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Tripper Next 活用術
第8回 『Tripper Next』だけで
     メディア間のコピーをしてみよう
 
1. データをすぐに欲しいって云われても・・・
   
2. 『Tripper Next』を使ったメディア間のコピー
   
3. チョットした疑問
   
   
  2005/02/23
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■データをすぐに欲しいって云われても・・・
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●ぎっくり・・・やっちゃいました
   冬本番!ウィンタースポーツ真っ盛りの季節ですね。スキークラブに所属していることもあって、滑りまくっていますよぉ!!!
 ・・・と云いたかったところなんですが、おうちで大人しくしている今日この頃です。「いやぁ、やっぱり仕事が忙しくってさぁ!」なぁんて理由なら、まだ格好良いのですが、なんとぎっくり腰。オフシーズンにちゃんとトレーニングしておけばねぇ。とほほ。
 2リットルのミネラルウォーター6本が入ったダンボールをチョット移動しようとしたときにやってしまいまして・・・。あ。ダンボールごと、って云っても、ちなみにちゃんと購入しましたからね。(笑)でも、この「チョット」が原因だったんでしょうね。無理な体勢のままで動かそうとしたので、腰に無理がきてしまいました。とほほのほ。
 毎日、接骨院に通って、ようやく楽になってきた今日この頃です。みなさんも気をつけてくださいまし。
   
●すぐに欲しいって云われても・・・ねぇ
 
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『Tripper Next』とCFカードが2枚。これだけあれば、パソコン無しで、2枚のメディア間でのデータコピーが行える。・・・はず。
 
 最近は、デジタルカメラの保有率がホントに高くなってきました。今シーズンも健康だったとき(涙)にはいそいそゲレンデに出かけていたのですが、休憩のときなどに「こっち向いて」と云われてそちらを見るとデジカメがこちらを狙ってまして。前はパソコン野郎な連中が「こっち向いて」の声の主だったのですが、近頃は女の娘もデジカメ持参で滑ることも珍しくなくなってます。

 それでチョット困ることがあるのがデータの交換。インターネットはモデムでつないでいるので、その場でデータが欲しい、っていう娘が登場したりするんですよね。わたくしだったら、メモリカードを借りて、『Tripper Next』にえいやっ、とコピーしてしまえば済みますが、女の娘全員が『Tripper Next』を持っているわけではないですし、メモリがパンパンになるまで何枚も撮影するような我々と違いますから購入を強く勧めるわけにもいきませんし、早くブロードバンド環境にしろよ、と云い放つわけにもいきませんし・・・。
 いや、でも『Tripper Next』には、CFカードにデータをコピーする機能があったなぁ。これを使ってみれば・・・。というわけで、今回は『Tripper Next』だけでCFカードから別のCFカードへのコピー、すなわちメディア間コピーをしてみましょう。
   
■『Tripper Next』を使ったメディア間のコピー
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●まずはCFカードのデータを『Tripper Next』へ
 
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まずは「クイックバックアップ」で、CFカードのデータを『Tripper Next』にコピー。
 
 『Tripper Next』を使ってCFカード同士でコピーしてみましょう(ここでは仮にCFカードAとCFカードBという名前で呼びます)。カード同士でコピーするとは云っても、『Tripper Next』にはCFカードスロットは1つしかありません。したがってカードAからカードBに単純にコピーするのは無理な話。そこで、まずは、コピー元のCFカードAのデータを『Tripper Next』にコピーします。

  一番簡単な方法は「クイックバックアップ」を選択してCFカードのデータを『Tripper Next』にコピーしちゃう方法です。『Tripper Next』に記録されるフォルダ名を任意に指定したいなら「バックアップ」メニューを使いましょう。これは、本連載の「第4回 CFカードからTripper Nextに、デジカメ画像を出先でコピー」で詳しく紹介していますので、こちらもご参照くださいね。
   
●そしてもう1枚のCFカードBへデータをコピー
 
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「CFへコピー」を選択して、コピーしたいフォルダを指定する。「フォルダの選択」の隣のアイコンが「1L」になっていないと1行ごとに移動しないので注意。(そんなので焦るのはわたくしだけ???)
 
コピーが完了したら、CFカードをBに入れ換えます。そして、メニューの中から「CFへコピー」を選択します。CFへのコピーは、バックアップしたときのフォルダごとCFへコピーされます。したがって、先ほどバックアップしたフォルダ名を選択すれば良いわけです。

 えっ。クイックバックアップを選択したからフォルダ名が分からない、ですか?クイックバックアップでは、日付を元にしたフォルダ名が自動的に付けられますから、今日の日付、例えば、2005年の2月22日にクイックバックアップしたら「050222.001」といったフォルダ名になっています。詳しくは、添付CD-ROMに収録されているマニュアルのPDFに書かれていますので、こちらをよく読んでください。

