えっ。クイックバックアップを選択したからフォルダ名が分からない、ですか?クイックバックアップでは、日付を元にしたフォルダ名が自動的に付けられますから、今日の日付、例えば、2005年の2月22日にクイックバックアップしたら「050222.001」といったフォルダ名になっています。詳しくは、添付CD-ROMに収録されているマニュアルのPDFに書かれていますので、こちらをよく読んでください。
あ、それと、フォルダの選択をしていくときに目的のフォルダの横に手のアイコンが移動しないっっ、と焦ってしまう方が居るようです。これは、フォルダの移動単位が1行ごとになっていないからです。画面の「フォルダの選択」の隣に「5P」とか「1L」とか書いてあるアイコンがありますよね。これがフォルダの移動単位を表しているアイコンです。十字キーの右矢印を押して「1L」になるようにすれば、手のアイコンが1行ごとに移動していって目的のフォルダの横に表示されるようになるはずです。・・・って、これ、わたくしが久々に操作して焦ったことなんですけれど。(汗) そして、フォルダを指定したら、コピーが開始されます。あとはしばらく待って「コピー終了」のメッセージが画面に表示されたら作業は完了です。
さて、このように『Tripper Next』からCFカードにコピーするときに、すでにCFカードに入っているデータはどうなるのでしょうか。CFカードのデータを消去してコピーするわけではないので、元のデータはちゃんと残ったままです。心配はいりません。心配な場合は、CFカードからコピーを実行するときに、同名ファイルがあった場合にスキップするか上書きするかメッセージが表示されますから、「スキップ」を選ぶようにすれば良いでしょう。 ただ、デジタルカメラで使っている場合は、画像のファイル名が同じになってしまっていることもあります。通常の機種ではCFカードの中に「DCIM」というフォルダの中にさらに機種固有のフォルダを作成して画像データを保存していきます。したがって、機種が違えばフォルダが違うので、名前が重ならずにコピーできるのですが、完全に同じ機種であったりするとフォルダ名やファイル名が重なってしまい、コピーできない場合もあるかもしれません。デジタルカメラ側で記録するフォルダ名を変更できる機種もあると思いますが、すでに撮影したもののフォルダ名を変更できるようになっている機種ばかりではないですものねぇ。CFカードへコピーするときにもフォルダ名を指定できるようになっているとさらに便利なんですが・・・。次機種では、こんな機能の追加はどうでしょう、飛鳥さん。でも、こんなニーズはなかなか無いのかも。(汗)
では、『Tripper Next』からコピーしたいデータが、CFカードの空き容量が大きかったらどうなるでしょう。これは、まずは『Tripper Next』からCFカードにどんどこデータのコピーが行われます。そしてCFカードの空き容量が無くなった時点で、「CFに必要な空き容量がありません」というメッセージを表示してコピーを終了します。
しかし、残念ながら、どのデータがCFカードにコピーされたかというのは、『Tripper Next』単体ではチェックの方法がないんですね。その代わりといってはなんですが、『Tripper Next』には、CFカードの空き容量の状態をチェックできるコマンドも用意されています。「CF 領域情報」というのがそれです。これを実行すると『Tripper Next』にセットしているCFカードの使用領域と空き容量が分かるようになっています。CFカードにコピーする前に、このコマンドを実行して、空き容量が充分あるかどうかを確認しておくと良いでしょう。これも、任意のファイルだけ選択してコピーできるといいんですが・・・。これもニーズは少ないですかねぇ、飛鳥さん。
この技をうまく使えば、パソコンが無い外出先でも画像データを渡すことができますね。今まではCD-Rに焼いて郵送とかしていたものなぁ。なんて非効率なことしていたんでしょ。むぅ。使い方次第で便利さがどんどん増していく『Tripper Next』。
一度、ぜひ使ってみてください。