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Tripper Next 活用術
第4回 CFカードからTripper Nextに、
     デジカメ画像を出先でコピー
 
1. 今回はCFカードからのファイルコピーをチェック
   
2. バックアップとフォルダ名の指定について
   
3. バックアップ作業中の進行状況がバー表示で分かる
   
   
  2004/08/25
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■今回はCFカードからのファイルコピーをチェック
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●寝不足ですかぁ?
   オリンピックたけなわ。しかも連日の日本代表選手の金メダルラッシュに熱い観戦を送って寝不足の方もいらっしゃるのではないでしょうか。熱いといえば、デジカメ市場もますます熱くなってきているようですよ。特に、俗にデジ一眼と呼ばれる一眼レフタイプのデジタルカメラ市場はキヤノンから820万画素デジタル一眼レフカメラ『EOS 20D』が発表されたりして、ますますシェア争いじゃ混迷を深めていく模様。9月末に発売だそうですが、待ちきれずにうずうずしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。あ、『Tripper Next』の到着を待ちきれずにうずうずしている方もいらっしゃるようで…。飛鳥さんでも頑張っているようですので、もうしばらくだけお待ちくださいまし。
 
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まずは、『Tripper Next』の基本である、CFカードから『Tripper Next』へのファイルコピーをチェック。
 さて、今回の『Tripper Next』活用術は、CFカードから『Tripper Next』へのコピーを中心にチェックしていくことにしましょう。
   
■バックアップとフォルダ名の指定について
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●CFカードのデータを『Tripper Next』へ…
 

 Tripperシリーズでは、CDカードからTripperへのファイルコピーを「バックアップ」と呼んでいます。このバックアップ方法は「クイックバックアップ」と通常の「バックアップ」の2つ。両者の違いは、フォルダ名を指定できるかどうかの違いです。クイックバックアップは『Tripper Next』が自動的にフォルダ名を決めてしまいますが、バックアップは自分でフォルダ名を決定できます。このあたりの操作方法は、今までのTripperシリーズと変わりありません。

 ちなみに、CFカードにファイルを残して『Tripper Next』にファイルをコピーするバックアップの他に、CFカードのファイルを『Tripper Next』に移動させてしまってCFカードの空き容量を増やしてしまうという「HDDに移動」というコマンドも用意されています。デジカメにCFカードを戻してフォーマットやファイルを削除する…、なんて作業をしなくても、CFカードをデジカメにセットすればすぐに充分な空き容量で撮影ができるというわけです。せっかちなヒトにお勧めの方法ですね。ただし、HDDに移動を実行すると、CFカードのフォルダ構造などもすべて削除してしまいます。つまり、CFカードをフォーマットしたときと同じような状態になってしまうわけです。したがって、CFカードやマイクロドライブのフォーマットをデジカメ以外で行なうと撮影に支障が来してしまうような機種ではお勧めできませんので、デジカメのマニュアルを良く読んでHDDに移動を実行してくださいね。

   
●フォルダ名の制限について
 
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十字キーをうまく使うことで数字やアルファベット、そして記号を入力することができるようになっている。
 
フォルダ名についてチョット詳しく触れておきましょう。
フォルダ名は、クイックバックアップを選択したときには西暦の下2桁に日付を4桁にして組み合わせたものに、拡張子としてその日に行ったバックアップの回数が設定されます。例えば、2004年8月25日の3回目にクイックバックアップをしたときには、「040825.003」というフォルダ名が自動的にできあがるというわけです。
 そして、バックアップを選択したときには、「0」〜「9」までの数字と「A」〜「Z」までのアルファベット、そして「 ~ } { _ ^ @ - ) ( ' & % $ # 」といった記号と半角スペースをフォルダ名として用いることができます。ちなみに、クイックバックアップでは「6文字」+「3文字」になっていますが、「8文字」+「3文字」まで設定することができます。

 ところで、キーボードもないのにどうやって自由にフォルダ名を設定できるの?、と思うかもしれません。これは、十字キーを駆使して文字を設定します。通常の「バックアップ」では、メニューから「バックアップ」を選んだあと、任意のフォルダ名を指定するように液晶パネルに表示されるわけですが、このときに十字キーの「▲」または「▼」を押すことによって文字を変更することができます。「▲」を1回押すごとに「0」だった文字が「1」「2」「3」…と徐々に増えていき、「9」までいったら次は「A」「B」「C」…、とアルファベットが選べるようになるという具合です。ちょうど携帯電話でメールを作成するときに、ダイアルボタンの「1」を何回も押すことによって「あ」「い」「う」と入力文字が変わっていくのと同じですね。『Tripper Next』では、「▼」を押すことによって逆方向にも文字を変えられます。携帯電話のように「あ、入力したい文字を通り越しちゃったから、また何回も何回もボタンをおさなくちゃ…(涙)」というようなことはありませんから楽ですね。
 ちなみに、日本語に対応している『Tripper Next』ですが、残念ながらフォルダ名に日本語の漢字やひらがな、カタカナを指定することはできません。

   
●複数のデジカメ保有者のためのフォルダ名テクニック
 
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バックアップ項目でフォルダ名を指定する画面では、すでにクイックバックアップを実行したときと同じ法則でフォルダ名が表示されている。
 
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2文字だけ変更して、あとは「実行」を選択する。これだけでも随分、画像のフォルダ管理は効率よく行えるようになった。
 
