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モテ写 on The Web
第12回 自撮りのポイント・唇を魅力的に! 2012/11/08
 
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▼目次  
唇をキラリとさせるには
口角を上げて撮る!
弥勒菩薩ポーズで唇に視線を集める!
次回予告
   
▼写真0 「 唇 」 美人に撮ろう!
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自撮りするときの2大ポイントは 「 目 」 と 「 唇 」です。今回は特に唇に注目して、スマホ自撮りで気をつけたいポイントをご紹介します。
( 写真を Click で拡大 )
▼撮影データ
Camera ---
Lens ---
F. Dist. --- EV ---
Aperture --- S. Speed ---
ISO --- WB ---
M.Mode --- Strobe ---
Light ---
Filter ---
▼Topix  
NHK BS プレミアムの 「 女神ビジュアル 」 2012 年 10 月 31 日放送の 「 キスしたくなる!?これであなたも口元美人 」 で、薮田織也が紹介した 「 くちびるキラリ!自分撮りテク 」 スタグラ版をお届けします。

▼執筆する連中 Illust by 薮田織也
●師匠: 澤口 留美
  書籍版 「 モテ写 」 の著者
澤口 留美
●弟子: 薮田 織也
  人物写真家
薮田 織也
 
■ 唇をキラリとさせるには
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● 新展開?

半年ぶりですが、今回もテレビで紹介したネタをお届けしますよ。
今回から新展開するって予告してたのに、私の次回予告を無視すんのっ!
まぁまぁまぁまぁ、それはともかく、今回は 「 唇 」 について蘊蓄を語ってくださいよ、師匠!
どうせ、新展開のアイディアが行き詰まってたんでしょ。まぁいいわ。じゃぁ始めましょうか。
女性の顔写真の肝って、やっぱり 「 目 」 と 「 唇 」 っすよね。でも今回は 「 唇 」 を魅力的にする方法を教えてください。
前に紹介した 「 瞳 」 に光を入れる 「 キャッチライト 」 と同じで、「 唇 」 にも光を入れることが大切。そのためには、光のある場所を選んで自撮りすることよ。瞳に光が入る場所なら唇にも光が当たるし。
どんな場所で撮るのがいいんでしょ。
昼間の窓際で撮るのがベストよ。できればレースのカーテン越しに撮るの。光が柔らかくなるから、肌もキレイに撮れるから一石二鳥よ。
夜なら?
天井の明かりの下はダメよ。顔に影ができやすいし、明かりが遠くなるから顔が暗くなっちゃうわ。自分の顔と同じ高さにある明かりを使うの。ウォールライトがあればそこで撮ればいいんだけど、なければ机で使ってるスタンドを使ってもいいわ。とにかく顔に近づけられる照明器具を探すことね。
自撮りに馴れてない人って、光をどんな感じに自分に当てればいいのか、難しく感じるみたいですよ。

▼写真1 光のある場所へ!
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唇をキラキラさせるには、瞳にキャッチライトを入れる方法と同じで、光のある方へ顔を向けることです。瞳に光が入る場所なら、唇にも光が当たっているはずです。後は、唇にグロスを塗っておくことも忘れずに。 (写真をClickで拡大)

▼写真2 視界に光が入る場所で撮る
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写真に撮るときに、視界に光があることを意識して撮ると、瞳と唇にハイライトが入ります。
 (写真をClickで拡大)
最近のスマホは自撮りするとき液晶画面が反転表示されるんでしょ? それってつまり鏡をみてるのと同じじゃない。女の人って鏡に自身を映すのに馴れてるんだから、スマホと一緒に動いて、自分の顔に一番キレイに光があたる場所を探せばいいのよ。それから、せっかく光が当たっても、艶のない唇じゃキレイに光が反射しないから、必ず唇にグロスを塗っておくことも忘れないでね。  

■ 口角を上げて撮る!
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● 誰でも口角が上がる魔法のテクニック

