コンテンツのトップページへ 髭達磨・薮田織也のプチ日記
 2005年 2月 21日 月曜日 南怡島(ナミソン)の小動物
 
国の3日目である。この日は、冬ソナのロケ地でも最も人気のある南怡島(ナミソン)に行くのだそうだ。南怡島は湖の中にある島で、船で渡るのだという。マイナス10度の日に。空は雲ひとつない晴天だが、こんな日こそ滅茶苦茶に寒いのだ。やだよ髭は。こんな寒い中を、わざわざ、別に興味もないドラマ(一応全部観たけど…)のロケ地なんかに行きたくないよ。どうせ、観光客がいっぱいいて、次はこっちだ、今度はあっちだ、やれ急げとせっつかれて、かったるい思いをするだけじゃないか。どうしても行かなけりゃならないなら、行きのバスの中くらい寝まくるぞ。

きました。南怡島です。湖は氷ってます。船の上では寒さで蝋人形になるかと思いました。船を降りると、船着場のすぐ先に焚き火が! う〜ぬくい…。え゛、もう移動? いやだ! 死んでもここを動くもんか。え? 死ぬ気があるなら冥土の土産に観光しろ? 髭はどこに行っても土産は買わない主義なのである。ただでさえ撮影機材が重いのだからして、これ以上には何も持ちたくないのである。どうしても持って行けというなら可愛い女の子にさせてもらいます。

ツクサいいながらも団体の後をついて行くと、突然、目の前にミニトトロみたいなリスが現れた。カメラを向けても逃げずにこちらを見ている。エゾリスか? いや、ここは朝鮮半島であって北海道ではない。ガイドいわく、キタリスと呼ぶらしい。詳しいことはわからないが、いわゆるエゾリスの原種のようだ。そういえば、ニューヨークのセントラルパークにもこれと似たリスがいたが、あいつらもここのリスと同じで、人に馴れていたな。人に馴れた動物ってのは、どうもあまり好きになれないな。でもまぁいいか、写真を撮るには楽でいい。団体からはぐれてもいいから、リスを撮りまくることにするか……、と思った矢先、茂みからパンダウサギが出現。おっ、灰色のウサギも出てきた。今度は鴨だ、アヒルだ。なんだこの島は、小動物が放し飼いになっているのか? ん? んん? お〜〜〜、ダチョウだあ! 小動物だけじゃないぞ、ここはサファリパークだったのかあ。
 
▼写真1  
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メタセコイアの並木。空がキレイで…。真冬のこんな空の日は、間違いなく寒い。

▼写真2  
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エゾリスみたいだけど、ここは朝鮮半島だから、キタリスと呼ぶらしい。キタリスでいいんだよね? 詳しくは知らない。

▼写真3  
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▼写真5  
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上はお馴染みの藍海夏。髭が小動物を撮ってる横につったっていたので、レンズを向けると、いきなりこんな顔をする。まったくもって予期できない。右は、湖畔で黄昏る老動物……もとい、髭の母親である。彼女も、予期せぬ言動には定評がある。まったくもって不可解な生き物なのである。

まには、こうした小動物を撮るのもいいものである。こちらの予期せぬ動きをするので、動く被写体を撮る訓練になる。なにしろ可愛い。まぁ、そういう意味では、人間の女性も予期せぬ動きをするし、可愛いのである。

まけ写真。これは南怡島ではなく、春川(チュンチョン)の町中にある路地で撮ったもの。「雨が降時何方ても利用してよ 無料てす」とは、とてもフレンドリーな文言である。この路地ももちろん、韓国ドラマのロケ地として有名なところらしく、日本人以外に台湾人も訪れるというのだが、ここの人は、台湾人には傘を貸してあげないのだろうか。それとも、台湾人は漢字の部分だけでわかると思っているのだろうか。それにしても、パッと見は、日本人でも何が書いてあるのかわからない。発見したときは胸が躍ったものである。また、海外に行ったら、こうした面白い日本語を探そう。
 
▼写真4  
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左はパンダウサギでいいんでしょ? 髭も昔に飼ったことがあります。上の写真はバリケンというアヒルらしい。タイワンアヒルという別もあるらしく、食うとうまいらしいよ。他にもダチョウがいたが、撮れなかった。残念。

▼写真6  
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▼写真7  
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髭の大好きな外国で発見する日本語。

 
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