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スペシャル・マクロ・エッセイ
留美の接写させてぇ! |
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いまさらながらのF1日本GP!れぽ〜と! <後編> |
2004/11/05 |
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手に入れるわよ! ホンダの応援フラッグ、それもでかい奴! |
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この真っ赤に埋め尽くされたスタンド! 決してフェラーリの席じゃないわよ。ホンダの旗でいっぱいになってるのよ。この旗が欲しいのよ〜。
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ホンダのブースを探していたら、メルセデスのブースが…。バトンもいいけど、キミ・ライコネンも可愛いわね。四角い顔のイギリス人はどうでもいいわっ! |
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そういうわけで、何が何でもホンダの応援フラッグのゲットを心に誓ったわたしは、嫌がる髭だるまを引き連れて、一大決心のもと130Rの席を立ったの。で、50メートルは並んでいるトイレの行列を横目に歩きながら、わたしにはふとした疑問が沸いたのよねぇ〜。
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ところで、ねぇ薮田さん、ホンダの応援フラッグってどこで手に入るのかしら? |
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そんなこともわからずに行動してるんかい、あんたは!
……多分、メインスタンドの裏にホンダのブースがあるから、そこでもらうんだろうよ。そこまで行くのは大変だよ〜、やっぱり帰ろうよ。 |
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いやよ!絶対に手に入れるのよ。あのでっかい旗を! |
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もうすぐ、ホンダの歴代F1カーのデモランが始まるんだよ〜、それまでに帰ってこられるかな〜。 |
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そんなことより旗よ、旗! |
髭だるまの言っていることの意味もよく理解していなかったわたしは、とにかくホンダのブースを探して、やみくもに突進していったのよ。
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はあはあ…、ここがメインスタンド裏よね。多分、でもホンダのブースなんて見当たらないじゃない。 |
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もういいよ、帰ろうよ〜。デモランが始まっちゃうよ〜。 |
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ちょっとわたし、あそこで何か配ってるおねぇさんに聞いてくるわ。(その場を去る私) |
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あの人はBMWのコンパニオンだよ〜、ライバルチームに聞くんかい…。 |
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はあはあ、し、知らないそうよ…。今度はあのおねぇさんに聞いてくるわ。(去る私) |
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その人は、JTのコンパニオンだよ〜、ルノーもライバルチームだよ〜。 |
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ふぅふぅ、どういうことよ、まったく。誰も知らないなんてことある〜? |
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お願いだから帰ろうよ〜。あっ、またどこかに走ってく……。 |
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琢磨とバトンのランデブー走行。COOLPIX5200のズームじゃここまで撮れないから、髭だるまから写真をもらったのよ。
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コンパニオンのおねぇさんに聞いても無駄だってことがわかった私は、いいことを思いついたの。それはね、ホンダの応援フラッグを持ってる人に聞けばいいってことよ。
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ねぇ、いいアイディアだと思わない? 薮田さ…、あれ?いないわ。どこ行っちゃたのよ。まったく。仕方ないわね、一人で聞くわ。どうせなら若くて格好いい男の子がいいわね。
あっ、すみませ〜ん、ホンダのブースってどこですかぁ? |
親切で格好いい男の子に、やっとホンダのブースを教えてもらって、なんとかその場まで辿り着いたのはいいんだけど、な、なによ、この行列は! こ、この行列に並ばないとホンダの応援フラッグがもらえないの〜! 本当に、日本人ってのはなんでこんなに行列が好きなのかしら! もうここまできたら、並んでやるわ。それで、もし隙があったら横入りでもなんでもしてやるわ。なんて、本当は横入りなんてしてないわよ。そして、並ぶこと数十分、なんとか応援フラッグを配ってる場所まで来たんだけど、な、なによ、わたしが欲しいのはこんなにちっちゃな旗じゃなくて、もっと大きいヤツよ、大きいの! ん? なになに、ハガキももらえるの? えっ? スクラッチカード? これを削って、当たりが出たらおっきな旗をもらえるの? それならさっそく削るわ! ゴシゴシっ…………。何よこのマーク。当たりなのかハズレなのかわかんないじゃない。えっ? ハズレですよって、隣の人。がっかり〜。ん〜、もう一回並んじゃおうかしら。そうよそうよ、当たるまで何度だって並んでやるわ。
2回目、ハズレ…。3回目、ハズレ…。4回目、ハズレ…。5回目、ハズレ…。6回目、7回目、8回目…………………………………………。なんで当たんないのよ〜〜〜〜〜〜!
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ウイニングランのバトンと琢磨よ。結局、バトンが3位、琢磨が4位。君が代は聞けなかったけど嬉しいわ。
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ホンダウイングのサンバイザーと、フェラーリのTシャツを着てBARホンダを応援するわたし。髭だるまは変な組み合わせだって笑ってたけど、いいのよお気に入りなんだから。 |
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そこへ、小さなホンダの応援フラッグを2本持った髭だるまがやってきたのよ。
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留美さん、ほら、欲しがってた応援フラッグ…。って、があ〜、なんだよ、いっぱいもらってるじゃないか〜。 |
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ぐすん。もう10回並んで、ちっちゃな旗は10本ももらったんだけど、ハガキで一度も当たりが出ないの。 |
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合わせて12本か、帰ったらオークションで売ろうか。 |
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あ〜ん、おっきい旗が欲しい〜〜〜〜〜。 |
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子供みたいなこと言ってないで、そろそろ帰んないと決勝が始まっちゃうよ。 |
と、そこへ小学生くらいの男の子が大きな旗を持ってやってきて、手をつないでもらっているお父さんらしき人に、こう話しかけたのよ。
子供 |
お父さん、スクラッチカード、一度で当たっちゃったね。 |
父 |
そりゃ、当たりがたくさん出るようになってるんだよ。ホンダだって、大きい旗で応援して欲しいからね。 |
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………。 |
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………。 |
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まっ、そういうこともあるよ。 |
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あの子、蹴飛ばしてやろうかしら。頭にくるったらないわ。 |
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ほらほら、もう130Rに帰るよ。デモランは観られなかったけど、決勝くらいは観ようぜ。 |
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ところでなによ、そのデモランって。 |
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ホンダの歴代F1カーに、それをドライブしたドライバーが乗って走るエキシビションさ。中嶋悟さんや鈴木亜久里さん、初代ホンダF1に乗ったジョン・サーティースさんなんかがドライブするんだよ。 |
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!! え゛っ! そんな面白そうなイベントをやってたのぉ! |
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……。だから、さっきから何度も帰ろうって言ってたでしょ…。 |
わたしって、いっつもこうなのよねぇ…。何かに、それもたいして重要でもないことに夢中になると、大切ななにかを忘れちゃうのよ。まっ、そんなっこんなで、F1日本GPレポートはこれで終わり。えっ? どこがレポートなのかですって? いいのよっ! これがわたしのレポートなのよ。それじゃまたねぇ〜。 |
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