デジカメで撮影した大切な写真画像・・。みなさんはどのように保存し、整理し、補正し、編集しているでしょうか。また、それらの写真画像をどのように活用しているでしょうか。
電子メールに添付して知人に見せる? Windowsの壁紙? それともカード画面に貼り付けて年賀状としてプリントしてる?
使い方や利用方法は、ひとそれぞれでもちろん違いますが、プロユース向けのPhotoshop CS2とは違い、Adpbe Photoshop Elements 3.0などの一般消費者向け製品は、今、私が質問した、保存し、整理し、補正し、編集し、そしてどのように活用するか、までをトータルにきちんとサポートしている統合型ソフトが多いのです。それがメリットでもあり、デメリットでもある・・大きな特長と言えるでしょう。 ふむふむ…んじゃ、統合型の神髄ってなんぞや?
統合型のメリットとしてはやはり機能が幅広く豊富にあるのはいいことです。一方でそれがデメリットとなって焦点が曖昧になる傾向もあります。「判りやすい」なんて理由で、"郵政民営化の是非"(法案ではなく)一本でひとり勝ちできてしまう選挙と同じ道理・・と言いましょうか(汗;)。例えば、初級者になるほどいろいろな機能があって「お任せ!」でやってくれるソフトが欲しい、と思うでしょう。一方で骨太なレタッチソフトを求めて買った人には、画像の整理機能は余計なお世話、「お任せ!}は邪魔…と感じるかもしれません。
ユーザがどのレベルであれ、この『Photoshop Elements』はデジカメ活用をトータルにサポートできる機能を有しているわけです。そのため、レタッチ講座とは銘打ってはいますが、この講座ではいろいろな角度で統合型のPhotoshop Elementsを検証し、操作や機能を紹介したいと思っています。
Photoshop Elements には2つのモードがある!! それは「写真整理モード」と「写真編集モード」です。 …んでもって「写真編集モード」には「クイック補正」と「スタンダード編集」があったりするんですぞ…
■写真整理モード
それは、膨大な写真から、良いものを選ぶ画面…。
※画面例の■の数字に上記本文の数字が対応しています。
■写真編集モード
写真編集モードには2つの操作画面が用意されています。でも明快。写真を手軽にカラー/露出補正できる「クイック補正」と、ゴリゴリとレタッチ編集できる「スタンダード編集」です。もちろん、「Photoshop CS2がお小遣いでは買えないのでPhotoshop Elementsを買おうかな?」という人はこの「スタンダード編集」に期待、といったところでしょーね。
●クイック補正
写真を手軽にカラー/露出補正できる画面。
●スタンダード編集
レタッチ・マニアな方々のお待ちかね、Photoshopゆずりのレタッチ編集画面。
続いて、操作画面例としては似ていますが、流れに沿った操作方法を紹介します。
一般的な操作の流れとしては、
という感じです。
(2).「クイック補正」(写真編集モード)に切り替えて写真を開いてカラー補正
(3).「スタンダード編集」(写真編集モード)に切り替えてレタッチ編集
この流れを見るだけで、Photoshop Elementsが単なるレタッチソフトではなく、デジカメユーザをターゲットにした統合ソフトであることに気付くでしょう。 次回は、もう少し詳しく各画面を見ていきましょう。 「フォトショップエレメンツ de ゴー! ゴー!」 どうぞお楽しみに!!