3.
USB1.1 19分36秒98 USB2.0 1分54秒28
参考・CPU:Athlon2000+ HDD:120GB/7200rpm/2MBキャッシュ(Maxtor製)
と、もの凄い差でUSB2.0の勝利でした。もう、体感で比べてとかそういう問題ではないですね。最初、USB2.0でコピーをしたときには、壊れちゃってコピーを中断してしまったのかと思ったくらいです。もちろん、パソコンの環境などによっては、USB1.1ももう少し速かったり、あるいはUSB2.0でももう少し遅かったりするのかもしれませんが…、それでも圧倒的に違いますものねぇ。
<グラフ>
いやぁ、ここまで圧倒的な差が出てしまうとは。一度USB2.0を体感してしまうと、もうやめられませんぜ。(※テスト結果は当社調べ。速度結果はパソコン環境によって異なります。)
ということで、USB2.0の力は偉大でした。もし、USB1.1で運用している方がいらっしゃいましたら、ぜひぜひUSB2.0での運用に切り換えてくださいまし。ホント、おすすめです。え、パソコンを買い換える予算はない、ですって? いえいえ、USB2.0ホストアダプタをパソコンに追加すれば、すぐにでもUSB2.0の高速コピーが体験できます。ちゃあんと、『Tripper Plus』の飛鳥さんでもUSB2.0ホストアダプタをお取り扱いしてくれていますので、こちらをお使いになると良いと思いますよ。デスクトップパソコンだけでなく、PCカードタイプも用意されていますから、まずはホームページでチェックしてくださいまし。
ところで、『Tripper Plus』のような周辺機器とパソコンとを接続する方法はどのようなものがあるのでしょうか。ここでは、周辺機器とパソコンの接続規格について発生した順に簡単に整理してみましょう。 Windowsが一般的になってきたころに主流だった規格は、SCSI(スカジー)という規格でした。SCSIは、比較的高速にデータ転送をおこなうことが可能ですが、接続した周辺機器ごとにIDナンバーと呼ばれる番号を設定しなければならず、設置して動作させるまでが意外に面倒なものでした。例えば、接続していたパソコンから、他のパソコンに接続を変えた場合、他の周辺機器とIDナンバーが重複したりすると、その周辺機器をパソコンが認識してくれなかったり、場合によってはWindowsが起動しなかったり、ということが起こっていたからです。しかも、機器を認識させるには、パソコンを再起動させなければならなかったので、気軽に機器の接続を変更させる、ということもしにくかったんですね。 そして、このSCSIの欠点を補って、そしてもっと便利な方法で周辺機器とパソコンを接続してしまおう、という意図で制定された接続規格がIEEE1394(FireWireとかiLinkと呼ばれることもあります)とUSBという規格です。どちらも、IDナンバーのような設定を必要とせず、しかもパソコンを再起動させることなく、接続した周辺機器をWindowsに認識させることが可能になっています。 この2つの規格のうち、ハードディスクに採用されるものは、IEEE1394の方が若干多めでした。というのも、USB規格はデータ転送速度が遅かったためです。そのため、USB規格はプリンタやスキャナといった機器で使用する分には問題がなくても、ハードディスクのように大量にデータを転送するには若干不向きといえるような規格だったのです。