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Tripper Next 活用術
第3回 『Tripper Next』のファーストインプレッション
 
1. うおー、届きましたぞー
   
2. 付属品などを再チェック!
   
3. 『Tripper Next』のファーストインプレッション
   
4. ハードディスクのチェックをしてみる
   
  2004/08/11
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■うおー、届きましたぞー
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●暑いですねー
   いやぁ、今年の夏は暑いですねぇ。まぁ、夏なのになんだか寒いぞ、というような天候よりはマシなんですけれどもね。それにしても脳みそがとろけてしまいそうな暑さには参ってしまいます。この暑さを残しておこうといろいろ写真を撮ってみるんですが、撮影した写真からはどうも今ヒトツ暑さが伝わってこないというか…。暑さを画像で伝えるってなかなかできないんですよねぇ。え、撮影の腕がイマイチだからじゃないかって…。そうかもしれませぬ…。
   
●ようやく到着しましたぁ
 
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ようやく届いた『Tripper Next』。待ってましたよー。
 
 そんな暑さの中、ようやく届きました、『Tripper Next』。ホントにようやくでしたので、まだ全然使い込んでおりません。というか、ほとんど触っている時間もありませんでした。(汗)
ということで、今回はレビューというよりは、ファーストインプレッション的に『Tripper Next』を紹介していくことにしましょう。
   
■付属品などを再チェック!
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●便利なキャリングケース
 
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外付けバッテリーやAC電源アダプターも一緒に持ち運びができるように。色が黒だったらもっと嬉しかったのだが…。でも贅沢なお願いですかね。
 
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ベルトに固定できるように、背面にはバンドが装備されている。ちなみに、筆者はサスペンダー派なので恩恵は受けられない…。
 ではさっそく『Tripper Next』を触ってくれ…、と思っていらっしゃる方も多いと思いますが、焦らない、焦らない。付属品などのチェックを先にしておきましょう。


 添付品で、まず目につくのがキャリングケース。ファスナーで閉める箇所に本体を収納し、マジックテープでカバーを閉じる箇所に外付けバッテリーとAC電源アダプターが収納するタイプで、これは今までのTripperシリーズと共通のようです。外出中に、あれっ、バッテリーは?!、電源アダプターは?!…、なんてカバンの中をゴソゴソと探る必要がなくなるので便利なんですよね。キャリングケースの背面には、ベルトに固定できるバンドが装備されているので撮影旅行のときにもさりげなく携帯することも可能になっています。


 ひとつだけ注文をつけるとすれば色ですかね。このキャリングケースの色は、今までと同じブルー。できればボディーのカラーと合わせて黒だったら嬉しかったんですが…。

   
●小さいAC電源アダプター
 
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AC電源アダプターのアダプター部分は小さめなので、すでに挿さっている機器の電源コンセントと干渉することはないはず。
アダプター部分は小さめなので、ほとんどの電源コンセントに挿せ、しかも隣のコンセントと干渉することはないと思うのですが、アダプター部から直接電源コンセントに挿すタイプなので、旅行が多い人は、短めの延長電源コードを持っていくと心配がないかもしれません。
   
●マニュアルのデザインが少しだけ変更
 
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どうしても心配な場合は、短い延長電源コードを持っていくと良い。が、筆者は未だに使ったことはない…。
 
 他には、USB2.0ケーブルとA3サイズのクイックスタートガイド、セットアップCD-ROMが添付されています。セットアップCD-ROMには、ドライバ、『Tripper Next』やCFカードスロットからメモリカードをパソコンから脱着する時に使用するトリッパーツール、そしてマニュアルが同梱されています。ちなみに、マニュアルはPDF形式です。使い始めるまでの操作は、クイックスタートガイドを見ながらも行えますが、念のためマニュアルを読んでから作業をすることをお勧めします。できれば、第2章の電源を切る箇所まで読んでおいて、初期設定の流れを把握してから作業すると良いでしょうね。クイックスタートガイドは、確認のためにかたわらに置いて作業する、という感じ使うと良いでしょう。
 このUSB2.0ケーブルとA3サイズのクイックスタートガイド、セットアップCD-ROM、そしてCD-ROMに納められているツールやマニュアルは、『Tripper Plus』とほとんど変化はないようです。敢えていうとマニュアルのデザインがほんの少し変わっていました。『Tripper Plus』では、ヘッダやフッター(ページの一番上と一番下)のデザインが、見開きの本と同じように1ページごとに変わっていたのですが、『Tripper Next』では統一のデザインになりました。基本的には、印刷せずにパソコンの画面で見ていくことが多いので、ページを変えるごとにデザインが変わったりしないので落ち着いて読める感じがします。
   
●外付けバッテリーは…
 

 ちなみに、キャリングケース解説の際、話に出てきた外付けバッテリーは別売になっています。これは、『Tripper Plus』の外付けバッテリーと共用できるため、買い換えユーザーが余計な出費をしないように標準添付されていないようですね。しかし、もし『Tripper Next』がTripperシリーズの中で初めて購入するというのであれば、別売オプションでの購入の検討をしてみてください。特に、マイクロドライブを使う方は、是非購入することをお勧めします。マイクロドライブは、CFカードから画像をコピーするよりも電池の消費が激しいですからね。

