コンテンツのトップページへ 髭達磨・薮田織也のプチ日記
 2005年 2月 20日 日曜日 極寒パートII 韓国編
 
って来たんだな。真冬の韓国へ。何をしに行ったのかというと……、あれ? 前回の日記と同じ…。まぁいいや、で、何をしに行ったのか。それは…。澤口留美がマクロエッセイで書いているので、そちらを参照されたし。髭としては韓国ドラマにはほとんど興味がないのだが、どういうわけか髭の母親も行くとぬかすので、お守りの役目という理由がひとつ、そして、韓国に行くということを、デジカメ Popeye神崎洋治に告げたら、「ついでだから、Tripper mini の広告用写真のために海夏ちゃんに Tripper mini を持たせて撮ってこい」とぬかしやがったために、広告撮影の仕事という理由がもうひとつおまけに付いたわけだ。ま、女の子を撮れるなら韓国だろうが、北朝鮮だろうが、南極だろうが、どこへでも行ってやろうじゃないかと思う髭なので、しぶしぶをイクイクに変更して訪韓した次第。

程は3泊4日。中2日は丸々撮影時間があるんだろうと思いきや、「団体行動なので、韓国ドラマのロケ地訪問は必ず来い」とか、無理なことを抜かすツアーリーダーもいたもんで、その合間を縫っての撮影になってしまった。そんなわけで、撮影時間を自分で調整することも適わず、よりによって、日差しが傾いてからの撮影しかできなかったのだ。初めは明洞(ミョンドン)の街中で撮影したのだが、期待していたほどのビル壁面からの反射光が望めず、仕方なく、ナムサンパークという高台の公園に移動しての撮影となった。ロケハンもせずに、外国でぶっつけ本番の撮影ほど無茶なものはない。しかも、この時期の韓国は寒い。マイナス10度だと。つい先日、北海道で撮影をした髭だったが、北海道のマイナス 15 度よりも韓国の体感温度は低い。北海道と同じ防寒装備で臨んだのだが、シャッタースピード1/125秒でも手ブレしちゃうんじゃないかと思えるくらい寒かった。髭よりも酷だったのが、モデルの藍海夏だろう。被写体をしているわけだから、髭ほど防寒していないわけで、終始、笑顔を作って頑張ってはくれたのだが、撮影の最後の方は鼻も真っ赤で、表情も硬くなってしまっていた。

洞(ミョンドン)は、韓国の原宿と呼べるような、若者の街だ。そんな人通りの激しい街中で、藍海夏とスタッフ3人+レフ版などの撮影機材という、どう見ても記念撮影しているような集団ではない我々だったが、交番の近くで撮影しているにも関わらず、現地の警察は呑気に我々を見物していた。許可なしのゲリラ撮影だったから、警察に咎められたら「韓国語ワカリマセ〜ン」と言って逃げるつもりだったのに、もうやりたい放題のロケになった。

んなこんなでしばらく撮影していると、コンパクトカメラを持った数人のアジア人が藍海夏を囲んで勝手に撮影し始めた。あっけにとられて眺めていると、男性の一人が広東語訛り(だと思うのだが…)で「 Is she a Japanese? 」と。どうやら香港人(今は中国人か…)らしい。「 Yes, She is a model. 」と答えると、カメラを持った数人が鼻濁音の激しい日本語で、「くぉわいい、とても、くぉわいい。わはは」と大騒ぎしながら去っていった。さすが香港人。アグレッシブというか、ずうずうしいというか、こういうときの日本人なら、一言「撮ってもいいですか?」と聞くか、撮影するにしても遠巻きでこっそり盗み撮りするものだ。同じような顔をしているが、日本人は奥ゆかしいのである。 ……? そういえば、他国で許可なしのゲリラ撮影をしている日本人集団もいたな……。

 
▼写真1 藍 海夏
Clickで拡大
韓国のナムサンパークにて。


▼写真2 藍 海夏
Clickで拡大
明洞のキャンペーンガール達と。


▼写真3 藍 海夏
Clickで拡大
韓国の原宿(?)明洞(ミョンドン)で、Tripper mini の広告写真撮影の合間。






りあえず、なんとか無事に撮影は終了した。明日はソウルを離れ、韓国の田舎をブラブラと撮影して歩きたいな。でも、ツアーリーダーが許してくれそうもないし、ヨン様ペ様とはしゃぎまくっている母親もいることだしなぁ…。仕方ない。撮影は諦めて、ここはひとつプルコギでも食って、ジンロでも呑んで、ついでに垢すりにでも行って、韓国の夜を楽しむことにしよう。
 
Share (facebook)  
  このページのトップへ
 

     
 
 

     
リンクについて
著作権について
プライバシーポリシー