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Photoshop素材をFlashアニメーション化するノウハウ |
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写真1 |
セミナーで配布されたデモ素材(Flashファイル)を私のパソコンで開いたところ。アジサイ、サクラ、スズランが次々と表示されるスライドショー。(当日及びセミナー内の写真素材はPHOTOTGRAPH提供) |
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写真2 |
Flashのタイムラインとレイヤーの解説が行われた。アジサイ、サクラ、スズランのそれぞれの画像素材を別々のレイヤーに配置し、更にテキストなどのコンテンツのレイヤー被せていく。 |
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写真3 |
タイムライン上で入れ替わりに表示されるように指定すればスライドショー表示になる。 |
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写真4 |
Flashにおけるアニメーションの基本を解説したパネル。カメラファンにとっては難しい単語が並ぶ。 |
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写真5 |
写真の切り替わりにもよく用いられる手法「クロスフェード」(フェードイン/フェードアウト)の作り方を解説。 |
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写真6 |
クロスフェードの度合いを細かく調整する「モーショントゥイーンへのカスタムイーズイン
/ イーズアウトの適用」(Flash
Professional
のみ)。 |
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写真7 |
BGMの組込と、ムービーをスタートするときにクリックする「ENTER」ボタンを設置してFlash制作デモの工程は完了。 |
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当日は会場でCD-ROMが配布されました。CD-ROMには、『Flash8』の体験版と当日セミナーで行われたデモの画像素材とフラッシュ保存ファイル、それにオマケでWEBサイト作成ツール『Dreamweaver8』の体験版が収録されています(Dreamweaverは、スタジオグラフィックス編集部でも使われています)。
セミナーで解説されたことが、自宅や事務所に戻って実際に自分のPCで確認できるというのは、ユーザにとってもうれしいことでしょう(余談ですが、スタジオグラフィックスのレタッチ講座でも使用した素材のダウンロード提供のサービスをメルマガ会員向けに行っていますが、とても好評です)。
さて、今回は、セッションで行われた内容を具体的にレポートします。アドビシステムズのセッションで行われたのは、ひとことで言うと「スライドショーを作成する」基本操作でした。
内容は単純明快で、3つの写真素材(いずれも花や草木)が画面上で切り替わって表示されるものです。BGMを流したり、スタートの際にクリックするボタンを付ける方法も紹介されました。
当日紹介されたFlash操作内容と項目
- タイムライン、ライブラリ、レイヤー、Flashで扱える素材について
- アニメーションの基本
シンボル化、フレーム、キーフレーム、フレームレート
- フィルタ、ブレンドモードについて
- マスク
- サウンドの追加
- インタラクション[ボタン]の制作
アドビシステムズのセッションは約1時間。「しっかりFlash制作を身につけて帰りたい」というユーザにはあまりにも物足りない内容でしょうけれども、限られたわずかな時間内でFlash制作のとっかかりを説明するならば、この程度に限定されるのも仕方ないところでしょう。
●Photoshopで作ったファイルをFlashに読み込む方法
Flashの操作画面はステージとライブラリで構成されていますが、その概要の説明と、ステージ上に画像を読み込むためには準備というか儀式が必要という解説がなされました。
具体的に言うと、フォトショップで作成した画像、例えばJPEGやPNGファイルを「シンボルに変換」して読み込むことによって、Flash画面で動かしたり、表示効果を加えたりといった操作が可能となります。
●キーフレームとトゥイーン
FlashにもPhotoshopと同様にレイヤーの考え方がありますが、レイヤーについての解説が行われた後、Flash画面のタイムラインと「モーショントゥイーン」について説明がありました。
タイムラインとはビデオ編集ソフトなどにも用いられる手法で、いわば画像や文字、音声などを表示したり消したり、動かしたりを指示する時間表のことです。例えば、スライドショーであれば何秒後にどの画像を表示するかを指定する画面形式がタイムラインです。
ここまでは簡単なのですが、初心者にとってFlashが難解と感じるのがこの「トゥイーン」という言葉の登場からではないでしょうか。トゥイーンはアニメ用語なので一般には馴染みがありません。
アニメの場合一般に、ある場面で主人公が動く際、最初と最後のコマ、目立つコマだけを熟練アニメーター(絵を描く人)が描きます。その中間のコマはアシスタントが描いて動画を完成させます。画像を動かす場合、ユーザは動き出しの最初と最後の位置を指定するだけで後のコマはFlashが自動的に生成してくれます。
Flashではアニメーション制作の要素が強いツールなのでこの用語が普通に使われています。シンボルやインスタンスなどの言葉も難解です。また、私からみるとFlashでは特殊効果などを指定する操作方法の随所にアニメ制作的な考え方が採用されていますので、普段タイムラインやアニメ制作に無縁なユーザは、少し意識して頭を切り換えるとFlashが使いやすく感じるかもしれません。
写真好きがFlashに親しむにはこれらのハードルをゆっくりでもしっかりと乗り越えることが大切なことなのかもしれません。
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