暖かい秋に、クワガタたちも長生きしました・・ 秋が終わり、もう冬がそこまで来ています・・・
デジタルカメラには折角こういう機能があるんだから、これを使うのは基本中の基本でしょう。 ただ、少々考察すべき点があります。最近のデジタルカメラは高精度な写真が撮れるように画素数(ピクセル数)の多いものが市販されています。ピクセル数とは画像データを構成している点の数を指します。例えば、プロカメラマンの人も使っているD100は600万画素ですが、これは横3008個、縦2000個の点で画像が作られているわけです。故に、ピクセル数が多い高性能なカメラで撮った高画質な画像モードの写真データほど、その容量は大きくなる傾向にあります。したがって、データの容量が大きくなればなるほど、デジタルカメラからパソコンに画像を移動するのに必要な所要時間が長くなるわけです。
「いいじゃないか、ゆっくり移動すれば・・・その間に風呂にでもつかってこっちもゆっくりしてだな・・」という人はさておき、デジタルカメラやパソコンを使う上で、ゆっくりやっていていいことなんてひとつもありません。急いで画像を転送したいときもあるでしょうし、特にモバイル環境で「ゆっくり」は限られた電力の消耗に繋がるのです。そんなわけで、高画素数のカメラを使っているほど、プロに近い人ほど、デジカメからパソコンに如何にしたら早く画像を転送できるか、を考えるわけです。
次にまず、デジタルカメラとパソコンを接続しているケーブルを眺めてみましょう。「黒くて長いな・・」そういう話じゃなくて、パソコンのどこに挿し込んでいますか? 多くの場合は「USB」というコネクタにケーブルを接続しています。USBとは「ユニバーサル・シリアル・バス」の略で、現在市販されているパソコンには当たり前に搭載されている標準規格の名前です。その企画に沿って作られたUSBコネクタにケーブルを挿すと、デジタルカメラとパソコンがUSBの規格の手順に沿って通信し、デジタルカメラで撮った画像のやりとりができるわけです。 まず、ここが肝です。
USB 1.1 ロースピード 1.5Mbps フルスピード 12Mbps
USB 2.0 ハイスピード 480Mbps USB1.1の40倍!!
「なんじゃこりゃ」と言いたくなるくらいの違いでしょ。まぁ、これは規格上の数値ですから、実際はこの通りとまではいきません。しかし、実際も「なんじゃこりゃ」と言いたくなるくらいの違いはあるのです。
それゆえに、誰もがUSB2.0が良いと思うに決まっています。しかし、USB2.0の高速性を享受するには、デジカメやパソコンの両方がUSB2.0に対応していなければなりません。たくさんのUSB機器を接続しているならハブもUSB2.0に対応している必要があります。USB2.0はUSB1.1規格も包含していますから、それを混在して機器を接続することはできますが、高速性を実現したいなら、USB2.0同士でしか高速性を実現できません。 まずはパソコンがUSB2.0対応かを確認する必要があるでしょう。そうでなければ始まりません。USB1.1にしか対応していない場合、拡張ボードやPCカードでUSB2.0コネクタを増設することは可能です。次にデジカメがUSB2.0に対応しているかどうかを確認します。対応していなければ、USB2.0対応のメモリアダプタを購入することで高速性が実現できるわけです。