わたくし、以前は断然クイックバックアップ派で、バックアップはほとんど使わないヒトでございました。「以前は」というのは、最近は事情が変わってきて、通常のバックアップを多用するようになったからです。その最大の原因は複数のデジカメを使うようになったことにあります。
 それとフォルダ名とどういう関係があるの、と思われるかもしれませんが、何せ短気なもんで、『Tripper Next』をパソコンに接続して画像整理やレタッチなどを行うときに、フォルダ名を見ただけでどのデジカメで撮影したか分からないとイライラしちゃってきていたんですよね。それは精神衛生上良くないなぁ、ということでフォルダ名を任意に指定してバックアップしようと決意したわけです。

 とはいえ、わたくしも最初は、9文字とか11文字とかフォルダ名を付けるなんて面倒だなぁ、と思っていたんですよ。キーボードでフォルダ名を指定できるわけではありませんし。けれども、バックアップを選んでみると、何もないところにフォルダ名を付けていくわけではなく、すでに最初にクイックバックアップと同じフォルダ名が表示されるようになっていたんです。ここでフォルダ名を変更せずに「実行」を選択すればクイックバックアップと同じ作業をしたのと同じになるわけですね。このとき、表示されているフォルダ名は「6文字」+「3文字」。そして、設定できるのは「8文字」+「3文字」ですから、空いている2文字に自分が識別できるような文字を追加してバックアップを実行すればいいじゃん、と思いついたわけです。例えば、「040825 .003」と表示されているのを「040825CA.003」と変更するという具合ですね。ちなみに、わたくしはデジカメのメーカによって、この2文字をCAとかNIとかOLなどにしてバックアップしています。1文字でも良いんでしょうが、手持ちのデジカメはキヤノンとカシオがあるもんで…。って、どっちもCAなので、さらに工夫していますケド。(笑)

 バックアップ時は、クイックバックアップに比べて少し面倒な感じがするかもしれませんが、慣れてしまうと苦痛というほどではないです。それよりも、これだけの違いですが随分パソコンでの作業効率は上がりましたよ。複数のデジカメをお持ちの方はお試ししてみては如何でしょうか。
あ、1文字だけ追加したいときに「040825C .003」というのは設定可能ですが、「040825 C.003」というように半角を間に入れて設定することはできないので、注意してください。

   
■バックアップ作業中の進行状況がバー表示で分かる
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●バックアップが高速化
   他には、バックアップ時間が速くなりました。とはいえ、実際に使っている上では劇的に変わったなぁ、という感じはしないのですが。けれども、『Tripper Plus』で大容量のデータをバックアップしたときには結構イライラしていましたが、『Tripper Next』ではイライラし始める前に完了するようになりましたから、人間の感覚で分かるくらいに高速化されているということですよね。
ちなみに、こちらに細かいデータがあるので、ぜひご覧になってください。
   
●ファイル個別と全体の両方の進捗状況が分かる
 
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バックアップ作業中の進行状況が、感覚的に把握しやすいバー表示に変更された。上がファイル個別の進捗状況で、下は全体の進捗状況を表示している。
 
 そして、バックアップ時に変わったことのもう1つが画面表示です。特に進捗状況に関する表示は大きく変わりました。
 『Tripper Plus』までは、進捗状況が数字で%表示されていました。これだと感覚的に分かりにくかったのと、ファイル個別の進捗状況しか表示されなかったので、「うー、いつ終わるんだろう…。」なんてイライラすることがしばしばありました。しかし、『Tripper Next』では、ファイル個別と全体の両方の進捗状況が表示されるようになり、バックアップ作業があとどれくらいかかるかも分かるようになりました。しかも、進捗状況は、数字による%表示ではなく、視認性の良いバー形式のインジケータによって表示されるようになりました。この表示によって、バックアップ時のイライラはほとんどなくなりましたねぇ。もっとも、イライラ解消は高速化による恩恵の方が大きいかもしれませんが…。
   
●こまめなバックアップ派に便利なフォルダ削除機能
 

 もう1つ、新たに加わった機能に『Tripper Next』の中の任意のフォルダをデータごと消去する「フォルダ削除」機能が追加されました。これ、結構役に立っています。というのも、わたくしは、こまめに『Tripper Next』にバックアップする方なので、無駄なフォルダが多くできてしまっていたんです。つまり、CFカードが30%のとき、50%のとき、80%のとき、そして満タンになってから、といった感じですね。しかし、この例くらいの枚数を撮影してからのバックアップばかりとは限りません。5枚くらいだけ撮影してバックアップ、なんてこともあるわけです。バックアップしなきゃいいじゃない、とおっしゃるかもしれませんが、仕事絡みの写真だと、やっぱり念のためにバックアップしておく必要がありますから、無駄なフォルダができてしまうわけです。しかし、このフォルダ削除機能を使えば、パソコンに接続することなく『Tripper Next』単体で、データのほとんどが重なって無駄なフォルダを削除することができるというわけです。以前は、パソコンで整理しているときに、「あー、無駄なフォルダが多いなぁ…。」とフォルダを削除する時間を割いてイライラしていましたが、『Tripper Next』になってからはだいぶ少なくなくなりました。イライラが軽減されているわけですから、これも精神衛生上良くなったことの1つですね。ひとつだけ注意点ですが、本当は大切なフォルダを誤って消してしまわないように・・ね。

 『Tripper Next』の基本である、CFカードから『Tripper Next』へのファイルコピーのレビューは如何でしたでしょうか。次回は、パスワードなどのセキュアな機能についてレビューする予定です。お楽しみに!

   
 
 
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