、プロジェクターで、黒(R:0 G:0 B:0)を重ねても、また、白(R:255 G:255 B:255)を重ねても、なにも変化がないように、 [ スクリーン ] で黒と黒、白と白を重ねても同じ結果になります。

 この、 [ スクリーン ] の機能を使って、暗い画像をふたつ以上の [ レイヤー ] で重ねて合成し、明るくしようというのが今回のレタッチです。

●レタッチのポイント2 −  [ 不透明度 ]

 同じ画像を [ スクリーン ] で何度も重ねていくと、明るくなりすぎることがあるはずです。そうしたら、その最後に複製した [ レイヤー ] の [ 不透明度 ] を調整して、好みの明るさにします。これで完成です。

●関連ティップス

明る過ぎる写真を補正する
[ レイヤー ] の複製
[ レイヤー ] の [ 不透明度 ]

● 関連解説

  レタッチ例 ★クリックで拡大  
▼例 描画モードを使って暗い写真を補正してみましょう
Clickで拡大
Before After
上の写真(Before)は、ダウンロードできます。
練習用の素材としてご利用ください。
ダウンロードする
IDとパスワードって?

  操作1 ★クリックで拡大  
▼画面1 サンプル画像を開いて「背景」レイヤーをコピーする
Clickで拡大
▼画面2 [ 描画モード ] を [ スクリーン ] にする
Clickで拡大
▼画面3 「背景のコピー」レイヤーをさらに複製する
Clickで拡大
▼画面4 [ 不透明度 ] を調整して完成
Clickで拡大

初出:2005/04/27 更新:2005/5/11
文: 薮田織也
 
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