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フォトショップ・エレメンツ de ゴーゴー!
第26回 Photoshop Elements 6 がやってきた!!
2007/09/26
 
1.Photoshop Elements 6 デビュー
2.画像編集でここが変わった
3.カラーカーブの調整とは?
4.ちょっと遊んでみました
ご存じアドビ システムズ社からPhotoshop Elementsの新バージョン『Adobe Photoshop Elements 6』が25日に発表されました。
今日は新バージョンを早速、ちょっとだけ覗いてみましょう。
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パッケージ版やダウンロード版、乗り換え/アップグレード版などが用意されている。上はPhotoshop Elements 6 と Premiere Elements 4 のセット製品のパッケージ。

 
1.Photoshop Elements 6 デビュー
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実は、私たちライター向けに『Photoshop Elements 6』のベータ版が説明されたのは既にひと月以上前。まだかまだかと待ちわびましたが、ようやくアドビシステムズ社から正式発表され、情報解禁となった次第です。(今回、掲載している画面もすべてベータ版です。製品版とデザインや機能、性能が異なる場合がありますのでご留意ください)

今回、アドビ システムズ社が発表したのは『Adobe Photoshop Elements 6』(アドビストア価格 1万4490円)と動画編集ソフトの『Premiere Elements 4』(アドビストア価格 1万4490円)。2つのソフトがバンドルされた『Photoshop Elements 6 & Premiere Elements 4』(アドビストア価格 2万790円)もラインアップされます。(掲載した価格はすべてパッケージ版。ほかにダウンロード版や乗り換え/アップグレード版もあります)

Photoshop Elements 6 の変更点はいろいろありますので、全容が知りたい人はアドビ システムズのホームページをチェックしてください。スタジオグラフィックス「フォトショップ・エレメンツ de ゴーゴー!」では、今回第1弾として、レタッチや画像補正機能で変更のあった「気になる箇所」にフォーカスして解説したいと思います。

ちなみに今回紹介している画像編集機能のほかにも、画像の整理機能やフラッシュ作成機能など、強化された点がいくつかあり、それらは後日、おいおいこのコーナーで紹介していきたいと思っていますので、お楽しみに。

(Photoshop Elements 6 は今いくら?)

2.画像編集はここが変わった
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画面デザインを刷新

まず目に付く変更点は画面デザインが刷新されたことでしょう。Adobe Bridgeのように、プロユースのユーザが好みそうなブラックを基調とした色調に変わりました。初中級向け製品としては思い切った変更でしょう。

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画像A
ブラックを基調にした画面デザインに刷新。お馴染みの「クイック編集」モード。写真の補正でよく使う機能だけがシンプルに配置されている。画面例は明るさ補正したところ。

「標準」「クイック」「ガイド」モードの切り替え

Photoshop Elements 6 を起動してから、「標準」「クイック」「ガイド」モードの切り替えを行います。
「クイック」モードは写真の補正によく使われる機能だけを解りやすく画面右に配置したモードです。「編集」モードはPhotoshop Elements6.0のレタッチのフル機能を活用するためのモードです。「ガイド」モードは新設された機能でこのあと解説します。

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画像B
レタッチ関連のフル機能を使うことができる「標準編集」モード(スタンダード編集)。

スタートアップスクリーン

Photoshop Elementsを起動する際に最初に表示する画面、スタートアップスクリーンのデザインがPhotoshop Elements4.0や5.0とは大きく変更になりました。また、Photoshop Elements5.0まではスタートアップスクリーンで「クイック補正モード」と「スタンダード編集モード」が選択できましたが、Photoshop Elements 6では「編集」をクリックしてPhotoshop Elements画面を起動してから「標準」と「クイック」を選択する形態となります。

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画像C
スタートアップスクリーン画面。編集モードはPhotoshop Elements 6 を起動してから選択するように変更された。

起動時間の短縮

『Photoshop Elements 5.0』の起動時間は、はっきり言って遅くて悩みの種でしたが、Photoshop Elements 6 では改善されたとのこと。早速やってみました。で、効果は出ています。実はPhotoshop CS3でも起動時間の短縮が図られていて、おそらくその仕組みをPhotoshop Elements 6 でも導入したのでしょう。ただし、起動時間の短縮は、正確に言うと2度目以降の起動から、目に見えた効果があります。

例えば、スタートアップスクリーンから「編集」を選択して、写真編集モードの画面が表示するまでの時間をはかったところ、初回は約22秒でしたが、一度Photoshop Elementsを終了して、2度目からの起動の場合、約10秒で起動しました。2回目以降は「お、早いなぁ」と感じます。

ステップバイステップで操作をガイド

アドビシステムズ社が発表したPhotoshop Elements 6 新規機能強化のひとつに「ステップバイステップで操作をガイド」という項目があります。それは、新設された「ガイド」モードのことで、やりたい操作を選択しながらステップバイステップで作業できる機能が追加されました。

