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EYE-POPPER の外観 |
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7.0型の液晶を装備したデジタルフォトフレーム『EYE-POPER』の本体。最大の特徴は重厚なビアノブラック・カラーのスタンド。 |
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デジタルフォトフレームとしては、独特の外観の「EYE-POPPER」。スタンドはチルト仕様で液晶画面の角度を変えられる。 |
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本体上部に配置されたタッチ式の操作ボタン。通常の操作はリモコンを使うのであまり使用しない。 |
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操作ボタンは電源投入後と、タッチした時に青色LEDが光る。 |
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EYE-POPPER(左)とキヤノンの一眼レフカメラ「EOS 40D」(右)、液晶画面の大きさの比較。当然だが、一眼レフの液晶よりかなり大きい画面だ。 |
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スタンドは付属のドライバーでネジ3個を取るとはずすことができる。 |
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飛鳥のデジタルフォトフレーム『EYE-POPPER』を早速いじってみました。今回から製品レビューをお届けします。
■重厚感あふれるピアノブラックのスタンド
デジタルフォトフレームはメモリカードや内蔵メモリに保存した写真を画面に表示したり、スライドショーを再生して写真が変わる写真立てとして楽しむことができる製品です。
飛鳥の「EYE-POPPER」は更にモバイル仕様にもなっているので、撮った写真を外出先で手軽に確認できる利点もあります。
EYE-POPPERのデザインの特徴はなんと言っても存在感のあるスタンドです。デジタルフォトフレームは写真立ての外観を意識した製品が多く、脚も目立たない華奢なものが多い中、この大きくて重量感のあるスタンドは少々驚きです。置いてしまえば安定感とドッシリ感があります。
スタンドと本体のカラーがピアノブラックなのはとても渋くて、マニア心をくすぐります。ThinkPadや初期型PlayStation3のピアノブラック仕様の外観がお気に入りな人にはたまりません。
■撮った写真を外出先でも確認 7.0型液晶
さて、このスタンド。もちろんチルトなので、液晶画面はいろいろな角度に向けることができます。更に本体背面で固定している3本のネジをはずせばすっかり取り外すことができます。ネジをはずすためのドライバー(ねじ回し)は製品に付属しています。
スタンドを取り外すと前述のとおり、メモリカードスロット付きの写真確認用の液晶ディスプレイとして持ち歩くことができます。
スタンドをはずすと重量が結構軽いのには驚きました。電池を装着すれば重量は増すのでしょうが、この軽さならバッグに入れて持ち歩いても苦になりません。
EYE-POPPERはモバイルでの利用を意識して、単三形の充電式ニッケル水素電池3本で駆動します(使い捨て乾電池には対応していないため、充電式電池を使う必要があります)。
外出先でも大きめの液晶画面で撮影した写真をチェックしたい、というデジタル一眼レフ愛好家には最適ではないでしょうか。
RAWで撮影した画像のフル再生にも対応しています(キヤノン/ニコン/ソニー/富士フイルムの一部機種に対応)。
ただ欲を言えば、スタンドと本体はネジ固定ではなく、ワンタッチで取り外しできる機構なら、なおよかったと思います。最近はカーナビがワンタッチでダッシュボードから外して持ち歩けるので、ああいう機構なら、据え置きでもモバイルでも更に楽々活用できると思います。
■すべての操作はリモコンで
小型のリモコンが付属していて、すべての操作がそれでできます。本体上部にも同社「Tripper V」の操作ボタンを思い出させる青色LEDを配した感知式の操作ボタンが装備されていますが、普段はリモコンで操作できるのでこのボタンはほとんど使うことはありません。
現在、デジタルフォトフレームはたくさんの機種が店頭に並んでいて、機能もまちまちです。中にはメモリカードに保存した写真をファイル名やランダムに自動表示するだけの機能の製品もあれば、画像の加工やトリミングなどができるデジタルフォトフレーム製品もあります。
もともと「Tripperシリーズ」や「Tripper V」など、フォトストレージを開発してきた飛鳥なので、デジタルフォトフレームにおいても写真好きが求める機能が多数取り入れられています(カラー補正やトリミングなど、画像を加工する機能は採用されていません)。
メモリカードの画像をコピーしたり削除できるファイル管理機能、お気に入りの写真や目的別に☆マークを付けて評価したり選別できるレイティング機能、RAWで撮影したデータの表示機能、EXIF情報の表示機能などなど、再生機能のみのデジタルフォトフレームとは一線を画す製品になっています。
次回からはそれらこだわりの部分にフォーカスしたいと思います。
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