2つめの 「 唇 」 のポイントは、 「 口角 」 を上げて撮ることね。薮田さんがテレビで紹介していなかったことよ。
テレビではプロのモデルさんだったから、口角はもともと上がってましたしね。でも、一般の女性で、特に師匠のように年齢が高い人は、歳とともに口角は自然と下がってきますからねぇ〜。
ふんっ。どうせ私は今年で 27 歳よ。口角も下がるわよ。
しれっと嘘をつくな、嘘を。そんなことより、一般の人でも簡単に口角が上がるテクニックを教えてくださいよ。
前回やった 「 20°45°120°の法則で撮る! 」 よ。そのうち、口角でもっとも重要なのは 「 20°」 ね。
あれは 「 目 」 をパッチリとさせるためテクニックじゃなかったでしたっけ?
それもあるけど、実は口角を上げるのにも役立つの。写真3は、モデル経験の無い一般の女性モデルだけど、こういう人に口角を上げてって突然言っても、ひきつった笑顔になるのがオチでしょ? でも、カメラを 20°上げて撮る方法を使うと、何もしなくても不思議と口角が上がって写るのよ。
ほんとだ。写真4のように、カメラの角度を徐々に上げていくと、口角も上がってく。へぇ〜。すごいっすね。
この方法を使うと、気になるアゴのラインも、多少すっきりと写るから一石二鳥、ううん、目と唇とアゴで、一石三鳥よ。ああ、さらに髪の毛のボリュームも増えたように見えるから一石四鳥……、鼻の穴も隠せるから一石………。
はいはい、とにかく 20°上げて撮ればいいことづくしってことっすね。

▼写真3 20°上げて撮る
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口角が上がっていると、まったく違った印象の写真になります。普段から口角を上げる練習をするのがベストですが、撮られ馴れしていない人でも 20° ほど上から撮ると口角が少しだけ上がって写ります。 (写真をClickで拡大)

▼写真4 角度ごとの口角の変化
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一般の女性モデルで、撮影角度の違いでどれだけ口角に変化があるかを調べてみました。さほど口角が上がっていない人でも、20° 上方から撮影すると、口角が上がったように写ります。 (写真をClickで拡大)


■ 弥勒菩薩ポーズで唇に視線を集める!
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● 視線は指先に…

さて、最後の 「 唇 」 のポイントは、ちょっと高度なテクニックになるわよ。名付けて 「 弥勒菩薩ポーズで悩殺よ! 」 よ。
で、それが写真5っすか。
な、なによ、その突き放した言い方は。いいじゃない、私の写真でも。たまには私の写真も載っけさせてよ。
いや別にいいんすけどね。師匠の写真でも。で、弥勒菩薩がなんですって?
これまでのテクニックを使って唇を魅力的にしたら、その唇に視線を集めたいじゃな〜い! そこで手よ。指よ。
なるほど、観る人の視線を特定の場所に集めるには、手を使うのが手っ取り早いっすもんね。で、ポイントは?
広隆寺の弥勒菩薩の写真をよ〜く観察して真似てみて。
写真5の師匠の指はちょっと違うっすねぇ。弥勒菩薩のは手影絵の狐っぽいんすけど。
いいじゃない。私のはオリジナルバージョンよ。でね、注意して欲しいのは、指を唇に付けないこと。
なんでですか。
指を付けちゃうと写真6のように媚びた感じになるからよ。きゃー、恥ずかしっ!
うん。確かに恥ずかしい。それに撮ってる角度が 20°より上ですね。それも媚びたイメージを増長させてるんですな。そういえば、ちょっと前に日本テレビの Zip! っていう番組に出たとき、ディレクターから 「 女子高生は 45°上げて撮りますよ 」 って言われたんですけど、あれは若い子だから許されるんですよ。師匠のように歳食ってたら、あそこまで上げちゃだめですよねぇ。
そうよねぇ……… 27 歳はもうおばさんよねぇ………。
だから嘘つくな! 嘘を!

▼写真5 弥勒菩薩ポーズ?
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弥勒菩薩を意識して、指を唇の近くに持っていきます。このとき、決して指を唇に付けてはいけません。また、唇を少しだけ半開きにすると艶っぽくなります。 (写真をClickで拡大)

▼写真6 指を付けるとちょっと……
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唇に指をつけ、20°よりも高い位置から撮ると、グラビアでよくある 「 媚びるポーズ 」 になってしまいます。これは少々いただけませんね。
(写真をClickで拡大)
   


■ 次回予告
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● 新展開はいつの日か…

次回はどうするの?
早く新展開しましょうよ。やるやる詐欺って言われてますよ。巷の巷から。
なによ、私のせいなの? 薮田さんのアイディアが枯渇してるからでしょ!
うう……あっ、じゃぁ、次回は書籍版から出してないネタを披露しましょうよ。どうせ絶版になってるんだから、この際、ぜ〜んぶ出しちゃいましょうよ。
新展開するつもりないわね………ではまた次回! 皆さん、ごきげんよ〜。


▼写真7 もうひとつの弥勒菩薩ポーズ
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 (写真をClickで拡大)
 
初出:2012/11/08 このページのトップへ
 
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サンタ・クローチェ
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