コンテンツのトップページへ 髭達磨・薮田織也のプチ日記
 2005年 1月 30日 日曜日 極寒用の装備
 
って来たんだな。真冬の北海道へ。何をしに行ったのかというと、某制作作会社から依頼で、右の写真のような風車を撮りに行ったわけだ。この風車は、風力発電用のもの。なにやら、子供向けの教材 CD-ROM 用らしい。この写真を見る限りでは、「なあんだ、天気が良かったんじゃないか。なにが極寒の撮影だ」と思われるかもしれないが、この写真の天気は一瞬の出来事。4日間のロケ中、晴れたのはこの時だけ。他は雪。曇り。雪。曇りの繰り返し。写真でわかるとおり、白い被写体を、白い空と白い大地を背景にして撮るわけだから、被写体のいない白いホリゾントに向かって4日間シャッターを押し続けている気分だった。


んな装備でロケに望んだのかというと、二番目の写真のような感じ。これに、飛行機での輸送用に購入した大型のハクバ製アルミケースと、着替え用のバックがひとつ。万が一、寒さでメインカメラが壊れたときのことを考えて、カメラを二台、室内の多灯撮影用にストロボも二台、よって、三脚もふたつあったために、こんな大荷物になってしまったわけだ。とてもじゃないが、一人で持てる荷物じゃない。撮影時は某制作会社の知人に持ってもらったが、次回の九州ロケには絶対持ってくるなと窘められた。


海道の、撮影時の気温はマイナス 15 度〜マイナス 8 度くらいだった。函館から札幌までのロケだったのだが、マイナス 30 度にもなっていた旭川ロケがなくてよかったと心底思った。で、まぁ、ようするに、東京ではありえない気候だったわけだが、ロケ前から一番気にしていたのがバッテリーのドロップアウト。つまり、寒さによる短時間の放電だ。さらに気にしていたのが、外から暖かい室内へ移動したときにおこりやすい、カメラ内部の結露。ドロップアウトなら再充電すればなんとかなることだが、結露の場合は、カメラやメモリカードが壊れてしまう可能性もある。
 
▼写真1 風車
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北海道は瀬棚にある風力発電用の風車。

▼写真2
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黒づくめの防寒装備。

▼写真3 カメラ用防寒カバー
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エツミのカメラ用防寒カバー。
 
▼写真4 ファインダーを出したところ
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エツミのカメラ用防寒カバー。

んなときのために、カメラ用防寒具を持っていった。右の写真がそれだ。鏡筒用の袖と右手を入れる袖、そしてカメラの入り口袖の、みっつの袖があり、ファインダー用の窓が付いている防寒カバーだ。このカバーだけでも十分にカメラを防寒できるのだが、念のために使い捨てカイロを内側に貼っておいたので、バッテリーのドロップアウトはもちろん、結露もおこらずにすんだ。

回、最も役立ったのが、右の写真のウエストバッグ。KATA の GDC W-92 だ。写真だとわかりにくいが、左右のサイドにレンズを収納できるポケットがある。防寒はもちろん、防水カバーもついているので雨にも強い。右の写真のようにトップカバーを開いたままにしておけば、レンズやフィルタの交換も、立ったままでできるので非常に便利だ。


あて、次は1年ぶりの韓国である。これも3泊4日の旅行だが、2日間は撮影の仕事にあてる予定である。なんで自費で行く旅行で仕事をしなければならないのかわからないが、まぁいつものことなのである。
 

▼写真5

ウエストバッグ
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レンズやフィルターなおのカメラ用品を入れるウエストバッグ。撮影しないときは、カメラ本体も入れておく。
 
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