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デジカメPopeye II
第36回 Windows Vista特集 ビスタでデジカメ画像を楽しむ (2)
       〜Windowsフォトギャラリー〜
 

今回も、Windows Vista に標準で
搭載されている 画像閲覧&管理ツール
「Windowsフォトギャラリー」を中心に
解説します。 

(2007/02/14)

 

■Windowsフォトギャラリー

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視覚的にグレードアップしたWindows Vistaでは、様々な場所に画像や写真が登場します。自分が撮った写真もヒョコヒョコと顔を出して、なんだかワクワクな感じです。
例えば、マイコンピュータやエクスプローラで見るフォルダアイコン。フォルダアイコンからのぞく画像ファイルは、フォルダ内に保存されている画像ファイルの一部がサムネイルで表示されています。細かな演出ですね(下:でも、この例のように手がニョキっと出ていると、ちょっと不気味かも・・)。


また、デスクトップ画面横に表示できるサイドバー「ガジェット」(右)にも、画像をスライドショー表示できる機能があります(右のサイドバーに小さな写真を次々に表示する機能)。ペットや家族、自分で撮った傑作などの写真たちが心を和ませてくれるかもしれませんね。

では、前回も解説した「Windowsフォトギャラリー」の使い方の例を今回も紹介しましょう。「Windowsフォトギャラリー」の操作の流れはこんな感じになるかと思います。

まず、マイコンピュータでファイルを見ます。これは今までのWindowsと同じ。例えば、マイドキュメントに相当するフォルダを開き、ピクチャフォルダに保存した画像ファイル見る、といった具合です。Windows Vistaでは区分け(フレーム分け)されたそれぞれをペインと呼びます。
ファイルのリスト表示されているところが「検索ペイン」でファイルをクリックすると少し拡大した画像がプレビューペインに表示され、ファイル情報が詳細ペインに表示されます。

Click で拡大
マイコンピュータ(エクスプローラ)で画像表示
各ペインでフレーミングされています。

画像ファイルをダブルクリックすると「Windowsフォトギャラリー」が起動(下画面)し、画像が大きく表示されます。この状態で、(1)部分の操作パネルで、次の画像を見たり、削除したりができることは前回解説したとおりですね。
ほかに、このJPEG画像には(2)評価、(3)タグ、(4)キャプションが表示されています。どれも私が任意に入力した情報なんです。

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Windowsフォトギャラリーで画像を個別表示
(1)操作パネル、(2)☆で表わす評価、(3)タグ、(4)キャプション。(2)〜(4)は自分勝手な基準と表現で入力しちゃおう。

(2)評価
☆印は自分でつけたこの写真の評価です。5段階評価で付けます。基準はあなた次第、なんでも良いのです。☆の数で後から選別できます。

(3)タグ
タグも選別や管理に役立つ項目のひとつです。この例では、タグとして「あしゅ(次男の名前)」と「江ノ島(撮った場所/行った観光地)」を追加しました。この後で「ほのぼの(カテゴリー)」も追加しました。
タグもそれぞれ自分で勝手につけた目印。要するに、後で「あしゅ(次男の名前)」の写真だけ見たい、「江ノ島」の写真はどんなのがあったかな、「ほのぼの」写真を友人に送ろう、といったときにリストアップが簡単にできる機能に繋がっているのです。

(4)キャプション
キャプション欄に、コメントとして「アイスクリームにご満悦」とキーボードから入力。

それぞれの情報の入力はカンタン。
Windowsフォトギャラリーの個別画像画面では「ギャラリーに戻る」をクリックしてみましょう。

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Windowsフォトギャラリーの一覧表示(ギャラリー表示)
評価は☆をクリックするだけ。タグは細切れにカテゴライズしたものを、複数登録しておくと後で検索しやすい。複数の画像を指定して一括で入力もできる。

Windowsフォトギャラリーのリスト表示画面で、一気に入力する方法があります。
リストからひとつの画像を選択して、この写真の評価をするために「☆」をクリックします(1)。クリックした位置で☆が点灯した状態になり、評価を指定できます。
(2)「タグの追加」をクリックすると入力欄が表示されるとともに、すでに入力したタグの一覧が出て、さの中から選択することもできるしくみになっています。もちろん新たにタグを入力することもできます。
最後に「キャプションを追加」をクリックし、キャプションとしてコメントをキーボードから入力します。
これでできあがり。

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■ 写真の管理と検索表示
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「評価」や「タグ」など、ひと通りの入力が終わったら、入力した情報を写真の管理に活用してみましょう。

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評価(☆)で検索
「評価」をクリックすると評価順に、「☆☆☆☆」をクリックすると☆4つの評価をつけた写真だけが抜粋されてリスト表示される。

同じ、Windowsフォトギャラリー画面の「ナビゲーション ペイン」にある「☆」をクリックしてみます。例えば画面のように「☆☆☆☆」をクリックすると(1)、登録されているフォルダ内の写真の中から☆4つの評価をつけた写真だけが抜粋されてリスト表示されます(2)。
画像のサムネイルにマウスを合わせると、大きめの画像とタグやキャプションなど詳細情報がポップアップ表示できます(3)。

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タグで検索
目的の写真を探すとき、カテゴリー別に探すときに便利な「タグ」。

次にナビゲーションペインの「タグ」欄を見てみましょう。画像それぞれに付けたタグが一覧表示されていますので、ひとつをクリックするとリスト表示は、クリックしたタグを登録した画像だけが選別されたものに変わります。

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撮影日で検索
撮影日は修正変更することができる。

その他、「撮影日」などでリスト表示するのも便利です。お、画面例では11月にプールとは少しオカシイですね。 レタッチなどを行ったために画像ファイルの日付が変わってしまったときや、カメラの設定ミスなど、なんらかの理由で日付が実際と異なる場合は変更することができます。


こうした機能を使えば、膨大な写真のたばも、評価、キーワード、撮影日などで手軽に管理/検索できるようになります。欲を言えば、更に高機能を望みたいところですが、なにせOSに付いてくる無料のツールですから、これはこれで気軽に使いたいものです。

■ Windowsフォトギャラリーのレタッチ機能
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最後にWindowsフォトギャラリーでできるレタッチ機能を紹介します。

もちろんレタッチ機能も、Photoshopファミリーを使い慣れた方には全くもの足りないレベルですが、そこはそれ、それなりに使い易いものだったらいいんです。
例えば、サーキットを疾走するレーサーはいつもレーシングカーに乗りたいわけではなく、ワンボックスがいいとい思う用途もあれば、四駆がいいという用途もあり、ちょっと買い物に行くには軽自動車がいいと思うこともある・・だから、ちょっとしたデジカメの色補正に使いやすい、ブログにつかい易い、などのニーズに応えるツールだっていいわけです。無料で誰でもここまではできる時代になったんだなぁ的に感慨深く感じるツールだっていい・・・(意味不明)。
というよりも、この機能だけで一般のパソコンユーザの多くのニーズはかなり満たせる、というマイクロソフトの判断があったことは想像できます。実際、そうなのかもしれません。
というわけで今回は ここまで。次回もお楽しみに。

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画像の修整
Windowsフォトギャラリーで「修整」ボタンをクリックすると画像の修正モードに。
「自動修整」ボタンで露出と色の自動補正ができる。

露出の調整

色の調整
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画像のトリミング
サイズや画像のトリミングサイズの向きを調整できる。ブログに使いやすい機能になっていればなおよかったのだが。

画像のトリミング

赤目調整

 
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