例えば、画像を明るく補正したい場合(画像)、「ガイド」モードをクリックし、ヘルプのように表示された作業のリストから「ライトと露光量」→「明るさを調整」を選択します。明るさを調整する3種類のスライダーが表示されますので、「シャドウを明るく」したいのか、「ハイライトを暗く」したいのか、「中間調のコントラスト」を調整したいのか、やりたいことに合わせてスライダーを動かして明るさ補整を行います。

従来通り、補正後だけでなく、補正前の画像を並べて表示できますので効果もひと目で確認できます。

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画像D
「ガイド」モードは、修正や編集したい内容をユーザがリストから選択しながら操作する方法。画面右で「明るさを調整」を選択すると・・
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画像E
3つのスライダーで明るさを調整できる。
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画像F
従来通り、補正後だけでなく、補正前の画像を並べて表示できる。

クイック選択ツール

Photoshop CS3ではお馴染みの「クイック選択ツール」を Photoshop Elementsにも搭載。「クイック選択ツール」は、マウスでなぞると外側の境界線を自動でみつけて範囲を選択してくれる機能。範囲選択が苦手な初級者は多いと思いますが、これを使うと範囲選択がかなり楽ちんになります。

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画像G
ツールボックスから「クイック選択ツール」を選択して…

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画像H
髪、顔、洋服をザザっとなぞると輪郭を検出して範囲選択してくれる

修復ブラシでキズやゴミの除去

CCDの汚れや、カオのシワ、シミなどちょっとした除去関連の画像修正に威力を発揮する修復ブラシが便利です。

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画像I
汚れやゴミ、シミを手軽に除去をすることができる

モノクロバリエーション

いくつかのバリエーションから選択して、最適なモノクロ画像に変換する機能です。以前のPhotoshop Elementsにもありますが、プレビュー画面か大きくなり操作改善が図られ、使いやすくなりました。

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画像J
ただの白黒変換ではなく、いろいろなバリエーションからモノクロ画像変換を選択することができます。

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画像K
どれが最適なモノクロ画像かな?

 

3.カラーカーブの調整とは?
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Photoshop CS3とPhotoshop Elementsシリーズの基本的な機能のなかで、以前から大きな違いとしてあげられるのが「トーンカーブ」の存在です。

Photoshop CSにはトーンカーブを直接操作して明るさを調整する機能がありますが、Photoshop Elementsではこの機能は(おそらくあえて)搭載されてきませんでした。ただし、Photoshop Elements 5.0より「カラーカーブ」という名前でカーブの表示機能が盛り込まれました。これは、横に設置されたスライダーの調整に合わせてカーブが変形し、視覚的にカーブを確認しながら明るさを調整できる機能です。中級ユーザの多くの人が「ここまで搭載してどうしてトーンカーブにしてしまわないのか」(Photoshop CS3との差別化から?)と感じるようです。私も多少、それは感じますが、それよりもなぜこの機能を「カラーカーブ」と呼ぶのか? がわかりません。調整内容をみると「明るさ」の調整であり、やはりトーンカーブと呼ぶ方がしっくり来ます。

ちなみにPhotoshop Elements 6 でもこの機能は前バージョンからのものが踏襲されています。

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画像L
今回もトーンカーブを直接ドラッグして調整する機能は見送られ、隣のスライダーで調整する操作方法が継承された。

4.ちょっと遊んでみました
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アドビシステムズのPhotoshop Elements 6 の機能の特長ページに「顔を合成して楽しむ」という、ちょっと謎の項目が・・なんだろ? これ。

というわけで、たまたま目の前に落ちていた、ヒゲダルマと熟女サワグチの写真を合成してみることにしました。まぁ、神をも恐れぬ所業ですな…悪魔と熟女小悪魔を合体させようてんですから。ちなみにベータ版だからか、ヘルプにもこの機能の詳しい説明をみつけられず、時間もなかったので、とにかくやってみました。結局、なんだか用途がよく解らない機能でしたが、恐るべき写真が2枚できちゃったのだけは確かなようです・・(汗;)。

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画像M
たまたま目の前にあった「髭達磨」と「熟女澤口」の写真画像。早速、顔合成機能を試してみる。まずは角度補正ツールで目と口の位置をあわせると、顔の角度が自動調整される。
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画像N
合成したい部分をペンツールでなぞると、なんと熟女澤口の顔面に髭達磨の怨霊が浮き出た。ベータ版だからか・・いや、私の操作が間違ったのか・・目とクチをコピーしたら顔面がぜんぶ合体。
何にしても恐ろしい画像を見てしまった。夢見そうだ。

画像O
気を取り直して、熟女澤口の顔を髭達磨に埋め込むことにした。そうしたらあら不思議、ジャニーズ系のイケメン・アウトサイダーの写真になった(そうか?)。

これならなんとかやっていけそうだ・・てか、やっぱり操作を間違えているに違いない・・
こんな終わり方でごめんなさいっ!!

というわけで、本当、しょうもないオチですみません。

Photoshop Elements 6 の機能については今後、また紹介していきますのでお楽しみに!!

今日はここまでっ!(汗;)

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※Photoshop等はアドビシステムズ社の商標です。
 
初出:2007/09/26
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