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初代TripperのWEB広告画像。発表当初より、デジカメ画像が大容量になっていくことを予見したフォト・ストレージであることをうかがわせる。この外観はTripper
Plus、Tripper Nextと継承される(ボディカラーはそれぞれ異なる)。 |
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ボディサイズがコンパクトになり、バッテリー使用時間も満足いくレベルに進化した『Tripper
mini』。ちなみに海夏が右手にもっているのがTripper mini。 |
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バックアップ用途と携帯性、ローコストを重視したコンセプトの『Tripper
Light』。 |
飛鳥の『Tripper』はポータブルストレージの先駆けとなった製品です。まだデジカメ用メモリーカードの主流が数十MBだった頃に登場しました。
CFカードスロットを搭載し、日本語対話で解りやすい操作性が特長です。その後、ボディサイズはそのままに、外部バッテリーを標準で添付した『Tripper
Plus』、バッテリーや高速性等を強化した『Tripper Next』と進化し、プロカメラマンやハイアマチュアを中心に利用されてきたのです。
大きくモデルチェンジしたのが『Tripper
mini』です。操作性はほぼ変わりませんでしたが、内蔵HDDの小型化に合わせてボディサイズも小さくなりました。バッテリー使用時間も延びて、ある意味で完成型に達した製品です。小さくて使いやすく、バッテリーも長持ちする、パソコンに繋げればかなり使える(USBケーブルから電源の一部がとれます)、ということで筆者のイチオシ製品でもありました(ちなみに残念ながらもう生産は終了してます)。
そして、2007年、Tripperシリーズとしてのラインアップは大きく2つに分かれました。バックアップを用途としたポータブルストレージの『Tripper
Light』と、フォトビューア機能も持った『Tripper V』です。
この2機種はポータブルストレージという点では同じカテゴリの製品ですが、実に明確に異なるコンセプトを持っています。
『Tripper
Light』は薄くて軽く胸ポケットに入るほどコンパクトです(ちいさい胸ポケットには入りません(汗;))。その分、Tripperシリーズの最大の特長だった液晶画面がなくなり、バックアップコピーした結果を見ることができません。すなわち、バックアップ用途に特化した携帯性重視の製品なのです。
一方の『Tripper V』はコピーした写真を、4.3インチのワイド画面で表示することができます。これは正常にコピーできているかどうかを確認するだけでなく、デジカメの小さな液晶では解りづらかった被写体のピントやブレ、細かな露出の具合などを確認することができます。もちろん、外出先でスライドショーを見たり、リビングのテレビに繋げてもっと大画面で写真を「楽しむ」という、フォトビューア機能付きならでは使い方もできます。当たり前のことですが、『Tripper
Light』と比較すれば大きなボディで、胸ポケットには入りません(オーバーオールの胸ポケットには入るかもしれません(汗;))。
このようにTripperシリーズは、ポータブルストレージといってもいろいろなニーズに合わせた製品ラインアップが用意されてきました。そしてフォトビューア付きの『Tripper
V』が新たなラインアップに加わり、選択肢が増えたことはユーザにとってはうれしいことだと思います。
Tripper V の機能や操作方法などについては、追って次の機会で述べていきたいと思いますので、お楽しみに。
※ 画像提供: 飛鳥 (画面はハメ込み合成です)
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V の操作画面(1) 起動〜写真の表示」
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