   
■『Tripper Next』のファーストインプレッション
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●カラーが精悍なブラックに
   さて、それではいよいよ『Tripper Next』本体に目を移していきましょう。
 まずは、外観の印象から。
 この連載でも何度か話題に出ていますが、ボディカラーは、今までのメタリック調の淡いカラーからブラックに変更されています。キリッと引き締まった感じで、今までよりも少し小さめに感じられたりします。ちなみに、サイズは今までのTripperシリーズと変わりありませんけれどね。高級一眼レフカメラでは高級感をかもし出すために、家屋の外壁のように細かい凹凸を施すシボと呼ばれる表面加工を施すことが多いのですが、『Tripper Next』のボディにはそのような表面加工はされていません。どちらかというと「ツルツル」といった感じの方が良いかもしれません。しかし、かといって安物っぽい感じもしないんですね、これが。これは、ボディーに書かれた「PORTABLE STORAGE SYSTEM TRIPPER NEXT」という白い文字をはじめ、液晶パネル周りや円形の操作ボタンのシルバーが、アクセントとして効いているからかもしれません。ちなみに、光沢がありすぎて、昨今の携帯電話のようにやたらと指紋がついてしまって汚く見えてしまう、といったこともありません。なんだか持ち運んだり、黒いデジタルカメラのかたわらに置いても、ちょうどよい感じのブラックなんですな。今までのメタリック調もイイ感じだと思っていたのですが、このブラックがTripperシリーズにはふさわしいのかなぁ、なんて思ったりしてしまいました。
   
●ボタンなどの感触も良好
 
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大型で見やすい液晶パネル。とても見やすいが、バックライトは装備されていないので、暗いところでの操作は懐中電灯など他の光源が必要かも。
 
 その他の外観は、今までの『Tripper Plus』と変わりません。中央の液晶パネルが見えるように置いた時、奥の側面に電源スイッチ、手前の側面にUSB2.0コネクタと電源コネクタが、そして左の側面にCFカードスロットと取り出しボタンが配置されています。電源スイッチは、横にスライドさせた時に電源がオン、またはオフになるしくみのもの。スライドのストロークが少し長めなので、キャリングケースやカバンの中で誤って電源がオンになることはないでしょう。操作ボタンは、十時キーとENTERキーの2つ。どちらもカチッと操作したことが分かるくらいのクリック感があるので、ちゃんと押されたのかなぁ、なんて、操作にイライラすることはないはずです。
液晶パネルも今までと同様、大型で見やすいものが採用されています。もちろん、日本語対応で、メニューも漢字を使った分かりやすいものになっています。表示濃度の調整もできるようになっています。敢えて難をいうと、今までと同様、『Tripper Next』の液晶パネルにもバックライトは装備されていないので、暗めのところでの操作が多いヒトにはつらいかもしれません。バッテリーの保ちと相反してしまうので難しいところですが、どこかのボタンを押している間だけバックライトが点灯するようになっていたらさらに嬉しかったのに…、と思いました。
   
■ハードディスクのチェックをしてみる
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●進捗状況を%表示してくれるようになった
 
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進捗状況が%表示されるので、『Tripper Plus』などに比べて不安感が少ない。うっかり撮影を忘れて作業をしてしまったので、マニュアルのPDFをキャプチャした。いやはや申し訳ない。
 
 では『Tripper Next』の電源をオンにして、ハードディスクのチェックをしてみることにしましょう。前述しましたが、実際に作業するときには、念のためにマニュアルの第2章の最初の部分である電源を切る箇所まで読んでおくようにしましょうね。
AC電源アダプターを『Tripper Next』に接続して、電源スイッチを横にスライドさせて電源を入れます。すると、POWERランプが緑色に点灯して液晶パネルにTripperのロゴが表示され、電源が入ったことが分かります。
 電源が入ると液晶パネルに表示されていたTripperのロゴはすぐに消えて、代わりに「ご購入ありがとうございます」といったメッセージが表示されます。ハードディスクのチェック作業に進むには、ENTERキーを押せば良いのですが、ありがとうございますの他にもAC電源アダプターを接続しているかといったようなメッセージ画面がいくつか用意されているので、何回かENTERキーを押す必要があります。『Tripper Plus』では、1回ENTERキーを押せばハードディスクのチェックに進みましたから、ここは少し変更されていますね。
 何回かENTERキーを押すと、「HDD内の初期状態を確認します」というメッセージが出てきますので、これにENTERキーを押して答えればハードディスクのチェックが開始され、ACCESSランプを点灯し、ホンの少しボディを振動させながらチェック作業を進めていきます。
『Tripper Plus』では、画面が固定されたまま淡々と作業が進んでいき、ちょっと不安に感じてしまうところもありましたが、『Tripper Next』では、チェックの進捗状況が%で表示されるようになりました。なにしろ、40GBタイプだとチェックには30分以上かかりますからね。ACCESSランプが点滅しているから大丈夫なんだろうなー、なんてチラチラ気にしていたのに比べると精神衛生上格段に向上したと云えるでしょう。
   
●HDDの状態を確認する
 
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「HDD領域情報」を実行すれば、空き容量の確認ができる。パソコンに接続しなくても空き容量が分かるのは嬉しい。
 
 液晶パネルに「確認終了」が表示されたらハードディスクのチェックは終了です。続いて、日時設定をすれば、『Tripper Next』が使えるようになります。
ではここで、『Tripper Next』HDDの状態を確認してみましょう。メニューの中に「HDD領域情報」という項目があるので、十時キーで選択してENTERキーを押すだけです。すると、『Tripper Next』のハードディスクが動き出してホンの少し時間をおいてからハードディスクの使用領域の容量と空き領域の容量が液晶パネルに表示されます。充分に空き容量が確保した状態でないと『Tripper Next』にバックアップできませんから、たまにこの機能を実行して空き容量をチェックするようにしましょう。

 今回は触っている時間も少なかったので『Tripper Next』のファーストインプレッションを紹介しました。次回は、もう少し使い込んだ使用記を紹介していきます。

   
 
 
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