 あ、それと、フォルダの選択をしていくときに目的のフォルダの横に手のアイコンが移動しないっっ、と焦ってしまう方が居るようです。これは、フォルダの移動単位が1行ごとになっていないからです。画面の「フォルダの選択」の隣に「5P」とか「1L」とか書いてあるアイコンがありますよね。これがフォルダの移動単位を表しているアイコンです。十字キーの右矢印を押して「1L」になるようにすれば、手のアイコンが1行ごとに移動していって目的のフォルダの横に表示されるようになるはずです。・・・って、これ、わたくしが久々に操作して焦ったことなんですけれど。(汗)
 そして、フォルダを指定したら、コピーが開始されます。あとはしばらく待って「コピー終了」のメッセージが画面に表示されたら作業は完了です。

 
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2つのCFカードのフォルダをパソコンでチェック。ちゃんと同じフォルダ構造になっている。もちろん、画像もちゃんとコピーされている。
 さて、2つのCFカードをパソコンで比べてみましょう。『Tripper Next』にコピーするときに指定した「050222.001」といったフォルダがCFカードBの中にコピーされるのではなく、ちゃんとフォルダ構造もカードAと同じになってコピーされています。そして・・・、ちゃんと画像も見られますね。良かった、良かった。
   
■チョットした疑問
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●すでにデータが入っている場合はどうなるの?
 
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既存のデータを消されてしまうのが心配な場合は、CFカードへのコピーの際に「スキップ」を選んでおく。ただ、2枚のCFカードが同じ機種のデジタルカメラで撮影した場合は、フォルダ名、ファイル名が同じになってしまってコピーできないことがあるかも・・・。
 
 先ほどは、空っぽのCFカードを用意してデータのコピーを行いました。しかし、冒頭のケースのように、コピー先にすでにデータが入っていることも多くあります。というか、空っぽのCFカードを用意できるときの方が珍しいですよね。

 さて、このように『Tripper Next』からCFカードにコピーするときに、すでにCFカードに入っているデータはどうなるのでしょうか。CFカードのデータを消去してコピーするわけではないので、元のデータはちゃんと残ったままです。心配はいりません。心配な場合は、CFカードからコピーを実行するときに、同名ファイルがあった場合にスキップするか上書きするかメッセージが表示されますから、「スキップ」を選ぶようにすれば良いでしょう。
 ただ、デジタルカメラで使っている場合は、画像のファイル名が同じになってしまっていることもあります。通常の機種ではCFカードの中に「DCIM」というフォルダの中にさらに機種固有のフォルダを作成して画像データを保存していきます。したがって、機種が違えばフォルダが違うので、名前が重ならずにコピーできるのですが、完全に同じ機種であったりするとフォルダ名やファイル名が重なってしまい、コピーできない場合もあるかもしれません。デジタルカメラ側で記録するフォルダ名を変更できる機種もあると思いますが、すでに撮影したもののフォルダ名を変更できるようになっている機種ばかりではないですものねぇ。CFカードへコピーするときにもフォルダ名を指定できるようになっているとさらに便利なんですが・・・。次機種では、こんな機能の追加はどうでしょう、飛鳥さん。でも、こんなニーズはなかなか無いのかも。(汗)

   
●メディアの容量が違う場合はどうなるの?
 
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『Tripper Next』からデータをコピーしたとき、CFカードの空き容量がなくなるとエラーメッセージが表示されて、コピーはこの段階で終了となる。
 
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「CF 領域情報」でCFカードの使用領域や空き容量をチェックできる。コピー前には、実行して確認しておいた方が良い
 
 また、容量の小さいメディアにコピーしたらどうなるのでしょうか。同じ容量のCFカード同士でコピーできるケースであるとは限りませんし、空き容量が同じなんてことはないですもね。
 まず、容量が違うCFカード同士でも問題なくコピーは可能です。よく考えてみれば、CFカード同士は関係なくて、CFカードと『Tripper Next』との問題ですものね。

 では、『Tripper Next』からコピーしたいデータが、CFカードの空き容量が大きかったらどうなるでしょう。これは、まずは『Tripper Next』からCFカードにどんどこデータのコピーが行われます。そしてCFカードの空き容量が無くなった時点で、「CFに必要な空き容量がありません」というメッセージを表示してコピーを終了します。

 しかし、残念ながら、どのデータがCFカードにコピーされたかというのは、『Tripper Next』単体ではチェックの方法がないんですね。その代わりといってはなんですが、『Tripper Next』には、CFカードの空き容量の状態をチェックできるコマンドも用意されています。「CF 領域情報」というのがそれです。これを実行すると『Tripper Next』にセットしているCFカードの使用領域と空き容量が分かるようになっています。CFカードにコピーする前に、このコマンドを実行して、空き容量が充分あるかどうかを確認しておくと良いでしょう。これも、任意のファイルだけ選択してコピーできるといいんですが・・・。これもニーズは少ないですかねぇ、飛鳥さん。

 この技をうまく使えば、パソコンが無い外出先でも画像データを渡すことができますね。今まではCD-Rに焼いて郵送とかしていたものなぁ。なんて非効率なことしていたんでしょ。むぅ。使い方次第で便利さがどんどん増していく『Tripper Next』。

 一度、ぜひ使ってみてください。

   
 
 
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