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スペシャル・マクロ・エッセイ
留美の接写させてぇ！ |
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| いまさらながらのＦ１日本GP！れぽ〜と！ ＜前編＞ |
2004/10/28 |
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四日市付近だったと思うわ。車中からきれいな夕日をパチリ！ なんだか田島照久さんの絵みたいだわ。 |
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行って来たわよ〜！ F1日本グランプリっ！ 鈴鹿よ、鈴鹿〜。でも皆さんもご存知の通り、今年は土曜日の予選が台風に見舞われて、本選のある日曜日に延期になったのよねぇ〜。本当はさ、土曜日のフリー走行から観戦する予定だったんだけど、三日間の観戦券がもったいなかったわ〜。で、結局、土曜日の午後から横浜を出発することにしたんだけど、途中、東名高速が台風の影響でものすごいことになってきて、もしかしたら通行止めなんてことになるかもしれなかったの。でも、日頃から行ないのいい私たちだから、台風がピークになる前に東名を抜けることができたわ。四日市付近に来たときは、もう台風も通り過ぎてお日様も顔を見せてくれたの。お陰で台風一過の気持ちいい空の写真が撮れたわ。車の中からの撮影だから、余計な反射が映っちゃったけど、まあまあよね。
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上に伸ばした腕で撮ったのよ。実際のわたしの背だと、人の背中しか見えないわ。 |
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前回、鈴鹿に行って、たっくさんマクロ写真撮ってくるわ！と豪語したわりには、実はあんまり撮れなかったの…。っていうのも、すっごい人、人、人で、カメラを構える余裕もなかったし、サーキットを走る車の写真なんか、COOLPIX5200のズームレンズじゃ、とおっても無理よねぇ〜。今年は16万人が鈴鹿に集まったっていうんだから、そりゃぁもう混雑するわけよね。トイレに並ぶ人の行列なんて、もう本当にすごいんだから。トイレに行こうと思ったら、行列の末尾に行き着くまでに10分、末尾に着いてから便器とご対面するまで30分はかかるの。尿意がピークに達してからトイレに向かったら間違いなく手遅れよ。今年は「琢磨」効果で来場者数が激増するなんてことくらい、私でも予想できるんだから、もっとトイレを用意しておかなけりゃダメだっちゅうの！ トイレもそうだけど、移動そのものも大変だったわ。一緒に行った神崎さん達なんて、私と髭だるまが座った130Rから、彼らの席があるS字手前まで行くのに2時間30分もかかったとか言ってたのよ。私にとっては初めてのF1だから、もっといろんなところに行きたかったのに、髭だるまなんてトイレに行くのも諦めて、丸一日130Rのスタンド席に座ってるって言うのよ。そんなんじゃつまんないわって言ったら、髭だるまの奴、こんなこと言うのよ。「日本GPは今回で５回目だけど、前回まではパドックパスだったからなぁ…。指定席は初めてなんだよ。こんなに混雑して移動もままならないなら写真なんて撮りたくないよ」だって。ただでさえ混雑してイライラしてるのに、あったまにきたわ。ナニよ、自分のお金でパドックパスを買ったんじゃないくせにねぇ〜。
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青空にはためくホンダの応援フラッグ。なんかいい感じよねぇ〜。 |
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こうなったら、なにがなんでも琢磨に頑張ってもらわなくっちゃだわ。バトンもかっこいいから好きだけど、やっぱり日本男児に表彰台に乗ってもらいたいわ。そうでもなけりゃ、このストレスは解消できないわよ。で、そんなこんなで予選が始まったわ。ワクワクするわ。ドキドキするわ。で、琢磨はいつ走るの？ 琢磨はどこ？ BARホンダの車ってどれ？ 気がつけば何も知らないわたし…。横に座ってる髭だるまに聞くと、「あれだよアレ」。 アレって言われても、ヘルメット被ってるから顔が見えないじゃない！ こんなんじゃ琢磨だかバトンだかわからないわ。それに、琢磨の車が見えたからと思って応援しようにも、「琢磨ぁ！ ガンバ…」まで叫ぶと、もうシケインに飛び込んで見えなくなるし…。なによコレ。これがF1を生で観戦するっていうことなの〜！ ますますストレスが溜まってきたわ……って思ってたら周囲の人がいきなり立ち上がって拍手しだすのよ。ナニよ、ナニがあったっていうの？ すると髭だるまが「琢磨が暫定ポールポジションなんだよ」。えっ？ ナニ？ 暫定？ ポールポジションって一等賞ってことでしょ？ 「きゃあ〜〜〜〜〜〜〜〜！ 琢磨ぁ素敵ぃ〜〜〜〜」
と、叫んではみたものの、わたしの知らない間に一等賞になられてもなぁ…。でもまぁいいわ。一等賞だし……。えっ？ 2位に落ちた？ ええっ？ 3位？ 4位？ またわたしの知らない間に順位が変わっていく…。ぐぅ〜〜〜〜〜！ ストレスよ。ストレスが溜まるわ！ 結局、琢磨は4位。髭だるまは「多分、琢磨の車は燃料をたらふく積んでるんだよ。もしかしたら決勝はツー・ストップかもね」だって。だったら軽くして走ればいいじゃなぁ〜い。ところでツー・ストップってナニよ。えっ？ 2回ピットストップすること？ なんでわざわざピットストップなんかするのよ、燃料軽くして、そんでもって止まらずに走ればいいじゃなぁ〜い。ん？ そんなんじゃガス欠になる？ 世界一速くて最新技術がどうたらこうたら言ってるF1が、なんでガス欠なんて情けないことに悩まされてるのよ〜。なんだか腹が立ってきたわ。お願いだから琢磨、決勝では絶対に1位を走って。アゴに特徴のあるドイツ人や、若いんだか歳とってるんだかわからないブラジル人なんか、周回遅れにしてちょうだいっ！ ところで、席に座ってからずっと気になっていたものがあったのよ。あちこちのスタンドでパタパタはためいている真っ赤な旗。「HONDA
Racing？」 ホンダの応援フラッグだわっ！ きっとどっかで配っているんだわ。わたしも振りたい！ ちっちゃい旗じゃなくて、あの大きい真っ赤な旗。振って琢磨を応援したのよ〜〜〜。こうなったら、決勝がはじまる前になんとしても手に入れなければ！ わたしが振らなけりゃ、琢磨は優勝できないのよっ！
そういうわけで、次回は決勝レポートと同時に、ホンダの応援フラッグの入手に奔走するわたしの血のにじむような顛末記をお届けするわ。待っててよねっ！
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