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フォトショップ・エレメンツ de ゴーゴー!
第9回 デジカメ画像で楽しいカレンダー作り
お気に入りの藍海夏写真を使って… 2006/02/08
 
1.まずはカレンダー用の写真を準備
2.Photoshop Elementsに画像を読み込む
3.カレンダーを作成する

好きな写真を使って、カレンダーが簡単に作れる。
Model : 藍 海夏
撮影: 神崎洋治

 
1.まずはカレンダー用の写真を準備
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画像A 
Photoshop Elements4.0のメインメニュー
。「写真から作品を作成」を選択します。

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画像B
写真を使った様々な作品を作ることができます。カレンダーもそのひとつです。

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画像C 
フォルダを作成してカレンダーに掲載したい画像を集めます。


 

 今年も既にひと月が過ぎてしまいましたが、そんなことは気にせずに、今回はデジタルカメラで撮影した画像を使って、Photoshop Elementsでカレンダーを作ってみることにしました。

Photoshop Elementsは画像の整理やレタッチだけでなく、画像を活用していろいろなオリジナル作品を作る機能も充実しています。

試しにPhotoshop Elementsを起動し、メニュー画面(画像A)の「写真から作品を作成」を選択してみてください。表示された次のメニュー画面(画像B)には様々な作品を作るためのメニューが表示されています(Photoshop Elements3.0と4.0では少しだけメニューの内容が異なります)。

例えば、音楽(BGM)やテキスト付きで写真を次々と画面に表示するスライドショー、PDFとして保存できるフォトアルバム、グリーテングカードやカレンダーをウィザード形式で作成したり、画像一覧のWEBページも作ることができます。

カレンダー作りもこのメニューから行いますが、その前にまず、あらかじめカレンダーに掲載する写真を準備しておきましょう。

写真を13枚用意しましょう

まずはカレンダーに使用する写真や画像を用意します。表紙にも画像が入りますので、1年間分のカレンダーを作る場合は、12ヶ月+表紙の13枚の写真画像が必要となります(カレンダーは6ヶ月分など、任意の月数で作成できますので、準備する画像の数は作りたい月数+1枚でOKです)。写真画像は例えば、デジタルカメラで撮影した家族や友人の写真で気に入ったもの、風景写真、好きなアイドルの写真、動物の写真など、なんでも結構です。アイディアとテーマで選別して下さい。
写真を用意したら下記の手順でひとつのフォルダにまとめておくと便利です。

  1. 「カレンダー写真」というフォルダを新規に作る
    フォルダの新規作成は、マイコンピュータで「ファイル」→「新規作成」→「フォルダ」で作成できます。
  2. 「カレンダー写真」というフォルダにお気に入りの画像をコピーします(画像C)。

 

2.Photoshop Elementsに画像を読み込む
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画像D
メニューから「写真の表示と整理」を選択。

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画像E
「ファイル」→「取り込み」を選択して、カレンダーにしたい写真画像を取り込む。

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画像F
カレンダーにしたい画像を保存したフォルダを選択して、画像ファイルを指定する。


 

 Photoshop Elementsでは、ディスク内の画像をPhotoshop Elementsに読み込んでおくことで、以降の操作がとても簡単になります。

Photoshop Elementsへの画像の読み込みは、パソコンにデジタルカメラやメモリ(メモリカードリーダー)を接続した時、スキャナ等で読み込みを行ったときなどに行うことができますが、他に、特定のフォルダ内の画像を指定して読み込みを行うこともできます。

  1. Photoshop Elementsを起動し、メニュー画面から「写真の表示と整理」を選択。
  2. メニューバーから「ファイル」→「取り込み」→「ファイルやフォルダから取り込む」を選択。
  3. 保存したフォルダ(「カレンダー写真」)を選択し、画像を選ぶ。複数の画像を選択する場合は「Crtl」キーを押しながらクリック(個別に追加選択)か、「Shift」キーを押しながらクリック(範囲選択)が便利。
  4. 「取り込み」をクリック

写真がPhotoshop Elements画面に一覧表示されたら「読み込み」作業が完了です。画面上部の「作品」ボタンをクリックし、次の作業に移ります。

※デジタル一眼レフカメラなどで撮影した写真画像には縦と横を判断するための情報がEXIF情報に記載されています。Photoshop Elements4.0はそれを読んで縦横を自動で判別しますので、そのような画像の場合、縦横は特に意識する必要がありません。

3.カレンダーを作成する
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画像G
カレンダーのデザインを選択します。
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画像H
「写真を追加」ボタンをクリックして画像を読み込み(画面I)、画面のように一覧表示します。

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画像I
フォルダを指定して、カレンダーにしたい写真画像を選択します。

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画像J
画像をドラッグして移動したり、入れ替えたりできます。掲載したい順番に並べ替えます。

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画像K
各ページを閲覧したり、キャプションの入力などができます。また、画像のトリミング等、配置調整も行えます

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画像L
四隅の□をグラッグして画像のサイズを変更(トリミング)したり、画像の表示位置を変更することができます。

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画像M
作品名を入力して「保存」します。

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画像N
カレンダーをPDFとしてファイル保存したり、プリンタ印刷することができます。

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画像O
印刷するなら「プリント用〜」がお勧めです。

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画像P
カレンダーをPDFとしてファイル保存したり、プリンタ印刷することができます。


 

 カレンダーを作成するには、画像Bで、「写真から作品を作成」メニュー画面を表示し、カレンダーに画像を配置する操作を行います。メニューから「カレンダーページ」を選択し、「OK」をクリックします。

カレンダーのデザインを選択します。(画像G)

好みに合わせてカレンダーのデザインを選択します。子供や家族写真用の「マイベイビー」や「キッズ」、日付部分が優先の「ステーショナリー」などのいろいろなデザインがカテゴリー別にリスト表示されています。

また、この画面の下部にはカレンダーに表示する年月の指定を行うことができます。1年間分(12ヶ月+タイトル)でなくても、3ヶ月分や半年分など、任意の月数でカレンダーの制作ができます。

例では、デザインに「モダン(横)」を選択し、「次のステップへ」ボタンをクリックしました。

 

カレンダーに使う写真を選択(画像H)

「写真を追加」ボタンをクリックして、カレンダーにしたい画像を指定します。前述の通り、Photoshop Elementsに画像をあらかじめ読み込んでおくと、ここでの指定の作業が簡単にできると思います。

表示された画像の中からカレンダーにしたい画像をクリックしてチェックマークを付け、「選択した写真を追加」ボタンをクリックして決定します(画像I)。

画像Jのように、読み込まれた写真はカレンダーに掲載される順番で一覧にサムネイル(縮小表示画像)が並びます。画像の左上に表示されている数(月数)と写真を照合し、順番を入れ替えることができます。例えば、春には春らしい写真を掲載するなど、です。写真の入れ替えは、サムネイルをドラッグして移動することで表示する月を変更できます。

また、同じ写真を2回以上使用することもできます。例えば、タイトルと8月に同じ写真を使用するなどです。写真のサムネイル画像を右クリックしてポップアップメニューを表示し、「写真を再度使用」を選択すると同じサムネイル画像がコピーされたように追加表示されます。それぞれのサムネイルを表示したい月に移動します。写真の削除(サムネイル表示がなくなるだけで実データは削除されません)もこのポップアップメニューで可能です。

「次のステップ」ボタンをクリックします。

 

カレンダーページのカスタマイズ(画像K)

カレンダーの表紙が表示されますので、タイトルを入力します。また三角ボタンをクリックして、各月のページに掲載される写真を確認したり、キャプション(コメント)を追加することができます。

また、この時、トリミングや表示したい写真の位置の変更を行うことができます(画像L)。画像(バウンディングボックス)の四隅のマークをドラッグして写真画像を拡大縮小したり、画像をドラッグして表示位置を移動することができます(画像L)。

画像の配置やキャプションの入力など、各ページのカスタマイズが完了したら、カレンダーの作品名を入力して「保存」をクリックします(画像M)。

作成の作業は完了です。

 

PDFの作成やプリント(画像N)

画像Nで、「完了」ボタンを押すと作成作業は終了ですが、カレンダーとして作品にするには、「PDFを作成」ボタンをクリックしてカレンダーをPDFファイルとして保存したり、「プリント」ボタンをクリックしてカレンダーをプリンタ印刷することが必要です。
また、「電子メール」をクリックすると、カレンダーをPDFで作成して電子メールに添付して誰かに送ることもできます。

※プリンタで印刷した場合、画像が粗く印刷される場合があります。その場合は、プリント用にPDFファイルを作成してから、PDFファイルからプリント印刷することをお勧めします。

では、「PDFを作成」をクリックしてみましょう。

画像Oは、PDFを作成するときのモードの指定です。「画面表示用に最適化」は解像度は低めにしてファイル容量は小さく圧縮したものです。画面で見る分には気にならないかもしれませんが、印刷すると画像の粗さが特に目立つでしょう。また、「プリント用に最適化」はファイル容量は大きめですが、プリントしても画質の劣化が目立ちません。「フル解像度で保存」も同様に写真画像の品質を最優先にPDFを作成する場合に選択します。

プリントを選択して、カレンダー印刷する場合、A4以上などの大きなカレンダーを作るのも良いですが、用紙サイズに「はがき」などを指定して、卓上カレンダーを作成するのも面白いと思います。

こうして完成したPDFを開き、プリンタ印刷すると画像Pのようにカレンダーが作成ができます。

 

<カレンダー機能の活用>

このスタジオグラフィックスで掲載されている写真の中で、気に入った画像をディスクに保存し、自分だけのオリジナルカレンダーを作るのも楽しいと思います。(スタジオグラフィックスの画像を使用して作成したカレンダーは個人でのみお楽しみ下さい。他人に配布したり販売することはご遠慮下さいね。)
また、家族や仲間内で撮った写真を使ったカレンダーの制作も楽しいと思いますので、Photoshop Elementsのカレンダー機能、ぜひ一度、利用してみて下さい。


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初出:2006/02/08
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